第68話 御影とルビー
お久しぶりでございます。中々忙しく続きが書けない所存でございますが、自分のペースでゆっくりと進めていきたいと思います。
朝、御影は、リムジンに乗って登校する。飛んだ御坊ちゃまだ。しかも御影が車から降りると、ヨゼフ学院の女子達は、きゃあきゃあ言うのである。
「きゃあ、、御影君。やっぱ、生で見たけどかっこいいわ!!!!素敵。」
「お父様が御用達のリムジンで来られるなんてかっこいいの、しかも今有栖川の子と付き合っているんだって。いいなあ!!私なんか見向きもしないだろうなあ。」
そんな御影と山田ルビーが付き合ったきっかけは、有栖川とヨゼフ学院で定期的に行われる合コンである。そこでルビーは御影に一目惚れして、告白した。御影は純粋なタイプで特に女性を選ばない、裏表もなく紳士的なタイプである。しかも黒髪以外の女性がタイプというところでもルビーはドストライクだ。
「御影、、、おはよーーー、、なあお前、最近ルビーとはどうなのよ???上手く言ってんの??」
「おお、、ギリトか。。いやまあね、ルビーは良い子だよ。可愛いし、、俺の理想だよ。なんかこないだ俺の家泊まりに来た時も、、髪を乾かしてくれたしさ。」
「えーー、、お前のあの豪邸に呼んだのかーーー、、お前、、それであのお前の家のすっげえ、美味しい料理を彼女に出したのか。。羨ましい、、羨まし過ぎる。」
竹澤キリトとは、クラスが一緒だ。ヨゼフ学院と合同でやった有栖川のお嬢様部の活動にもいた。あのゆりにナンパしようとした奴だ。178センチに金髪のチャラ男である。
「弟と妹も喜んでくれたし、ルビーも面倒見が良いんだ。何よりあいつのお気に入りのネックレスが家にあってさ。それを買ってあげたんだよ。高かったけど、500万したんだけどな。」
「500万、、まじかよ。流石金持ち、、お前の今の財産って、、、」
「4000万くらいかな。貯金はそんくらい、、」
「はえええ、、、、すげえな。。俺なんか銀行の口座すらねえよ。大体は親父がお小遣いくれるからさ、それでって感じだけど、で、、お前、、今日、お嬢様部の活動あるけど行くだろ??」
「行くよ。勿論、ルビーに会う為にね。」
久しぶりにルビーに会える。2週間ぶりに逢える。こんな楽しみな日は他に無い。期待に胸を膨らませていた状態のまま御影は授業を受けていた。御影は綺麗に板書をするだけでクラスの女子は見とれている。
「ねえねえ、、見て見て。綺麗な字よねー、綺麗なノート、、なんであんな素敵な字書くのかしらねー??
流石勉強も学年一位の秀才は違うよねー。」
御影のことが大好きな女の子がいる。林理央のラノベ仲間であった竹田雪だ。以前、俺とお台場であった事がある雪は、聖ヨゼフ学園に通っていた。彼女は、少女漫画のようなキラキラしたラノベが好きなかなりオタッキーな女の子だ。
「雪ちゃん、御影君の事が好きなんだもんねー。だって御影君に、話かけられた時なんか、失神しそうになってたもんねー。」
美玖も2人共ヨゼフ学園の生徒だ。理央とは中学が一緒で、ラノベ仲間であった。雪は、御影に一目惚れしており、御影の事を常日頃から追っかけ回すのが好きである。昼休み、御影が学食に向かうと御影を追っかけ回すように食堂に向かう。
「美玖ちゃん、、、見てみて、、、御影君がラーメン食べてるよー。あの一流ホテルの御曹司がこんな超庶民のラーメンなんか食べてるなんて、きゃーーーー、御影君可愛いよねーー。」
雪は敢えて窓際に座るのだ。そんな中御影と目が合うと御影は手を振ってくれる。なんてジェントルマンなのであろうか。ニコニコした笑顔で雪の方を見つめるのだ。
「ねえねえ、、手を振ってるよー。可愛い。もう有り得ないくらい好きなのにーーー、、、」
すると御影は雪と美玖に気づいたのか、席を移動してきたのだ。
「折角だし一緒に食べようよ!!」
御影は雪に声をかけてきた。
「いいよ!!!ここ座って!!」
御影は雪の隣の席に座る。隣の席に好きな人がいるってだけでドキドキしてしまうのであった。雪の表情を見た美玖は、ファイトという風に合図を送る。
「竹田さん、珍しいね。いつもお弁当なのにね。」
「うん、、気分的には、、学食食べたい気分だったんだー。だってさーここの日替わりランチ美味しいじゃん。私ね、いつもお母さんが作ってくれるお弁当美味しいって思うんだけど、やっぱり毎日はいいかなあって思っちゃうんだあー。御影君は、きっとお母さんのお弁当とランチどっちが好きなの!」
すると御影は信じられないような事を口にしたのだ。
「俺は、、やっぱりシェフが作るお弁当かなあ。それに俺は、、基本的に一流のシェフが作ったお弁当しか食べないんだー。」
「へー〜ー、、すごいなー。御影君はーーー、、、それで、、、彼女いるんでしょ、彼女に愛妻弁当とかは???
はい、、、ずばり?????」
美玖は、、御影に質問すると御影は失笑する。その失笑した顔を見た雪は、さらに顔を赤くする。
「無いよー。だって高校生だぜー。でも大学入るまで付き合えるんだったらそれやりたいなぁ。」
御影はそういうのであった。
その頃、ルビーは拘置所を訪れていた。この後御影とデートだというのに、そう理央に会いに来たのだ。
有咲は別の拘置所に入れられている。
「あんた、、、何しに来たの???
また私をからかいに来たの???
もう死にたいんだよ。毎日、毎日死にたいって強く思うようになった。生きている意味なんか無いんだって。私はなんの為に生きてきたの??この世に必要とされていないんだ。生きる意味なんか無いんだよ。見て、、もう10回以上首吊ろうとしたんだよ。でも死ねないの。。。はははは」
「理央さん、、、逃げても駄目ですわよ。辛い気持ちも分かりますわよ。でも死んでも命は戻ってこないんですわ。辛くても生きればいい事は絶対に待っているのですわ。」
ルビーは厳しく理央に言うのであった。




