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第8話 エロゲー好きの女の子


「ねえもういい加減にしてよ!!!あたしお金なんかもってないから!!!!」

女の子は、俺の事を庇うようにした。


「もうわかったから、にげよう、ね!!!」

女の子は俺を連れると、不良から逃げ出した。

俺たちは、不良の目ができるだけ及ばない場所へ行った。


「あなた有栖川の子だよね。さっきのやつらから守ってくれてありがとう!あたし、こんなんだからさ男から狙われやすくて!!」

その子は、汚れたスカートを振り払って下を向いて言った。多分綺麗好きでそういうのを気にする子なんだろうか。


「大丈夫!あんな奴ら、気にしないのが1番だから!!」

俺も不良のやつらにやられてしまった泥をとっぱらって、立ち上がった。こんな展開ごくせんでしか見た事がない。でもうちのクラスの先生はヤンクミとは程遠い。


「ねえ、助けてくれてありがとう!お礼したいから、この後大丈夫?」

この展開は、まさか、まさか。まさか。

っと心の中でテンションがぶち上がったが、ここは冷静に。


「あっじゃあ近くの店でも行くか。」

俺は行った。まさかの女の子と二人でご飯。

と言っても行ったのは、スタバだったけど、


「あたし、林理央。さっきはありがとね。」

女の子は、自己紹介をした。

「いやいや、俺喧嘩弱いのにさ、あんな奴らに立ち向かって、ボコボコにされてカッコ悪いとこ見せちゃってなんか悪かったね。俺田口圭一。」

女の子は、スタバでフラペチーノを奢ってくれた。あと今流行りのタピオカも。


「田口くん!!クラスはA組??じゃあ石井先生と、あとゆりちゃんのクラスなのね。」


「嘘、君もしかして、お嬢様部の子か。あのダサい名前の合コンってかパーティやりまくってる。」

あの林有咲の妹なんて、信じられねえ。キャラ全然違うやん。

でも黄色い髪に、茜色の制服。まるでヒロイン。

「ダサくないよー。お姉ちゃんが付けたんかだから、あたしみたいなお嬢様しかいない部活。みんな、お金持ちだから、趣味とか、嗜好も全部レベル高いもん。それに次のパーティでは、聖学院だけでなく、私も彼氏をゲットするんだ。あそこで。」

彼氏ねー。あーこの子も、あれか、イケメンばっか狙ってる。

まさかと思うけど、


「でもさ、あたしね、二次元の女の子も好きなのー。ねぇエロゲ好き?ご主人様って呼んでくださいに出てくる、みゆきちゃんとかー、ご主人様、にゃんにゃんとかーって言われるのとか可愛い。あとね、やっぱりメインヒロインはツンデレより、萌え系かおしとやか系の方がいいよねー。いやツンデレヒロインは好きじゃないのよねー、なんかさ、」


唐突に林理央は、マシンガントークをし始めた。

いや忘れてた、俺はエロゲーをやりまくってた時期があったんだ。あんま言いたくないが、エロゲーのヒロインとそういうエッチなシーンになった時に、自分のあそこをつまんであれを、〇〇〇〇をあーーー!。


いやごめんなさいね。ごめんね。

やばいよ、忘れてたよ。俺ごめん嘘ついてたよ。本当は萌えヒロイン大好きだよ。

おかえりお兄ちゃんとか、言われたいよ。 ツンデレもいいよ。でも天然もいいよ。

でもあー。

しかしここは。ズバッと引き出しから。


「いやいや、何を言ってんだよ。ツンデレヒロインこそ、ヒロインの窮地だかんな。たまにツンツンして時にデレて甘えてくるところとか最高じゃねえか。例えばツンデレヒロインとデートするシチュエーションだったとするよ。はい、先輩の分も。買ったから、食べて。とか、さりげないところに男の心を鷲掴みにされるんじゃないの。ねえねえどうよ、」

やっべえ、俺すげえ喋っちゃったわ。あれなんか今日の俺、冴えてる。


「田口くんやっぱり、オタクなんだー。ねぇねぇ、好きなアニメは?あたしと一緒にエロゲーやらない?、プリンセススクールは?」


「リアルだと冴えカノとか。ちなみにあういうハーレム系の方が好みかな。」


「リーお、なにしてんの??」

ん??有栖川の制服を着た、ツインテールの女子と、あれ名前が出て来ない。え?多分理央のリア友かー。


「俺ちょっとトイレ!!」

すると俺は、トイレへ行った。

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