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第75話 IKEAなんて似合わない??嘘、無印の方が似合うじゃん

クリスマスイブなんでラブコメお楽しみください。


 俺を呼ぶ声がした。俺は呼ばれた方を振り向いた。その声はゆりの声だった。車から出てきたのはゆりと見覚えのある顔だった。あいつは聖ヨゼフ学園のおぼっちゃま、御影海斗だ。

うわーーなんだあいつは。いかにも高そうな洋服に靴なんか着ちゃって、、いや意味わかんないよ。だって今ごくせんみたいな展開じゃん。おぼっちゃまが出てくる展開じゃないよ。


「ゆり、お前、身体は大丈夫なのか??」


「うん大丈夫だよ。ごめんね。なんか変な夢見ちゃった。」


「どんな夢だよ。もしかして太一とかいう元カレの夢でも見たのか??」


「違うよ。なんかねIKEAに行って私なんか試着もしないで洋服をずっと荒らしちゃっているの。綺麗に畳んである洋服をねなんか汚したくなっちゃってメロンソーダを洋服にかけちゃった!!」


「アホか??どういう夢見てんだよ。お前それで脱法ハーブを飲まされたから副作用とかないのかよ??」


俺は心配になってゆりに聞いてみた。副作用、一体何を言っているんだ。まるでゆりを薬物中毒者みたいに言ってるではないか。そうだ。俺はなんて最低なんだ。まるで女心が分かっていない。


「副作用なんかある訳ないじゃん。私は元気なんだから。」


「御影さんでしたよね。ゆりを送ってくれてありがとうございました。」

俺は御影海斗にお礼を言った。一応社交辞令というやつだ。大事な恋人をわざわざここまで送ってくれたんだから。

そうだ。何かお礼をしなきゃ。すると御影はニコニコしながら言った。


「そんなお礼なんか大丈夫だよ。僕は平気だから。

それより大事な彼女なんでしょ。しっかり守らなきゃ。

いいなあこんな可愛いらしい彼女さんがいて。」


可愛い??いやあれだ。今可愛いって言ったよね。いややっぱりそうだよね。わかるよね。いやいやこいつ男心わかるよね。いやそんな爽やかな顔でサラッと可愛いって言っちゃうんだから。流石イケメンは違いますわ。

流石モテ男は違いますわ。いやもうあれだよ。彼女じゃない子にもそんなこと言っちゃうんだから。ところが最後に御影は信じられないような事を言うのだった。


「だからそのゆりちゃん、、僕にちょうだいよ!!!」


俺は思わずキレてしまった。こいつは何を言っているんだ。この後に及んでナンパですか??

しかも本人じゃなく本人の彼氏を通してのナンパっていややばくない。冷静に考えてなんて状況なんだ。そうだ。今俺の心の中でこいつに対しての嫌悪感が出てきた。


「はあ????あんた今なんて言った??

僕にちょうだいよって、、、そんな簡単にあげるわけねえじゃん。俺は入学式の時からずっと好きだったんだよ。行きの通学路で一目惚れしたあの頃の感動を未だに忘れられない。あんたにわかるか?それで仲良くなって俺のことすげえみてくれるし分かってくれる。俺の発言にツッコミ入れてくれるし、俺のことあだ名で呼んでくれるし、大好きなんだよ。」


俺は顔を赤らめて言ってしまった。いや恥ずかしかった。本人の目の前で大好きなんてそんな事言えない。そうだ。だって彼女は絶対に俺の事大好きに決まってる。


「圭ちゃん、、、、」


ゆりが思わず口にした。その発言を聞いて前から思っていた。圭一の本当の気持ちがようやくわかった気がする。

次の瞬間ゆりは俺の背中に抱きついた。そうだ。こんな馬鹿でどうしようもない俺でも受け入れてくれたんだ。


「ありがとね、、圭ちゃんやっぱり大好き。」


そうなったら最後の大勝負に出るしかないのか。いやそうだ。

いやでもどうする。そうだ。御影とはこれから予想だにもしないバトルが始めそうな気がする。


「ゆりちゃん、、君からは香水の良い匂いがするよ。それに

君にはIKEAの安い家具が似合いそうだ。所詮僕なんかに釣られる程度の女ならその程度なんだね。どうあがいても君は自由が丘系女子にすらなれないよ。」


「嘘、、IKEAなんて似合わない。IKEAなんて興味ない。私は無印が好きなの。洋服だってH and MとかGUとかカジュアル系が好きなんだもん。それに私は自由が丘系女子に憧れてなんかいない。私は渋谷が好きなの、JKは渋谷のスタバでフラペチーノ頼んでそんな自由気ままな生活がしたいの!!!

あなたみたいなお金持ちの道楽やお遊びになんか乗らないんだから。」


ゆりはそういうと俺の腕を掴んだ。そうだ。彼女は間違いなく可愛い。この状況下においても百パーセント俺の味方をしてくれるんだから。渋谷のスタバでフラペチーノ頼んでっていやもう今最高なんですけど俺のテンション軽くぶち上がりなんですけど。そうだ。


「へえ、、そうかい??それなら僕と最後の大勝負に出ないかい??大勝負だよ、そう。。

君という美しい花が、、、、、、」


「良い加減にしろーーーーーー!!!!!!」


「ピギャーーーーーーー!!!!!!!!!!!」


御影は殴られると吹っ飛んでいった。御影はフニャフニャの紙のようになって道路に倒れた。彼の私服が汚れてしまっている。なんて光景だ。いや普通に考えてもそんな声出さないだろう。いやピギャーーーーーーーってどこのキチガイだよ。いやおかしいって笑わせないでくれよと俺は心の中で思ったけど口には出さなかった。

殴ったのは茜だった。


「さあさあナンパはここまでにしましょうねーー!!!圭一とゆりちゃんに手を出そうとするなんてしたら私が許さないんだからねって、、、御影君

どうしよう、、御影君を殴っちゃった!!!!」

茜は慌てて俺の方へ寄ってきた。



読んで頂きありがとうございます。

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