第72話 謎の電話
お久しぶりの投稿です。新社会人となり仕事の時間が増えて忙しくなりました。これからも不定期に更新するので是非お楽しみください。
未央は走って、学校に戻っていた。先生から連絡を受けていた。有栖川に警察が来ている。
当学校の生徒が脱法ハーブに手を出していたなんて。
急いで、生徒会室に入ると、担任の先生が血相を変えていた。
「秋山、、戻ったか。被害が出たのは昨日だ。当学校に通う生徒が激しい吐き気で病院に運ばれてな。それに、演奏会に出ていた宮野も、、突然意識を失ってな。全員がとある生徒からお茶っ葉を貰ったと言っているんだ。調査したら、そのお茶は、脱法ハーブだった。」
「そんな、、、有栖川で、、そんな事が、、我が校の生徒が犯人だというのですか??」
「大事なのはその先だ。その生徒は、お前も所属しているお嬢様部。聖ヨゼフ学園などの学校とパーティーをやるだろう。そのパーティーで薬物を貰ったのではないかってな、」
「誰なんですか??その生徒は、、、」
「水澤茜だ。」
「茜って、、、あの子が、、脱法ハーブを、、、そんな何かの間違いでしょ。そんな筈は、、、」
「水澤は、ヨゼフ学園と行われたパーティーによく出席していたんだ。田口と一緒に体験入部に来た日に水澤はお嬢様部に入部したんだ。そっからヨゼフ学園の男と恋愛関係になっているそうじゃないか。」
「茜と付き合っていた、、その男っていうのは誰なんですか??一体。。」
「付き合っていた??別れたのか。。」
担任の教師はその事情を知らなかったのだ。
「ええ、、2ヶ月前にね。今は茜は新しい彼氏が居るはずです。」
「男の名は、神山健。脱法ハーブを女子高生に売り渡しているいわば薬未成年なのにクラブなどに頻繁に出入りしていたりして問題を起こしている。それだけじゃない。奴は、暴行事件を起こして、
「そんな奴に我が校の生徒を弄ばれて私は許せませんわ。」
そこにいた山田ルビーは激しく怒り始めた。そうだ。理央の一件以来生徒から犯罪者を出さないって強く決めた。きっと何か理由があるはずなんだ。その時ルビーの携帯に電話がかかってきた。圭一からだ。
「もしもし、、田口君ですか??一体どうしたんですか??」
「なあルビーか??大変なんだ。ゆりが突然倒れて意識を失ったんだ。それで茜と電話しても繋がんなくて、、もしかして有栖川に戻ったんじゃねえかってな??」
「田口君、、、今、、警察が来ていて、、水澤さんが疑われているんです。ヨゼフ学園の神山って男と付き合っていたからって。」
「違う!!茜じゃねえ。あいつじゃねえんだ。ゆりは目撃していたんだ。犯人の顔を、、ゆりは見ていた。犯人は、、、、」
「え???
まさか、、、そんな。。本当なのですか??その事実は宮野さん自身が言ったのですね。
「ああ、、犯人は、、俺も心当たりがあったんだ。いや寧ろ俺のせいかもしれないんだ。まさか、、ゆりの友達だっただなんて。とにかく、茜は無実だ。あいつが、そんな事する訳がねえ。あいつはいつだって、まっすぐで不器用だけど悪い事するような奴じゃねえんだ。俺はあいつを助ける。だから手を貸してくれ。」
「わかりました。私も信じています。」
その頃、俺(圭一)は、ホールの地下に向かって走っていた。間違いない。茜はホールのどこかに居るはずだ。地下にいるならきっと無事な筈だ。
俺は楽屋を必死に探す。ホールの上手側の楽屋は男性出演者の楽屋だ。まさかここにいる訳がない。
物置きか、、それとも別のどこかか。
俺は立ち入り禁止となっている。地下の奥の部屋に向かった。そこは、完璧に立ち入り禁止となっている。部屋だ。
「茜!!いたら返事してくれ!!なあ!!!どこ行っちまったんだよ。」
その時突然電話がかかってきたのであった。それは茜の番号であった。
「茜か??」
「久しぶりね。圭一君?」
「誰だ。お前は。」
「忘れたの??私よ。あなたの幼馴染み。。」
「お前、、まさか、、どうしてだ。何故こんな事をすんだよ。茜はどこだ??なあ、、なんの恨みがあってそんな事を、」
「さあ、、ホールにはいないわよ。忘れたの?
私に別れ話を出したくせに、、ねえ、、あなたと付き合いたかったの。そうでしょ。」
「お前、、田平か。まさか、、あの事をまだ恨みに思ってんのか??」
「そうよ。圭一君、、私はあなたと付き合うまでは絶対に諦めないって決めたのよ。あなたが愛おしいから。。そのためなら、、どんな事だってするわ。」
「ふざけんな。ゆりをこんな目に合わせやがって。全部訴えてやる。お前の事も、、、」
「おっと、、もし喋ったら水澤茜がどうなるか、、ふふふふ。さあ私がどこにいるか。」
電話越しに聞こえる女の声。そうだ。あいつしかいない。間違いない。ゆりをこんな目に合わせた上に、、忘れもしない2年前のあの事件。。
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