↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
4/4

log2_M.Ⅵ 目的の為に

とある世界(せかい)は人々(ひとびと)に「司(つかさど)る者(もの)」という称号(しょうごう)を与(あた)え、同時(どうじ)に力(ちから)を与(あた)えた。

だが人々(ひとびと)は称号(しょうごう)には気付(きづ)くも、力(ちから)には誰(だれ)も気付(きづ)かなかった。

侵入者(しんにゅうしゃ)との会敵(かいてき)で半馬強制的(はんばきょうせいてき)に力(ちから)を発動(はつどう)させるように“設定(せってい)”はした。

だが会(あ)うどころか、存在(そんざい)すら分(わ)かっていないようだった。


何故(なぜ)?


答(こた)えはすぐに見(み)つかった。

先(さき)に倒(たお)してしまう、力(ちから)に気付(きづ)きその使命(しめい)をただ一人(ひとり)で背負(せお)っている者(もの)がいたからだ。

何億年(なんおくねん)も前(まえ)、世界(せかい)を信仰(しんこう)していた人々(ひとびと)の一人(ひとり)だ。

生前(せいぜん)の名(な)はもう既(すで)に捨(す)て、世界(せかい)のために尽(つ)くすと、それきり現世(げんせ)には姿(すがた)を現(あらわ)さなくなった一人(ひとり)。


侵入者(しんにゅうしゃ)を排除(はいじょ)してくれるのはありがたい限(かぎ)りなのだが、これでは目的(もくてき)を果(は)たせない。

その者(もの)には悪(わる)いが、現世(げんせ)へ侵入者(しんにゅうしゃ)を流(なが)れ込(こ)ませる為(ため)に世界(せかい)に溜(た)まった悪意(あくい)を結晶化(けっしょうか)させて生(う)み出(だ)す。

他(ほか)の世界(せかい)ではその者達(ものたち)に力(ちから)を与(あた)えたんだったか。


精神崩壊(せいしんほうかい)とは、精神(せいしん)が肉体(にくたい)を離(はな)れて世界(せかい)に溶(と)け込(こ)むことだ。

だから精神崩壊(せいしんほうかい)して世界(せかい)に溶(と)け込(こ)んだ精神(せいしん)を人間(にんげん)が集(あつ)めて元(もと)に戻(もど)すことは無(む)に等(ひと)しい。

だが世界(せかい)が少(すこ)し手(て)を貸(か)せば、人間(にんげん)の科学(かがく)の力(ちから)で集(あつ)めて元(もと)に戻(もど)すことは不可能(ふかのう)ではない。

そこに少(すこ)しばかり世界(せかい)の悪意(あくい)を仕込(しこ)めば立派(りっぱ)な敵(てき)となる。


世界(せかい)は目的(もくてき)さえ果(は)たしてもらえれば、何(なに)をしたって構(かま)わなかった。

それがたとえ人類(じんるい)を滅(ほろ)ぼすことになっても躊躇(ためら)わないことだろう。


今代(こんだい)の司(つかさど)る者達(ものたち)が、力(ちから)に気付(きづ)き侵入者(しんにゅうしゃ)と邪魔者(じゃまもの)を排除(はいじょ)して目的(もくてき)を果(は)たしてくれるその時(とき)まで、世界(せかい)はずっと見(み)ている。



△▼△▼△



司(つかさど)る者(もの)は元々(もともと)、現世(げんせ)と死界(しかい)にしか存在(そんざい)しなかったが、死界(しかい)と天界(てんかい)の王(おう)、そして世界(せかい)によって天界(てんかい)にも現(あらわ)れたという。

司(つかさど)る者(もの)の中(なか)には自然発生(しぜんはっせい)したものもいるため、何人(なんにん)かは人間(にんげん)と価値観(かちかん)が全(まった)く違(ちが)ったりする。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。