表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ヤンキーJKが見つけた福祉への道  作者: 百合香


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

9/18

お手伝いする事とやってあげる事。

 

スーパーコトブキの店内で考え事を私はしている。


 最近分かった事がある。あの青年は買いだめをしている。3日おきにきて、大量に食料を買い込んでいる。そして、観察した結果、どうやらメモを見ながら買い物をしている。


 そして、上から順にカゴの中に商品を入れてるらしい、なるほど、それで効率が悪くなってるのかと1人で悟った。


 あのヘルプマークの青年がやってきた。

よし!!っと私は心に決めた、今日は話かけてやらぁ。お手伝いなんて、、喧嘩と比べりゃー楽勝やろ。。


 あの青年が買い物カゴを持った。


 よしゃ!!


 「あ。。ぁの。。何かお手伝いできることありますか??」


 やばい!顔が赤くなるメチャクチャ、ハズイ!


 「あ。。いえ、、大丈夫です。」


 「いやいやいや、遠慮なさらずとも。。」


 青年は表情を作るのが苦手なのか、口をパクパクさせた。

 うーーーん、じれったい!私がせっかく力になるっつってんのに。


 「えっとメモ見せろ!!‥‥‥あ。ください。」


 青年は。メモを見せてきた。


 「なになに。。よっしゃ」


 一目散に私は走りだし。書いてる物をかたっぱしから買い物カゴに押し込んでいった!ふふふ。どうだ!私なんてパシリはした事はないが、お前のためにパシってんだ!感謝しろよ!ふふふふ


 「では!レジに!いくぞ!‥‥あ!行きましょう!」


 会計はいつもピッタリの2600円だ!


 青年がモタモタと財布の小銭を探していた。


 「貸して!!あ!!貸してください!」


 青年の財布を奪い。。小銭を全部ジャラジャラと釣り銭トレイにいれ、600円をとった。


 そして、きれいに戻し、青年に渡した。


 「ありがとうございました!」


 これまでにないくらいの、笑顔をした!!

 完璧じゃない?お手伝い!!


 「麗花ちゃん。。」


 あ。。バカな店長。。お!これは褒められるのか?


 「麗花ちゃん!とても素晴らしい事をしたね。」


 ふふふーんそうだろ?、そうだろ?


 「でもあのやり方は駄目だよ!!」


 は?


 「あのね!麗花ちゃん。やってあげるのと、

お手伝いをするのは違うんだよ?」


??


 「あの青年、本田陸君っていうんだけどね。彼は社会に出るために。毎日訓練をしてるんだ。買い物を1人で行ってみたり、お金の計算を頑張ってやったり、作業所で一生懸命仕事をして、なんとか社会で通用する人間になるために、日々努力をしてるんだよ。」


 あ。。。そうか。。


 「今日、麗花ちゃんが行ったのは全部やってあげるだよ。。お手伝いというのは、やってあげるんじゃないんだよ。寄り添って一緒にやってあげる事が大事なんだよ。まず買い物のメモを見てたら、持ってきてあげるんじゃなくて!一緒に探すんだよ!導いてあげるんだよ!、、お金が出すのに手間取ってたら、出してあげるんじゃなくて!一緒になってお金を数えてあげるんだよ。。」


 ぁあぁ。そうかぁ。。。。


 「お手伝いをするのは、とても難しい事なんだ。。でも、僕は嬉しかったよ、麗花ちゃんが陸君のために。動いてくれたこと。。本当にありがとう。これからも、陸君のために力になってほしい。よろしく!、、、あ!そうだ、、これ130円、ご褒美だよ、これで外でジュースか缶コーヒーでも買ってくるといいよ。お疲れ様。。休憩いっておいで」


 私は何てことをしたのかと反省をした。そして店長の事をバカ呼ばわりしていた私を恥じた。


こんなにも真剣に話してくれた人がいただろうか

こんなにも真剣に人のことを思ってくれる人がいただろうか。


 この店長さんは、思いやりのある、優しい人だ。。きっとそんな人だから、バイトのルールがゆるいんだ。


 涙をふいて、私は130円を持って、休憩に出た。


B型作業所での目標や目的は様々です。

本田陸君みたいに社会に出るために頑張ってる人もいれば!

日中、通う所が欲しくて、利用してる人もいます。


必ずしもB型作業所で社会に出る訓練をする必要性はありません。自分なりにあった目的を相談員の人と決めましょう。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ