第1節 2章 暗転編Ⅰ
最近の流行りは、電車の中で小説を書くことなのですが、自分の妄想をありったけ詰め込むとたまに気持ちの悪い笑みを浮かべている気がして怖いです。
「おはよう、源二君。」
鼓膜を震わす一つの声が、深い水底に堕ちた意識を掬いあげ、空になった身体と結び付けていく。
五感がゆっくりと覚醒する中、少年の目が開かれると同時に確かに視界が明瞭になっていく。
長いこと眠っていたのだろうか、まだ頭は冴えていなく状況も全く読めない中、抵抗する身体を無理やりに動かすと思わず唸りが漏れ出す。
「起きたようだね。」
眠りの中からたたき起こすように、起きる前の記憶を穿り出す。しかし、そこから紡ぎだされた答えは不気味さだけだった。
しかし、源二は問いかけられるその声に聞き覚えがあった。暗く暗転していく意識の中、ゆっくりと身体の熱が外へと漏れていく確かな感覚の中、少年の後悔と絶望の念の余韻は新たな音だけを感じ取っていた。もっとも、状況が状況なだけにそれがどういう音で、何が起こっているかなど思考を巡らせる余裕など微塵もない。ただ機械的に音を感じ取っていただけだったものの、本能的に確かに龍弥や鏡花が来てくれたことと、誰かが自分を助けに、あるいは攫いに来たことだけは感じ取っていた。
源二が思考の世界に没頭するのを心配したのか、顔を覗き込むように黒仮面の男が覗き込む。黒く、鴉の顔を大きくしてそのまま被ったような不気味な男の突然の登場に思考が遮断され、源二はベッドの壁際へと身を縮めこませるようにして驚きを表す。
「こ、ここは...」
「ウェインフリート帝国、君達がいた神聖エイレーネ帝国の隣の国だ。」
「ウェインフリート...死後の世界じゃない...」
「そうだね。もっとも、君にとっては死して尚、地獄のような世界だけどね。」
ウェインフリートという聞いたことのない国の名前が現れたが、当然この世界に来てまだ日も浅い自分にとっては知る由もない。しかし、目の前の不気味な存在の言うには自分は死んでいないらしいということだけは理解できた。
その証拠にと、咄嗟に腹部を触る。しかし、肉を抉られあふれ出る鮮血が流れ出ていた大穴はそこにはなく少し贅肉の柔らかみが先ほどまでの安眠の心地よさに普段より高い体温を指先に伝えていた。
源二は普通に考えれば死に至るほどの重傷を与えた凶撃の消失に疑問を抱くものの、タイミングよく鴉の男がベッドの横にあった椅子に座ると飄々とした態度で笑い声が仮面の下から漏れ出る。
「思い出したようだね。」
「どうして傷が...」
「いやぁ、まさかラインハルトの判断があんなにも速いとはね。彼も思ったよりキレものだったようだね。
君の気持ちはわかるよ、源二君。どうして死んだはずの自分が生きているのか、傷が塞がってるのか。聞いたこともない場所に自分がいたとして、それをどう証明するのか...
説明しなきゃいけないことがたくさんあって困るよホント。」
「めんどくさがるでない。お主の仕事であろう。」
突然に発せられた女性らしい若い声に、源二は思わず俯きかけていた視線を戻すと、部屋のドアの辺りには目の前に座る気味の悪い人とは全く容姿の違う可憐で、綺麗なブロンドの髪の長い髪を腰の辺りまで下ろした少女、というより幼女が立っていた。
しかし、その幼げな容姿とは裏腹にいかにも悪役そうな見た目の人に対しても平然とした態度で、指を振って見せると源二の目前に厚手のカップが着地する。
「飲むと良い、落ち着くぞ。」
「さて、まずは身の安全を保証するところから始めよう。
君は今僕らの庇護下にある。僕らがむやみに君を傷つけたり、殺したりすることはない。でなければわざわざ君をあそこから連れてきた意味がないからね。」
源二は、手前に置かれたカップを目の前に座る覆面から差し出され受け取ると、ただの温かい紅茶のようなものだった。
しかし、それは本当になんのたくらみもない事の証明でもあって、知らず知らずのうちに少し心が緩んだ。
「君が昨晩、属性結晶を黒く染めていた理由、何でかわかるかい?」
しかし、源二にはその答えがわからない。再び思考の世界に意識を集中させるなかに、一つの景色が思い浮かぶ。それは、ラインハルト皇帝もまた同じようなことを言っていたこと。光の魔法を発現した訳でもないのにもかかわらず、皇帝は源二の問いかけを否定して、属性結晶は正常に属性を見定めたといった。そして自分の魔法が、闇の魔法であると言ったのだ。
闇の魔法、そんな属性の存在など聞かされたこともない。神より与えられた光という属性が他の火、水、風、地の四大属性を生み出し、そこからさらに派生を生み出した。魔法は自然という大いなる母から生まれおちたエネルギーと、その種類である。それが教えられたことだった。
最初は宗教的な祈りが魔法と直結しているのかと思ったものの、実際は自然という様々な現象から生まれた力の中に、魔力という物が存在していて、人がそれを使えるというのが召喚者たち、いわゆる無神論者達が導き出した落としどころだった。
しかしその話の中にも闇の魔法はないと改めて自覚すると、源二はラインハルトに言われたことをそのまま目の前の男に伝えた。
「そう、闇の魔法だよ。君の幼馴染は光の魔法を使えるようになったらしいけど、君は闇だったみたいだね。
どうやら君は、闇の魔法使いがないものとして教えられたようだけど、光と相克をなす存在、闇という属性がある。
でも実情はこの世から完全に消し去られ、使い手が根絶された禁断の属性ではあるんだけどね。
だからと言って、闇の魔法そのものが根絶したわけじゃないから、君に発現するのは当然の話だね。君は理の外から来た存在だから。君達、召喚された人間だけはその力が無造作に再分配されたようだから、君のような存在が出てくるのも仕方のないことだ。」
「でも俺は、光の魔法使いと同じ全属性を使えます。」
「さっきも言った通り、闇の魔法は光の魔法と相克を成す存在。闇の魔法もまた、全ての属性を使うことができるから、勘違いするのも無理はない。」
「そんな、それこそ嘘じゃないですか!いきなり僕を襲って連れてきて、お前は闇の魔法使いだなんて。」
「まあ、落ち着くのじゃ。お主の気持ちもわからんわけでもない。じゃが、これは紛れもない事実じゃ。お主が殺された理由も、お主の傍にいた光の魔法使いとは違う現象が見えたのにも説明がつく。理解はしなくてよいが、事実として受け止めるのじゃ。」
容姿に似使わない言葉に疑問を感じつつも、見た目だけでは確実に自分の方が年齢は上だろうと思わせる幼女に叱咤され思わずうろたえてしまう。
しかし、彼女の言ったことは奇しくも正しいのだろう。自分の考えに至らない部分を代弁されそれに思わず頷かざるを得ない自分がいたのだった。
「まあまあ、きっと彼らもきっと殺気なんてものとは縁遠い世界から来たんだろう、僕らの酌量で物事を決めるのも傲慢というものだから、少し落ち着かせよう。
すまなかったね、僕としたことが自己紹介を忘れていた。僕はフォールンという。こっちはエマ。こう見えて彼女はエルフでね、僕らの中では彼女が最年長なんだ。」
「すまぬ、少し酷かったな。童は下におるから、落ち着いたら来るといい。」
そういってエマは部屋を後にすると、再び鴉仮面のフォールンという甚だ人物らしからぬ人物と2人になる。
正直、まだ状況に追いつけていない、目の前にいる人物も信頼に置けるかわからない、誰かも判らない中ではなにも信じられる状況ではないものの、一つの疑問をぶつける。
「どうして、俺は生きてるんでしょうか。」
「うん。それは、闇属性魔法の特性、狂化とも呼ばれるその特性は闇の魔法だけが持つ力だ。
向上の程度はまだまだ低いが、君が生きていること自体が闇の魔法使いである紛れもない証拠なんだよね
今はこのくらいにしよう、君にはまだまだ話したりないことがたくさんあるが話しすぎもよくない。
ゆっくりしてくれたまえ。それ、飲むといい。冷めちゃうと美味しくないよ。」
そう言い残して、フォールンが部屋を後にすると源二の視界には初めてこの部屋の景色が飛び込んでくる。石造りの頑丈そうな一室の壁面にある窓が開けられ、解放的でさわやかな風が頬を撫でると、ここは少し小高い丘なのかその鮮やかな平原の先には城や城壁、その下に広がる城下町などいかにもな光景を望んでいた。
それと同じころ、愛済鏡花は爽やかな風が吹き抜ける中庭に立ち尽くしていた。
虚空を見つめるその目は街のさらに向こう、視界の及ばぬその先を見詰めようとしていた。
「鏡花」
振り返るとそこには西原龍弥が立っていた。
「龍弥くん...」
いつもは明るい彼女も、昨晩の出来事があった次の日ではその明るさなど微塵も存在していなかった
結晶が黒く光り輝いたと思ったら、突然ガラスが砕ける音が響き、次の瞬間激しい金属音が鳴り響いたと思ったら源二はその場から消えていた。
金属音が静寂だった空間に強く響き渡ると、操り人形の糸が切れたように甲冑を着た兵士たちが崩れ落ちたかと思うと、ラインハルトは知らず知らずのうちに床へと倒れ込み、腕を抑えていた。
すぐさま儀式は中止され、ベルディアが急いで宿泊棟へ戻すと、クラスメイトは突然起こった出来事に寝れないものも決して少なくなかった。
「源ちゃん、どこ行っちゃったんだろ。」
「源ちゃん、生きてるよね。」
「答えてよ...」
当然、龍弥は知る由もないが誰よりも傷ついてるこの幼馴染にかけてあげられる言葉は存在していなかった。
自分から声をかけておきながら結局何もしてやれない自分の無力さに強く拳を握るしかなかった。
やがて、鏡花は力なくその場に座り込むと大粒の涙が地面に零れ落ちる
丁寧に手入れされた庭に悲痛な叫び声が響き渡る
龍弥は鏡花の肩に手を置くと、鏡花は弱々しく龍弥の袖を掴む
鏡花たちに昨日の出来事について説明はされたものの、源二についての話はなかった。
「ラインハルト皇帝陛下、その後お体の具合はいかがでしょうか。」
シャジールは左の上腕を包帯で固定している様子で、ベットに上体を起こした体勢で窓の外を見ながら無事を伝えるものの、その相貌はどこか力のある光を残していた。
シャジールは跪き、首を垂れる
「よもや取り逃すとは...」
「僭越ながら、陰の者たちが動き出しているのでは...ですが....申し訳ございません、私には...」
シャジャールは深々と頭を下げ謝罪する
ラインハルトはシャジャールを視界から外すと、窓の外に視界を投げ出した。
その重々しい雰囲気はメイドたちの休憩室でも同じようになっていた。
給湯室の中で何人かの現世でOLが話をしているような光景が広がっていた。
「ねぇ、サラトガ元気だしなって。源二君はいなくなっちゃったけど、他にもたくさん良さそうなのいるじゃん!」
「そういうのじゃないってば!源二君は連れ去られたんだよ!レイラ!あなただっていざってときは守らなきゃいけない立場なのに、気付きもしないなんて!」
レイラはとんでもないことを口走るが、もちろん昨夜の出来事はその詳細を伝えられていない。これがこちらの世界での常識なのか、一人の人間が忽然と姿を消したにも関わらず、追及するものはいなかった。むしろそれが彼女達なりの付き合い方だったのかもしれない。
サラトガはいつも通り薄紫色の髪を後ろで纏めており、頬は怒りと悔しさで歪んでいた
レイラは図星を突かれ、このおっとり娘もなかなか言ってくれるじゃないと抗戦的な顔つきをする。
昨夜宮廷を襲った二つの影は周りの護衛たちでさえも気づかないようなものだった。
サラトガの脳裏には黒い霧と、すぐ横を飛び去っていく黒いローブのシルエットが鮮明に浮かんでいた。
源二はしばらく外を見ていると、やがて貰った紅茶もなくなりちょっとした緊張のせいか喉の渇きを覚えて初めて唯一の安全地帯であるベッドをでて部屋を飛び出した。
少年はコソコソしていたわけではないが、緊張の糸を張り、恐る恐る階段を降りていくと降り切る前に本棚の隙間からエマという名前の幼女の顔がひょこっと出てくる
顔だけ覗き込むような格好だったため、ブロンドの髪がサラサラと重力に従い動いていくと、先にかけてピンと角張った人の耳とは形の違う耳、が特徴的に見えた。
「落ち着いたか?」
「えっと、ちょっと喉が渇いてしまって...」
エマは少年の恐る恐る忍び寄るといった格好を疑問に思っていたのか合点が行ったような表情を浮かべると、やはりその身の丈に合わない言葉遣いで、書庫を出てリビングへと向かう
少年もそれに付いていくと椅子が勝手に引かれ角度を変え、あたかもここに座れと言わんばかりに、座るように促された。
恐らくこの椅子はエマが動かしているのだろうかと、少年ながらに理解するとやがてティーカップが二つテーブルに着地する。
「フォールンはあまり素顔を出す奴ではなくての、童もすこし虐めてしまった。驚かせてすまなかったな。
さっき話した話をもう少し詳しく説明したいんじゃが...」
そういってエマは席に着くようなそぶりを見せつつも平然と宙に浮きながら座る格好をとると、驚きに口が開いたままになっていることさえ気付かなかった。
しかし、そんな様子も気にせずカップを傾ける彼女の姿に気を取り直し自分も紅茶を一口口に含むと思わずにやけてしまうような香り高い紅茶が宮殿で飲んでいたものよりも上質なものであることを証明していた。
「まず、魔法についてからじゃ。魔法は根源という存在から生まれ最初に光と闇を生み出されたとされているんじゃが、光と闇はそれぞれ火、水、地、風をそして少し異例ではあったがそのほかに火溶カヨウという超高温の流動体を扱う属性や氷、植物、蟲、雷と言った様々な属性を生み出した。」
「どうして光と闇だけは全ての属性を使えるんですか?」
「魔法というものはこの世界に巻き起こる森羅万象を巻き起こす力そのものじゃ。用は、魔法は何もないところから突然現れるものではないのじゃ。
例えば水が川を上から下に流れるようにこの世界は様々な現象でありふれている。
そしてその様々な現象には魔法を行使する元となる...魔素と呼ぶことにしよう。魔素が存在する。
我々はその属性に則り、その現象から自分に適合している魔素を収束し、体内に取り込んでいるのじゃが、光と闇は森羅万象に例外なく関わっているからじゃ。
例えば、炎が生み出されると炎から生まれるのは熱、光、そして闇じゃ。
水も光を通す性質を持つ以上これの例外ではない。
地、植物や蟲もこの光と闇を積極的に利用し成長を促進したり、昼に行動する個体やあるいはその逆の個体も存在する。であるがゆえに、光と闇は全ての属性に精通しておるのじゃ。」
「なるほど...」
「それだけでない。先に魔素は自然から生まれるという話をしたじゃろ。
水の魔素は水のあるところに。火は火のあるところにと、光と闇もまたそれがあるところにある。
つまり、光と闇だけは世界中どこにでもありふれておるのじゃ。それが、光と闇が最強の魔法として君臨する理由じゃ。
これで、少しは光と闇の魔法が存在することの誤解を解いてくれたかの?」
源二は思わずうなずくと、再び紅茶を流し込む。
しかし、前回とは違い味を感じ取る余裕はない。今までとは違う魔法に関する歴史と理論構成に驚きを隠せずにいた。確かに、そう考えれば光と闇が存在する理由も属性という概念が存在するのも頷けるのだ。
だが、新たに生まれた疑問が源二の口に次の疑問を述べさせたのだった。
「どうして、闇の魔法使いは殺されなきゃいけないんですか?あの人たちは俺だから殺した訳じゃない...あの人は俺というより闇の魔法使いだから殺した。そう思うんです。」
「鋭いな、確かにその通りじゃ。そのことは、この世界に魔族と呼ばれる異形のものたちが跋扈していた時代まで遡る。今から少し昔のことじゃ。
魔族と呼ばれる者たちは、人間たちと日々争っておった。
最初はごく一部の魔族が人間との間で戦いを起こす程度だったが、そのいざこざも束の間戦火は瞬く間に世界中を巻き込んでいく。
人類は童たちをはじめとする人間と同じような知性を持つ亜人種と呼ばれていた者たちも含め、一括りで魔族とし我々に徹底攻勢の姿勢を見せていた。
魔法は当然、有効な攻撃手段として多用されていた。もちろんより強力な魔法を生み出さんとする両者は原点に立ち返り、根源に至ろうとしていたのじゃ。
当然、魔法は根源から生み出されたわけじゃから根源に近ければ近いほど、魔法は強力なものになっていくわけなんじゃが、その研究もやがて戦火に油を注ぐことになってしまうんじゃ。
光は闇を拒み、闇は光を拒む。
強い光の力を求めることは同時に強い闇の存在を生み出し、強い闇の力を目覚めさせるには、強い光の存在が必要不可欠。
この矛盾が戦争の新たな局面を迎えた。
そこで人間たちと同じような知性を持つ我々は亜人種は、元よりひとくくりに魔族として差別されていたことの名誉を取り戻すため、再び世界に平和が訪れるように闇の魔法使いが多く存在していた魔族を裏切った。
この国にはヒト種以外にも童のような亜人種が多くいるのは、ここがもともと亜人種の筆頭であるエルフの住処だったからじゃ。
こうして、初めて均衡が崩れた人間と魔族の大戦は多くの一騎当千の魔法使いたちを筆頭に人類の勝利で終戦へと向かった。
しかしその安寧も束の間、神聖エイレーネ帝国をはじめとする諸国は今度は魔族ではなく、闇の魔法使いを狙い始めた。用は同族を手にかけ始めたのじゃ。
闇の魔法使いはその大半が魔族を占めていたが、人間や亜人種の中にも闇の魔法を使える者はいた。
もともと、魔族そのものが人間に危害を加えるのを防ぐために戦い始めたのが、いつの間にか光の魔法使いを始めとする人間達は根源に至るために闇の魔法使いを殺し、排斥することでこの光と闇の矛盾を打ち破り、やがて根源へと至るとされていたんじゃ。」
血塗られたこの世界の歴史を初めて聞かされた源二は言葉を失っていた。それだけを聞けば、確かに自分が殺される理由もわかる。しかし、そう納得すると同時にそんなにもくだらない私情の為に殺されたのかと思うと、怒りがこみあげてくる。少年の純情な心の中にこの話を疑うという用心深さは存在しなかったものの、自分の命を救ってくれた人々を疑う余地もまたなかった。
とりあえず主人公生きててよかったね。感想やレビュー、気になるので閲覧者も見させていただいております。本当に読んでいただけてありがたいです。