第81話 ルビーの配信
新年1発目のプリンセス・スクール。
この作品は笑わせに頑張りたいと思っています。
山田ルビーは配信者としての一面を持っていた。きっかけは趣味で注目されたい、インフルエンサーになりたいと思った事がきっかけだった。彼女はファンクラブもあり1900人のファンがいる。そのファンの人数が増えたかどうか確認するのかが彼女の楽しみの一つである。ルビーは自分の部屋で基本的に配信を行っている。彼女は豪邸で親が寝ている間に配信を行う。彼女のお嬢様口調での喋り方や彼女の可愛さを見たリスナーはそのあまりのギャップに取り憑かれてしまい、コメントで応援メッセージを送っている。その応援メッセージを見るとルビーは嬉しさのあまりテンションが爆上げしてしまうのである。
「それでは今夜の配信をお送り致しますわ。今夜のナイトルーティンはコーヒーを飲む、おほほは、、
なんとエレガントな夜だ事、なんと言っても今夜はフランスから仕入れた高級コーヒーを片手に我が家の趣味であるジャズを聴くというなんとも優雅な夜。私の運命の王子様は今、何をしていらっしゃるのかしら?
もう想像してしまい夜も気になって眠れませんわ。」
ルビーはコーヒーを飲みながらコメントを読んでいる。彼女の父親はコーヒー好きでありその影響かルビーもコーヒーを好んで飲んでいる。コメント欄を読みながらルビーは上機嫌になっていた。ルビーの部屋にある高級家具が動画に映ると彼女にコメントがめちゃくちゃ流れてくる。スパチャを送ってくるリスナーもいる。
『運命の王子様って誰?』
『ルビー様の彼氏?』
『知りたい、、もしかして彼氏持ち?
もしそうだったら嫌です。ルビー様と僕は結婚したいんです。
ルビー様、僕のエンジェル』
『彼ぴっぴの写真は?』
『金持ちなの??お部屋凄い綺麗だね。ルビーたん』
次から次へとコメントが流れてくる。
(まあこれで私もインフルエンサーですわ。私の運命の王子様御影先輩がもしこの配信を見てくれていたらなんて考えると私ももうこれからどんどん人気者にならなければ、まだまだレベルは序の口。これからいずれはもっとインフルサーになるのですわよ。おほほほほ!!!!!さあ)
そう心の中で思いながらルビーは配信のコメントを読み始めた。
「はい、こんばんはですわ。エスプレッソさん!
運命の王子様って誰ですかってそれは勿論彼氏に決まっていますわ。なんと言ったって私の運命の彼氏はですね、めちゃくちゃ豪邸に住んでいて毎食シェフが作って下さっているんですって、もう私にとっての王子様ですわ。シェフ専用の寮がありまして、食事は毎日フレンチ、イタリアン、和食、中華、などそれぞれ異なるんですわ。まあ羨ましい事。
ロッピーさん、コメントありがとうございますですわ。
ルビー様の彼氏ですわよ。
私は以前にもお2人程彼氏とお付き合いをさせて頂きましたが、今の彼氏は一番御坊ちゃまですわよ。
私は高級バッグをプレゼントで頂きましたのですわ。そのバッグを今も出掛ける時用に使っていますわ。私、バッグとポーチに関してはブランド物を使う事で徹底して持っていますの。数十万のバッグを買う事もあるのですわ。
お茶よりほうじ茶が好きさん、コメントありがとうございますですわ。
私と結婚したいですってまあ素敵なプロポーズありがとうございます。お気持ちを頂いただけでも凄く嬉しいですわでもごめんなさいね。私は今彼氏とお付き合いさせて頂いていますですわ。ありがとうございます。
港区女子なんかより代官山女子の方が夏にお腹出してんじゃねえか馬鹿野郎、こんにゃろーめさん、随分長いお名前ですわね。コメントありがとうございます。あのそのネタ随分前にお笑い番組で流行りましたですわね。何ともユーモアに富んだお名前のリスナー様ですこと。
彼ピッピの写真ですか。そうですねー。いずれお願いすれば顔出し配信などもしてあげるのではないのですわね。まあ何とも面白いお名前を使われるリスナー様ですこと。こんなに笑ってしまったのは初めてですわ。本当にこのお方はお笑いのユーモアに溢れていらっしゃるのかしらねー。
原宿にカラフルな髪色の奴多すぎだろ。マゼンタとかネイビーとか、アッシュとか、そんなのふざけんな、せめて赤かピンクにしとけよ。さん、あらこれはまた長い名前です事。まあ今日のリスナー様はよく大喜利をされるお方ばかりですわね。何ともユーモアに富んだ素敵なお方のお集まりです事。
そんなに原宿にいるお方に思いが強いのですね。まあ髪の毛をお好きな色に染めるのは個人の自由ですわ。と私は思いますわね。さてコメント読ませて頂きますわね。
金持ちなの?お部屋綺麗ですね。ルビーたん。
あらこれはまたたん呼びですね。私もいつか彼氏にたん呼びされる日が来るのかしら。待ち焦がれていますわね。」
暫く配信を行っていたが2時間を超えた所でルビーは配信を終えた。明日は御影とのデートである。御影はどんな服装で来るのか気になってしょうがない。きっとかっこいい服装で私の前に現れるだろう。そんな事を思いながらルビーはスマホを開いた。Xを開きフォローの欄を見つめる。そんな中ある投稿を見つけた。その投稿にはティンパニ奏者が倒れる場面の動画が流れていたのだ。そのティンパニ奏者とは宮野ゆりだった。そしてそのコメント欄にはとにかくコメントが殺到していた。ゆりの演奏を上手だという人もいれば、普通だという人もいれば、ゆりもきっと見ているのだろう。仮病だと馬鹿にするコメントもいた。
「下手くそ」
「ブス」
「可愛くねえから、もうティンパニなんかやめちまえよ。」
ネット荒らしだ。そしてそのコメントに対する返信リプもかなり荒れていた。そんな荒れたコメント欄であったが、ゆりの動画をネットに拡散した真犯人がいるかもしれない。一体それは誰なのだろうか。
ゆりは家でそのツイートを見てしまった。私は今ネットで攻撃されている。酷い、私は何もしていないのに。何で知らない人にこんな事書かれなきゃいけないの。だって私は、ゆりの身体が震え出した。怖い。恐怖のあまりゆりは嘔吐した。
こんなの生まれて初めてだ。
「なんで、私がこんなに苦しまなきゃいけないの?
何で炎上しなきゃいけないの?
私は勝手に毒を盛られて苦しい思いをして、イカれてるよ。ふざけんな、書いた奴なんか死ねば良い、
お前が死ねよ。」
ゆりは思った本音を1人事で言った。
読んで頂きありがとうございます。




