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ヤンキーJKが見つけた福祉への道  作者: 百合香


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15/18

松本麗花!がんばります!

 「はい!ここが作業場になります!みんな!挨拶しよー!」


 利用者さんたちが口をそろえて!こんにちはーと言った、、


 私達3人もこんにちはーと言い返した。


 作業場は少し広く、長テーブルが3つ。

 大きなオーブン。大きな冷蔵庫があった。

 あとは想像におまかせするでやんす。


 「ここでは、利用者さんが僕達スタッフと一緒に作業をします。だいたい、スタッフが1人と利用者さん3人のワンセットになります。それが3セットくらいで、運営してます!あっちでは生地に牛乳や卵を入れるグルーブ、こっちでは!それをかき混ぜるグループ、オーブンは熱いから僕達スタッフで!そして、焼き上がったのはこっちのグループで!袋詰、このような分担です。」


 なるほど!今日は陸さんはクッキーの袋詰めしてる所にいる。


 「さて!みなさんも実際に経験してみましょう!利用者さんとも触れ合ってください!」


 私はいち早く、陸さんのもとに行った。


 「こんにちは!陸さん!来ましたよ!うふふ」


 「あれ?スーパーコトブキのお姉さん。高校生だったんですか?僕よりも年上かと思ってました。」


 隣りにいた、男性スタッフが私と陸さんに向かって話しかけてきた。


 「おー!本田君!JKの知り合い!いたのお!隅におけないなー僕にも紹介してくださいよー!」


 ちょっと照れた陸さんは私の事を紹介した。


 「スーパーコトブキに働いてるお姉えさんです、いつも買い物を手伝ってくれます。」


 「どうも、松本麗花っていいます。陸さんも!気軽に麗花さんって呼んでよー」


 アハハハと笑う、陸さんの目はいつも優しい目をしている。マスク越しだけど、目元がクシャっとなって、目尻にできる深いシワが何とも可愛い。


 「陸さん私もお手伝いします。何すればいい?」


 「じゃーこのクッキーを袋に入れてください。」


 「はーーい。。」


 「れ、、、麗花さん?黒髪も似合いますね。」


 「えへへへ。」


 まさか!こんな日が来るなんて、、隣で作業が出来る日が。。やっぱり私、福祉目指したい。陸さんのような人たちを助けたい。


 その後、色んなところのお手伝いに回った。


 私が最後に来たのは、クッキーの袋にマジックでクッキーと書くところだった。


 車椅子の若い女性が、クッキーと懸命に書いていた。


 「こんにちは、中東丸高校の松本麗花です。」


 「こんにちは。。すみません。私どんくさくて、高校生の見学者が来てるなんて今、知りました。」


 私は自然としゃがみこみ。車椅子の目線の高さに合わせた。


 「実は私も、どんくさいの。。一緒ぉ。。」


 「アハハハ、、私ね。。お薬の副作用で手が震えちゃってお仕事これしかできないの、、でもね、でもね、見て。。フニャフニャなの字が。。」

 

 そう言ってる女の子は手を震わせながら私に字を見せてきた。


 私はそっと手を差し出し、

 女の子の手をつつんだ。

 

 「全然そんなことないですよ、素敵な字です!私、思うんですけど、人の数だけ字があると思うんです。私の字の形もあります!この字が書かれた。クッキーが売り場に流れて、人の目につき、購入されていく!それって存在証明ですよ!自分がここにいるっていう!素敵な事だと思います。」


 

各!B型作業所はスタッフさんと利用者さんが共に作業をしますが、昨今スタッフの人手不足の問題が目につきます。


ある作業所ではスタッフの人数が足りなく、スタッフ1名につき、利用者さん8人という所もあります。


まだまだこの現代社会は福祉サービスが知れ渡ってないのが現状です。また各市町村においても、都会の方だけ、福祉が進み、田舎の方は遅れている、等の問題もあります。


このお話を通して、一人でも多くの方に福祉を知ってもらえたら嬉しいです。




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