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2 魔物狩り


「さてと、これからどうしたら良いだろうな」


 城を出た俺は、銀貨がパンパンに入った布袋を持って町中をフラフラと歩きまわっていった。

 4人の聖剣士が見つかった事で、俺達は今後の生活に対して不安を抱いていたら、石澤と犬坂が待ったをかけた。

 石澤は、女子全員を自分が責任をもって面倒見ると言って引き留めてくれた為、8割以上の女子達は大喜びで石澤の所に群がった。というか、石澤の奴下心が丸見えだったぞ。

 犬坂も、巻き込まれた俺達を見捨てる事が出来ないと言ってきた。これによってこれまた8割以上の男子達は、根拠のない生きる希望を見出す事が出来たみたいで喜んで残った。

 残りの男女は、上代の側に就いた。

 そんな中俺だけは、あの胡散臭い王様と王女様をどうしても信じる事が出来ず、適当に理由をつけて町に出て仕事を見つけて暮らしていくと言った。そしたら王から、この世界の服と銀貨500枚が入った布袋を貰った。上代からは心配されたが、最終的には「楠木らしいな」と言われて送り出してくれた。他の生徒は、俺が出て行くと聞いてかなり喜んでいたけど。


「にしてもな」


 王様とお姫様の事が信用できないからと言って、いきなり町に出てどのようにして生きていけばよいと言うのだ。


「そもそも、この世界にはどんな職業があるのか分からないな」


 レストラン、笑顔を浮かべる事自体が難しいし、俺に接客は無理。

 大工、いやいや、俺はあぁいうガテン系のノリが大嫌いだから、人間関係ですぐにやめてしまうだろうな。

 それ以前に、銀貨1枚の相場が分からない。城を出る俺にあの2人が、飢え死にさせる為に最低賃金を渡したという可能性だってある。

 とりあえず、適当に店を見つけてリンゴを手に取って買ってみる事にした。


「これで買えますか」

「はいよ。銀貨1枚ね。銅貨99枚のお釣りだ」

「サンキュウ」


 購入したリンゴを齧りながら、銀貨の相場を予想してみた。


(リンゴ1個で銅貨1枚。銀貨1枚だと、銅貨99枚のお釣り。リンゴが高いとは思えない。銅貨1枚は比較的安いという事になるな。銀貨は銅貨100枚分の価値があるという事か)


 となると、銀貨500枚はかなりの大金という事になるな。


「1ヶ月過ごす分には大丈夫だけど、それだっていつかは底をつくし、やっぱり仕事を探さないとな」


 何か目ぼしい仕事がないか見渡していると、何かの生き物の毛皮と角を持った若い男が、小太りのおっさんの店のカウンターに置いたのが見えた。

 何をしているのか気になった俺は、こっそり後について聞き耳を立てた。


「ホーンウルフですか。角一本で銅貨30枚。1匹分の毛皮で銅貨10枚。合計で銅貨40枚って所です」


 そう言って若い男は、小太りのおっさんから銅貨を受け取った。

 2人に気付かれないよう、俺はおっさんの店を後にしてこれまでの経緯を予想した。


(あの店は、取ってきた動物かモンスターの素材を買い取る店か)


 つまり、あの若い男は魔物狩りをしている人なのだな。

 個体によっては一攫千金を狙えるが、常に死と隣り合わせの危険な仕事という事になる。

 まぁ、でも自分のペースで稼げるのは魅力的だし、それにいきなり狼クラスの魔物を狩る必要はないな。最初は雑魚魔物で良いだろう。銅貨2~3枚でも貴重な収入源だ。

 そのためには先ずは武器が必要だ。

 危険な生き物がいるくらいだから、武器を売っている店が必ず存在すると思う。事実、道行く人たちの中には普通に武器を持っている人がいる。


「まぁ、適当に良さげな武器屋で何か買うか」


 とりあえず、目に入った武器屋に入って店の中を一通り見渡してみた。すると、店の奥の扉から武将髭を生やした中年男性が出てきて俺に近づいてきた。どうやら、この人が店主の様だ。


「お客さん、見ない顔だね。何かお探しで?」


 見た目によらず意外に柔らかな口調で話す人だな。これは好印象だ。


「先ず、剣を見たい。銀貨300枚で買える奴」


 剣だけでどのくらいするのか分からない為、とりあえず300枚以内で買えるもので何とかやっていきたいと思っている。


「銀貨300枚だったら、かなり良い剣が買えるぞ。そうだな」


 予算を聞いた店主は、店に売られている剣からそれに見合う剣3本を台に乗せてみせてくれた。


「先ずはこっち。カルバレスと呼ばれる剣で、重量級の魔物が踏んでも折れたり曲がったりすることもなく、刃こぼれもしない。ただし、素人が扱うにはちと重すぎて扱い辛いですね。これで銀貨210枚です」


 最初から名前が付いているなんて珍しいが、黒く光る刀身?になるのかな、いかにも重そう見た目をした大剣を前に俺は首を横に振った。


「でしたら、こっちのアシュラインなんてどうでしょう。こっちは比較的軽めで、切れ味にも優れています。ただし、余程固い物、例えばあり得ないとは思いますが岩なんかに当てたらすぐに粉々になります。まぁ、それでも魔物を狩るには最適な剣です。これで銀貨200になります」


 どうやらこの世界では、良い剣に名前を付けられてから売るのが常識なのだろう

 だけど、細くて薄いその剣では耐久性に問題がありそうなので、俺はまた首を横に振った。


「やはりお目が高いですね。こちらが当店に残っている最高ランクの剣です。と言っても、何年も買い手を拒み続けた曰く付きの剣なんですけど」

「拒んだ?」

「良い素材で鍛えられた剣には、自分を扱うに相応しい使い手を選ぶ傾向があってね。相応しくないと判断されると、手に持とうとした瞬間に弾かれてしまうんです。まぁ、使おうという意思が無ければ普通に持って抜く事は出来るけど、逆に言えばそれしか出来ないのですね」


 あらら、選ぶ店を間違ってしまったのかな。こうなったら、安くても普通の鉄の剣でも買おうかな。でもせめて、この剣がどういうものなのかは聞いておくか。


「ちなみにこの剣、ファインザーには不思議な力が宿っていてね、この見た目で切れ味も抜群で、折れる事も曲がる事も絶対にないと言われる程の強度も備わっているんです。更に、刃こぼれしても瞬時に自己修復する事が出来、同時に魔物を切る度に持ち主の体力や傷も回復させる事が出来るのです」

「へぇ」


 それは流石に揺れるな。

 ファインザーと名付けられたその剣は、赤みを帯びた刀身をしていて、どう表現したらいいのか分からないが不思議な輝きを発している様にも見えた。長さも、扱えない長さではない。赤い刀身以外は普通の剣と何ら変わらない。


「他にもいろんな力が宿っているとは思いますが、申し訳ありませんがそれ以上は知りません。何せ、搬入してからずっと買い手を拒み続けた剣ですから、当初は金貨100枚だったのが銀貨330枚にまで値下げされていて、お客さんがもしこの剣を買うと言うのなら銀貨30枚分はおまけしてやっても良いですよ」


 金貨100枚だった剣を、銀貨300枚で売るなんて。相当このじゃじゃ馬な剣に頭を悩ませているのだな。何年も売れない剣なんて、店からしたら迷惑でしかないよな。しかも、買い手を拒み続けるなんて尚最悪だ。


「まぁ、ダメ元で持ってみて下さい。もし拒まれなかったら、持った瞬間に弾かれますので」


 それ、滅茶苦茶危ない気がしなくもないが、とりあえず持ってみる事にした。これから魔物狩りをするのだから、すぐに壊れる様な剣を持っても困るからな。

 とりあえず俺は、店主に進められるがままファインザーを握ってみた。持ってみた感触としては、思っていた以上にズッシリとは来なかった。鉄の塊を持つのだから、もっとズシッとくるのかと思ったがそうでもなかった。手に吸い付く様に軽かった。

 更に感触を確かめる為に軽く振ろうとした時、店主が驚いた顔で俺を見ていた。


「あんたを拒まなかった……ファインザーが誰かを受け入れるなんて、初めてだ…………」

「あ」


 そういえば俺、ファインザーを普通に持っていて今軽く振ろうと、使おうとしていた。持ち主として相応しくないと判断されたら、持った瞬間に弾かれてしまうんだったな。


「って事は俺、この剣に持ち主として認められたって事なんだろうな」


 嬉しくないと言ったら嘘になるが、店主の顔は更に複雑そうにしていたのであまり喜べなかった。

 険しい顔をした店主は、辺りをキョロキョロと見渡した後で俺の事を手招きしてきた。

 訳が分からず俺は、ファインザーを持ったまま店主に近づいた。店主は、耳打ちをするような声で俺に言ってきた。


「ファインザーに、普通の剣を1本加えて銀貨300枚で売ってやる。だから、あんたはそのファインザーはホントどうしようもない時にだけ使った方が良いぞ」

「どういう事だ?」


 当初はファインザーだけで銀貨300枚だったのに、それを普通の剣も加えて300枚で売るだなんて、一体どういう事なのだ?

 何か訳があるのかと思い、俺は店主から詳しく聞いた。


「実はな、あんたがファインザーに選ばれるなんて露程も思っていなかったんだよな」

「使えないと思ってわざと出したんか?」

「それについては謝る。だが、これは非常にマズいぞ」

「どういう事だ?」

「実はその剣の刃には、フェニックスの尾羽が埋め込まれているんだが」


 フェニックスって、不死鳥の事だろうか?その尾羽なら燃える事もないだろう、その尾羽が埋め込まれた剣なら不思議な力が宿っていても不思議ではないな。

 でも、それの何処が問題だと言うのだろうか?


「実はな、この国ではフェニックスは邪悪の鳥として忌み嫌われていて、もしフェニックスに関係するものを持っていると即処刑にされる程重い罪に科せられるんだ」

「げ」


 この店主の言いたい事が分かった。

 どうやら元々ファインザーを出した本当の目的は、剣に拒まれて呆然とする俺を冷やかしたかっただけだったようだ。そもそも受け入れられるなんて思ってもいなかったみたいだし。

 だけど、ファインザーに俺が選ばれてしまった事で、これを持っているだけで断頭台行きにされる様な曰く付きを俺に押し付けて逃れようとしているのだな。

 だけど、せめてもの情けで普通の剣も付け加えて銀貨300枚で与えようとしているのだな。まったく、とんでもない所で武器を買う事になったな。他の所を当たるのも有りだが、今更探すのも面倒だし、何故かファインザーが手に馴染んだから他の武器を選ぶ気にもなれなかった。だから、買うのは別にかまわない。

 だけど、それでは厄介物を押し付けられた俺の気が治まらない為、俺は店主に交渉を持ち掛けた。


「だったら交渉だ。ファインザーと普通の剣に加えて、大きめのリュックとナイフと火をつける道具と水筒も付けろ。それで銀貨を更に50枚出してやる」

「にいちゃん、それ交渉じゃなくて脅迫では?」

「乗らなきゃ、何も買わずにこの剣の事を町中に話しまくるぞ」

「分かりました。ついでに、在庫処分品の革鎧と服と道具などいろいろ付けてやる。それで銀貨350枚」

「交渉成立だ」


 という訳で俺は、剣2本とリュックとナイフなどたくさんの道具と装備と、服と革鎧などを合わせて銀貨350枚で買う事が出来た。ちなみに服は青と白のツートンで、この世界に飛ばされる前に見た夢で俺が着ていた服に似ていた。細部を見ると全然違うのだけど、色合い的にはそれに近かった。


「まぁ、うちとしては厄介な剣が売れただけでも大満足だよ。フェニックスの尾羽が使われていると知った時は、この世の終わりかと思ったぞ。幸いにも、にいちゃんに買われるまで誰も受け付けなかったから、王様や憲兵の耳には入らなかったがな」

「それは本当に幸運だったな」

「だからせめてもの情けだ、本当に危ない時以外は使わないように。その為に普通の剣もおまけで付けてやったんだから」

「分かってる」


 服と着替え、革鎧を身に着けた俺はファインザーを肩に掛けて、普通の剣を腰に提げて早速町の外へと出た。


「へぇ、結構自然豊かだったんだな」


 城から街並みを見ただけでは、町の外の様子は分からないからこんなに綺麗だなんて思わなかった。


「だけど、あんなのを見るとここが異世界なんだなって思うよな」


 木陰の向こう側から顔を覗かせたのは、パッと見は猫なのに非常に長い犬歯が生えていて、額からは短いながらも角が生えた生き物が顔を出してこちらを見ていた。しかし、こちらに近づいてくる様子は見受けられなかった。警戒しているのだろうな。


「いきなりあれを狩るなんて無理だろうな。あれを狩るのは、もう少し経験を積んでからでいいだろう」


 襲って来ないのなら相手をする必要もない為、俺はあの猫もどきの魔物をスルーして森の奥へと足を踏み込んだ。その際、迷わないようにする為に目印として木に赤色の紐を括り付けた。ちなみにこの紐も、あの武器屋の店主から在庫処分品としてもらったものである。


「ん?」


 しばらく歩いていると、こちらに近づいて来る小さな気配を感じた。何故気配を感じるかって言うと、実を言うと俺にも分からない。


(何で近づいてくる動物の気配が分かるんだ?それも、こちらに敵意を持っている奴に限って。おまけに、敵の大きさまでも)


 理由は分からないが、こちらに近づいて来るのなら狩るまでだ。

 俺はすぐに剣を抜いて、近づいて来る生き物に備えた。姿を現したのは、兎の様な姿をした魔物が5匹であった。かなり毛深い所と、目付きがやたら鋭い所を覗けば。いや、毛深い兎は確かいたから目付きが鋭い以外は殆ど兎なのか。

 なんて呑気に考えていると5匹の、いや5羽だったな、兎がこちらに向かって飛びついてきた。ここでも俺の身に、不思議な現象が起こった。


「遅」


 兎の動きが、どういう訳かスローモーションのように遅く見えたのだ。姿を現す前に感じた気配では、かなりのスピードでこちらに向かってきていたからてっきり素早い生き物なのかと思った。


「こんなに遅ければ、楽に倒せるかも」


 俺は剣道で培った技で、5羽の兎をあっという間に切り伏せていった。始めて生き物の命を奪ったが、これも生きていくために必要な事である為仕方が無いのだと割り切る事にした。


「思いの外、簡単に倒せた」


 拍子抜けした俺は、リュックを下ろして兎を解体しようと大きめのナイフを取り出そうとした。そんな時、こちらに向かってかなり大きな動物が近づいて来るのが気配で分かった。姿を現したそれに、俺は早くも命の危機を感じた。


「あぁあぁ、この兎共はあれから逃げる為にこっちに来ていたのか」


 姿を現したのは、赤色の大きな虎であった。しかも3頭。


「最悪だ」


 再び剣を構えて、3頭の虎の襲撃に備えた。先程の兎と同様に、虎の動きがスローモーションのように見えても、相手が兎と虎というだけでかなり違う。


「ま、俺なんかが死んでも誰も悲しまないから良いけど。こっちでも、元の世界でも」


 覚悟を決めて俺は、真ん中にいる虎に向かって剣を振った。うまい具合に腹を傷つけて仕留めるが出来たが、切った時の感触がまるで皮を被った岩に叩きつけている様な感じであった。

 真ん中にいる虎を仕留めたのだから、当然俺は両サイドにいる2頭の虎の襲撃を受ける事になった。左側にいた虎は俺の肩を、右側にいた虎は俺の首に向かって噛みついてきた。今まで感じたことがないような、引き裂かれる様な激しい痛みが全身を襲った。


「イテェな!」


 ここまで感情的になったのは何時以来だろう、激痛のあまり俺は頭に血が上って両サイドにいた虎2頭の首を跳ね飛ばした。


「はぁ……はぁ……はぁ……生きてる…………これ、治るかな」


 傷の具合を確かめる為、俺は噛みつかれた首に手を当てた。

 だが


「……え?」


 噛みつかれた所に触れた俺は、本日3度目となる不思議な体験を味わう事になった。


「傷がない。血も出ていない」


 あり得ない事であった。

 先程まで俺は、首を刎ねた2頭の虎に噛み付かれていた筈なのに、傷が全くついていなかったうえに血も出ていなかったのだ。よく見ると、肩の方も全くの無傷で、服も破けていなかった。


「どうなっているんだ?」


 自分の身に起こっているあり得ない現象に、俺は数分間呆然と立ち尽くしていた。


「ゲームの中に迷い込んだのか?否、それだったらあの痛みに説明が付かない」


 結果的に傷一つ付いていなかったし、血も一滴も流れていなかった。だけど、肉を抉られる様な激しい痛みも、身体の中に何かが貫通するような感覚も、呼吸が止まるような感覚も全てが錯覚だとは思えなかった。全て現実の物であった。


「一体、俺の身体に何が起こっていると言うのだ」


 訳が分からなかったが、せっかく狩った動物の素材を台無しにする訳にもいかない為、俺は先に兎と虎の毛皮と牙と回収した。残った内臓は、ライターに軽く息を吹きかけた。すると、ライターに似た道具から勢いよく火が噴き出てきて、目の前にあった内臓が燃えた。

 これも武器屋のおじさんから貰った在庫処分品で、軽く息を吹きかけるだけで火を噴く事が出来るというアイテムであった。ただし、薪や生き物の遺体に火をつける程度の火力しかない為、実践には不向きであった。


「もう少し奥に行って、日が暮れる前に買い取ってもらうか」


 気になる事はあるが、今は俺が食っていくのに必要な金を稼ぐために立ち止まる訳にはいかなかった。

 疑問を一旦心の隅に置いた後、道具一式と手に入れた素材の入った布袋を持って俺は更に森の奥へと進んでいった。




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