人物紹介:4
今回はやっと出せた設定を読んで欲しいという思いを込めて人物紹介のみです。
明日からは普通に再開するのでよろしくお願いします。
戯:並行世界から訪れた救われなかった稲荷日向。
不浄によって堕とされた日向は、加護と繋がっている回路を支配して狐の里を制圧。
共に堕ち、主従関係となった真守と共に狼の里も制圧した。
狼の里を制圧した後に真守が主である日向に力の全てを捧げたことで、時空に干渉する力を得る。
その後、知らないことは可哀想だから教えてあげよう……という理由で世界中の生き物に堕ちる快楽を与えた。
一度与えられた快楽の呪いは解けることがなく、溺れ続けて世界の生き物は全て死滅した。
真守と2人っきりの生活を楽しんでいた日向であったが、自分に従順な真守に飽き始める。
時空の力で並行世界に渡れる事に気付いた日向は、自分が憧れた強い真守を求めて移動する……奴隷化した真守を置いて。
渡った先の世界では助かっている自分に嫉妬したりもしたのだが、失ってしまった真守を見つけて歓喜。
悦びのままに動いた結果、2人共々すぐに壊してしまう。
この世界に興味を無くした日向は、世界の人々に堕ちる喜びを教えてから移動。
以後、やり方を変えつつ、助かった自分と憧れの真守とたっぷり遊んでから世界を堕落させて移動という生活を続けていた。
この世界も同じようにただの遊び場なのかは不明。
また、名前は元の世界の日向に配慮して別名を名乗っている。
名前の由来は狐の嫁入りの別名、戯雨から。
疋:狼の里の里長を務める女性。
その正体は日向が助からなかった世界の大山真守。
日向が並行世界に去った後もいつか戻ると信じ続けていたが、ある日正気に戻る。
日向の加護により不老の身体となっていたことを利用して、ただ1人の世界で日向を追いかける方法を探し続けた。
気が狂うような年月の果てに並行世界へ渡る手段を手に入れた真守は日向を追いかけ始めた。
渡った先の世界も既に滅んでいたのだが、諦めずに追い続けてようやく追いつく。
だが、真守はその世界では干渉せずに次の世界へと先回りすることに決める。
更に渡る時代を神の使徒である狼と狐が降りてくる時代まで遡らせて。
全ては完璧な準備をして日向を迎え撃ち満足してもらう為……結局のところ、どれだけ裏切られようが、真守の日向第一という思考は変わっていなかったのだった。
こうして、狼の里の里長になった真守は、疋と名を変えて日向を待ち続けるのだった。
因みに、大山流古武術の始祖は疋であり、元々の世界では稲荷家と変わらない普通の家であった。
並行世界:無数にある世界だが、基本的に隣り合っている。
その為、日向が進んだ方向さえ分かれば、その足跡を辿る事が出来た。
同じ理由で先回りする事も容易である。