第67話 御影はおぼっちゃま
久しぶりの投稿です。
「もう、信じられない。少しは、先輩に対して態度を改めてよね。そんなんだから、私圭ちゃんの事、見てらんないもん。どうして秋山先輩と喧嘩ばっかりなのよ。」
次の日の朝、俺は、2人で待ち合わせて登校している。昨日夜の12時に帰って、それから夜中の3時までエロゲーやってたのにちっとも眠くない。俺は欠伸をしながら言った。
「あの人は、あういう人なんだよ。俺とぶつかっただけなのに、見ないでよ、変態とか、そういう性格が悪い女なんだよ。それなのに彼氏の前だと、デレデレする辺り超ツンデレだよな。まああの人と口喧嘩になったら絶対勝てないよなぁって俺は半分諦めてっけどさ。でも噂によると、今、あの人、ヨゼフ学院の御影って奴が好きらしいよ。なんでもバレー部のキャプテンで超かっこいいんだとか。」
「でも他にも原因があるんじゃないかな。とにかく私は付き合っている身分として、あなたには、礼儀というものを弁えて欲しいのよ。ねえ、校則では禁止されているけど、アルバイトをしてみたら??私実は、学校に内緒で、カフェでバイトしてんのよ。土日だけだけどね。」
「おいおい、会話が噛み合ってない気がすんぞ。俺は別に働きたい訳じゃないんだからな。でもしょうがねえな、、これからは特に、そういうのは避けるようにするよ。」
俺とゆりは、学校の近くのコンビニに寄った。ローソンが近くにあってそこで朝食を買ったりしている。あまりにも朝が早いので、家で朝食を食べている時間がないのだ。
「ねえ、圭ちゃん、、あたしの分買っといてくれる?あたししゃけのおにぎり欲しいんだー。」
「いいよ。俺の奢りでね。」
「あら、、圭一、、今日も仲良くコンビニデート??噂をすれば、ねね、、あんた、そういえば、初デートどこ行ったのよ。ねえねえ、、どこで告ったのよ。」
その時、偶然ローソンに来ていた茜と出会った。茜は、彼氏と一緒ではないようだ。俺は、流石にうざかったのだが一応反応した。
「あーん、なんだよ、、お前かよ。なんでお前なんかに言わなきゃいけねえんだよ。こっちにはこっちの事情があんだよ。それは別に、いいだろ。お前に言わなくたってよ。」
「ははーーん、そうかゆりちゃんにお金払わせたりしてないでしょうね。それより聞いてよ。私ね、こないだプレゼントもらっちゃった。しかも彼の家呼ばれて、私が好きな洋服に、ネックレスも。もう素敵すぎよ。あら噂をすれば、御影先輩じゃない??きゃーカッコいい。」
コンビニの外には、聖ヨゼフ学院に向けて歩く御影海斗の姿があった。
御影海斗は、都内でも有数の一流ホテル王の息子であった。金持ちが住む街、成城学園前に住んでいる。豪邸で使用人が、10人近くおり、家事から晩御飯の支度まで何もかもやってくれるのだ。しかもピアノの腕前はプロ当然である。
「海斗おぼっちゃま、、
おはようございます。」
朝6時半に使用人が御影を起こしにゆく。御影は、欠伸をすると、使用人に挨拶をする。
「おはよう、海堂。あー、まだ眠気が取れない。昨日の夕飯のフレンチで食べすぎてしまったようだよ。」
「ぼっちゃま、、朝食は、ホテルシェルトンの一流シェフをお呼び致してお作りしました。ピラフに、スクランブルエッグに、フォアグラでございますよ。」
御影は、基本的に家では、朝食と夕食を食べるのであるが、日によって都内の一流ホテルで働く一流シェフが毎日ローテーションで1日ごとに御影宅にやってきて料理を振る舞うのである。御影宅は、家にまるでホテルの食堂のような大広間があり、そこで食事をするのである。
「おはよう海斗、最近学校の方は、どうなんだ??」
その日、朝早く御影の父親である御影隆一郎がテーブルに座っていた。御影家では、夕飯になると、家族全員がテーブルに集まる事が多いが朝食ではバラバラだ。表向きでは何とも自由な家族と言えるが。
「父さん、いつも通り楽しい生活を送っているよ。でも最近バレーの方が忙しくて彼女にも会えていないんだ。」
御影は父にはあまり話したくないのだ。御影には夢があった。プロのバレーボール選手だ。だが、父はその夢にいつも反対していた。将来はホテルを継げといつも言ってくるのだ。そういう中々厳しい中で学校の事も話したくなかったのだ。御影には彼女がいる。しかし、お互い予定が合わず、彼女とは殆ど会えていない。
その彼女の名は 山田ルビーだ。
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