log1_M.Ⅵ Prologue
世界は無から生まれた。
世界がどうして生まれたのか、無から出来たのかは世界ですら分からなかった。
そもそも、世界がどういう括りになっているのかも曖昧なままだ。
これはとある一つの世界の見解なのだが、
『世界の中に世界がいる。』
世界の中の世界が集まる場所、それが世界。
何度聞いても混乱しそうなので、もう少し分かりやすくする。
『世界が集まる世界とは次元』なのではないか?
真相は誰にも分からない。
分からないことを知りたくなるのは誰だってそうだろう。
世界の中の世界も例外ではなかった。
世界に意思はあるのか?
YESともNOとも言える。
というよりか、本能で世界は動いている。
世界は理を定める存在であるが、同時に理に“反せさせることが出来る”存在だ。
世界は理に反する存在を創って、その存在に理を反させ、世界が集まる世界を越えようとさせた。
だがどの世界も存在は創れるものの、反させることは未だ出来ずにいる。
そもそも、反させるには世界に匹敵、或いはそれ以上の力を有する存在でなければならない。
最低でも世界間の移動、世界が集まる世界の質量に耐えられる力量は必要不可欠。
そんな存在を創り出すためにとある1つの世界は、人間に目をつけた。
一人ならともかく、”二人分なら“力に耐えられるだろうと考えたのだ。
世界にとって人間は世界が集まる世界並みに未知の存在だ。
なんせ自身の中にある星々から突如生まれ、驚く程に高い知性を有していたからだ。
ただの興味本位だ。
人間のままでは力不足、ならば人間の科学の力を非科学的に与えてみたらどうだろうか?
力を強くするためには敵も必要だ、侵入者の排除をさせよう。あの厄介な邪魔者もいずれ倒してくれるだろう。
失敗したらまた創ればいい。
それまでゆっくり成長を見守ろう。
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理に反する存在を世界達は『ZERO』、『INFINITY』と呼称する。
人々の伝承では、世界の従者、或いは神、○○を司る者などと呼ばれている。




