第7話 副会長 秋山未央
その日の放課後、俺は職員室へ訪れた。個人的に石井に相談があったからだ。
「おう田口どうしたんだ?俺に相談ってなにか困り事か?」
さすが女子高だけあってもさすが男の先生と言ったらこの人しかいない。
「いや、そうでもないんすけど、なんか俺お嬢様部って言うの間違えて体験行っちゃったんすよ。」
「お前まじか?あそこは女子しかいないんだろうよ。男子が入るとこじゃないだろ!。なあ試しにな、生徒会行ってみ、確か部長さんは二年生の林さんだったよな。」
言われて、俺は生徒会室に向かった。もしかしたら、林先輩がいるかもしれない。
コンコンとドアを叩いた。
「はい!!、あらどなたですか?」
ショートヘアに、金髪の見るからに俺の好みの女子がいた。副会長の、秋山未央だった。
「すみません、一年のものなんですけど、生徒会長に用があって、」
「あら、田口くんじゃない。どうしたの?」
林だ。
「あのーすみません。俺やっぱり部活入るのやめます。あとお嬢様部って名前変えたほうがいいかなーって思って、いっそ合コン部とかどうでしょう?」
「ねえあなたいきなりなんなの??我が校の伝統に泥を塗るつもりなの?」
秋山未央は、少し怒り始めた。
「言っとくけどね、私もお嬢様部なのよ、伝統なの、かっこいいよそのお坊ちゃまと出会うために必死に、パーティするのよ」
「名前を変えるのにはねあたしの権限があるの。あなたにはそれがないのよ。」
林は、窓の方を向くと、言った。
「あっそうすか、なら失礼しやす。」
俺は立ち去ろうとすると、秋山未央が追い掛けて来た。
え
「ちょっとあんた待ちなさいよ。きゃっきゃーー!!!!」
えっ、すると秋山は階段から転んで俺の方へ倒れてきた。俺の方へ倒れてうつ伏せの状態になった。
えっ俺のあそこが立ってしまった。やばい。
すると倒れた秋山は、恥ずかしそうに赤くなった。
「ち、ちょつと、どこ見てんのよ、、、、この変態!!!」
思いっきり引っぱたかれた。
「痛いっすよ。俺わざとじゃないっすよ。」
俺は信じられなかった。初対面で引っ叩いてくるのが、。
「そのあと、エッチな目で観てたじゃない?」
「いやそれは、、、、」
「とにかく、会長はお忙しい方なの。あまり失礼な態度取らないで。あたしが許さないんだから」
秋山未央は、かなり怒った顔で言ってるがそれも可愛い。
いけねぇ俺はゆりちゃんがって思った。
その日の帰り道、俺は不思議な思いで歩いていた。
「おい姉ちゃん、ちょっと金持ってんだろ!その制服聖アリスのだろ??」
なんか不良が、3人くらいJKにたかってる。
(えっ、かつあげかよ)
俺は、そのまま関わらないで行こうとした。
でも良心が働いて、行った。
「ちょっと嫌がってるじゃないですか?」
「なんだこいつ、こいつもアリスの高校かよ???」
すると不良は俺を蹴り飛ばしてきた。
「おいやっちまえ!!!!」
「おらおら、弱虫がよ」
不良の1人がバットで殴りつけてきたので、俺は反撃した。
「いってぇー、畜生!このやろう
」
俺は、不良の一人に、殴りかかったが、勝つわけがない。
「なあこのクソガキ!!図に乗ってんじゃねえよ」
不良は、頭を何度も殴りつけた。