松本麗花!がんばります!
「はい!ここが作業場になります!みんな!挨拶しよー!」
利用者さんたちが口をそろえて!こんにちはーと言った、、
私達3人もこんにちはーと言い返した。
作業場は少し広く、長テーブルが3つ。
大きなオーブン。大きな冷蔵庫があった。
あとは想像におまかせするでやんす。
「ここでは、利用者さんが僕達スタッフと一緒に作業をします。だいたい、スタッフが1人と利用者さん3人のワンセットになります。それが3セットくらいで、運営してます!あっちでは生地に牛乳や卵を入れるグルーブ、こっちでは!それをかき混ぜるグループ、オーブンは熱いから僕達スタッフで!そして、焼き上がったのはこっちのグループで!袋詰、このような分担です。」
なるほど!今日は陸さんはクッキーの袋詰めしてる所にいる。
「さて!みなさんも実際に経験してみましょう!利用者さんとも触れ合ってください!」
私はいち早く、陸さんのもとに行った。
「こんにちは!陸さん!来ましたよ!うふふ」
「あれ?スーパーコトブキのお姉さん。高校生だったんですか?僕よりも年上かと思ってました。」
隣りにいた、男性スタッフが私と陸さんに向かって話しかけてきた。
「おー!本田君!JKの知り合い!いたのお!隅におけないなー僕にも紹介してくださいよー!」
ちょっと照れた陸さんは私の事を紹介した。
「スーパーコトブキに働いてるお姉えさんです、いつも買い物を手伝ってくれます。」
「どうも、松本麗花っていいます。陸さんも!気軽に麗花さんって呼んでよー」
アハハハと笑う、陸さんの目はいつも優しい目をしている。マスク越しだけど、目元がクシャっとなって、目尻にできる深いシワが何とも可愛い。
「陸さん私もお手伝いします。何すればいい?」
「じゃーこのクッキーを袋に入れてください。」
「はーーい。。」
「れ、、、麗花さん?黒髪も似合いますね。」
「えへへへ。」
まさか!こんな日が来るなんて、、隣で作業が出来る日が。。やっぱり私、福祉目指したい。陸さんのような人たちを助けたい。
その後、色んなところのお手伝いに回った。
私が最後に来たのは、クッキーの袋にマジックでクッキーと書くところだった。
車椅子の若い女性が、クッキーと懸命に書いていた。
「こんにちは、中東丸高校の松本麗花です。」
「こんにちは。。すみません。私どんくさくて、高校生の見学者が来てるなんて今、知りました。」
私は自然としゃがみこみ。車椅子の目線の高さに合わせた。
「実は私も、どんくさいの。。一緒ぉ。。」
「アハハハ、、私ね。。お薬の副作用で手が震えちゃってお仕事これしかできないの、、でもね、でもね、見て。。フニャフニャなの字が。。」
そう言ってる女の子は手を震わせながら私に字を見せてきた。
私はそっと手を差し出し、
女の子の手をつつんだ。
「全然そんなことないですよ、素敵な字です!私、思うんですけど、人の数だけ字があると思うんです。私の字の形もあります!この字が書かれた。クッキーが売り場に流れて、人の目につき、購入されていく!それって存在証明ですよ!自分がここにいるっていう!素敵な事だと思います。」
各!B型作業所はスタッフさんと利用者さんが共に作業をしますが、昨今スタッフの人手不足の問題が目につきます。
ある作業所ではスタッフの人数が足りなく、スタッフ1名につき、利用者さん8人という所もあります。
まだまだこの現代社会は福祉サービスが知れ渡ってないのが現状です。また各市町村においても、都会の方だけ、福祉が進み、田舎の方は遅れている、等の問題もあります。
このお話を通して、一人でも多くの方に福祉を知ってもらえたら嬉しいです。




