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ヤンキーJKが見つけた福祉への道  作者: 百合香


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福祉への道

 ストラテラ…発達障害の薬がある事を私は美雪先輩の家で知った。


 発達障害…ADHD…多動性障害。。


 発達障害にはいろいろなものがあるらしいが、美雪先輩は多動性だった。


 うまくジッとしていることが難しく、小さなミスを繰り返したり、物を忘れる事が多く、また話し出すと止まらないらしい。そして場の空気を読みづらいということもあるらしい。そのおかげか、学校では友達がいなかったらしい。


 「それで、お母さんがね、スーパーコトブキの店長さんとお知り合いで、そのつてで、バイトをさせて貰っていたの。。学校にいるとさ、もう誰とも話さないし、刺激がないから…スーパーコトブキの店長さんって福祉事業にも実は力を入れていて、食料やお菓子をグループホームとか、子供食堂とかにも、寄付をしてるの!!」


 美雪先輩は話し出すと止まらない。。まだ話を続けている。ここは先輩のお部屋、可愛いぬいぐるみや机や置物があって、女の子特有の匂いがする。美雪先輩の小さなバッグには、彼と同じヘルプマークのキーホルダーがつけられていた。


 ガチャッ


 美雪先輩のお部屋にお母さんが入ってきた。

わーケーキだ!


 「わぁ松本さん今日は来てくださり!ありがとうございます!いつも美雪から話は聞いてますよ!怖いバイトの人が、さいきん凄く親しくしてくれて、お友達みたいだ!って、、美雪に友達みたいな人が出来てお家に呼んだのは初めてなの!ゆっくりしていってください!これ、、紅茶とケーキです。」


 なんて優しいお母さんや!私は答えた。


 「ありがとうございます。あの、美雪先輩と私は、もうお友達です。実は不良グループも最近ぬけて、美雪先輩に何かありましたら!私が守ります〜!」


 あらあら頼もしいと言ってお母さんは出ていった。


 「でもストラテラを飲んでてもね、忘れっぽいのはぬけないの、、なかなか、あと逆に頭がボーっとしたり吐き気もあるから。今日やる事を朝かくの!見てこれ。」


 そう言って美雪先輩は引き出しから、ノートを出した。


 開いて見せてくれたが、ビッチリと文字が埋まっていた。日付と、学校でのスケジュール、バイトでのスケジュールがたくさんのっていた。


 「美雪先輩これ毎日書いてるんすか!」


 「そうなの!これどおりにならないと少し気持ち悪くなって何も出来なくなるの!パニックになって。勉強もそう。今日はここまでやるって決めたら、何としてもヤラないと気がすまないの!だから!松本さん!今日は覚悟してね!」


 美雪先輩もいろいろ苦労してるみたいだ、でもこんな大変な中、大学まで受かるなんて、凄い!私は少し感動して鼻がジーンと痛くなって、涙があふれた。


 こりゃ私も死ぬ気で勉強するべや!!!



 今日は日曜日。。何とこの間、思い切って本田陸さんに、ご飯でもどうですか?と誘ってみた!逆ナンってやつだろーか?いやいや、もう結構、仲いいんだからナンパやないか、


 そして今、駅で彼を待っている。


 一応!デートなので!今日は久しぶりに、ちょっと派手目なメイクをして、服もちょっと露出高めのにして、ギャル風にした。陸さんは喜ぶかしら?


 私は彼が遠くにいても分かる。だってリュックサックには。。彼の目印が。。。


 四角い赤の縁に白の十字マーク。。

私の更生への証のマークだ。。。。


ここまで!読んでくださり!ありがとうございました!

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