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可憐で下品な少女

本日も2話投稿。

2話目はお昼の12時からです。

「護国、守って!!」


私は護国を前に出して念じる。


すると、護国の周りから淡い光が伸びてきて周囲を覆い始めた。


護国を中心とした光は私達2人を包み込み、護国がカバーしきれない範囲に飛んできたスライムを弾き返す。


「日向、凄いコン!

護国の力を引き出しているコン」


「何か分かんないけど守れー!って思ったら出来た!!」


「よし、後は私が……」


「わぁー、待って待って!!

それ以上は拙いって」


未だに続く猛攻を防ぎながらオオカミが飛び出すのを止める。


「今のキツネは守りで手一杯でしょ?

どんなにキツくても私がやらないと……」


「加護の受け渡しをすればいいじゃない」


「そんな事が簡単に出来れば苦労しな……って、今の誰の声?」


突然聞き慣れない声がし、その方向……私の右下の方を見る。


すると、そこにはゴスロリな黒いワンピースと、それに合わせた黒いヘッドドレスを付けた10歳くらいの金髪の少女がいた。


「貴女、だれ?」


突然の闖入者に思わず問いかける。


「私が誰かとかどうでも良いと思うんだけど。

それよりもキツネのお姉さんは加護が有り余ってるんだから、オオカミのお姉さんに分け与えればいいんだよ」


「そんな事出来るの?」


「え〜お姉さん、巫女なのにそんな事も知らないの?

ぷぷ……なーんてね。

お姉さんが知らないって事を私は知ってたよ」


少女は心の底が全く読めない笑みを浮かべながら楽しそうに笑う。


「どういう事……それに何の話をしているの?」


「お姉さんにはどうでもいい話だよ。

今は加護の譲渡が出来るって方が重要じゃない?」


護国に力を送り込んでいる関係で両手を前に突き出しているのだが、少女はその中に入り込んで私を見上げながら言う。


「それはそうだけど……一体どういう方法なの?」


「簡単簡単。

2人で粘膜を交換する行為をすれば良いんだよ」


「粘膜の交換って!?」


少女は私に対して上目遣いで口を前に尖らせるモーションを取る。


「キスだよ、キッス!

あ、でも……」


更に少女はスカートの前を手繰り上げ、その見た目にまったくそぐわない黒の紐パンを見せつけてきた。


「下の貝を合わせてもいいんだよ。

僕としてはそっちの方をじっくり見たいかな」


「な、何を言って!?」


少女はクスクスと笑いながらスカートを元に戻す。


まるで人形のように可憐で美しい少女。


しかし、その口からは驚くほどに下品な言葉が繰り出される。


「あ、お姉さんが出来ないなら僕がオオカミさんにやってあげようか?

ん〜どっちが良いかなぁ……やっぱり、かいあ……」


「やめて!!」


少女の提案に思わず声の声量が強くなる。


「貴女がやるくらいなら私が……私がオオカミとキスする」

下ネタを連発する幼女は好きですか?

私は好きです。

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