第61話 御影海斗
2話連続です。
生徒会室で秋山未央は溜息をついていた。生徒総会後まさかの生徒会長が逮捕されてしまうという有り得ない事態に陥ってしまったからだ。ブラックエデンと生徒会長そして理央が関与していた事は未央にとっても想定外だった。
「私が今期の生徒会長になって一体何を望めばいいのかしら。今まで大変な事は全部会長にやらせて私は、楽な方へと逃げてきたんですもの。もう恋愛禁止にする事もできないし、困ったわ。」
未央が落ち込んでいると、山田ルビーが入って来た。未央のおっぱいを揉むとそのままくすぐった。
「きゃぁぁぁぁ!!!!!!何すんのよ!!!」
「未央先輩スキだらけですよ!!!自分の胸は自分で守らないとですわ!!!」
ルビーはにこりと笑いながら未央にちょっかいを出した。未央は顔を赤らめた。なんて破廉恥な女なんだこいつは。未央の頭に怒りマークが上がった。
「ルビー!助けてよ。今度の委員会の話し合いでさ。今年は行事も多いから色々と決めなきゃいけないことも多くてさ。不良との喧嘩の事もそうだし、それにアルバイト問題とか色々と言われているのよ。噂ではね、3年生に水商売で働いているって噂の子がいるのよ。有栖川は水商売のアルバイトだって禁止されているのに、、親を助けたいって気持ちもわからなくはないけどねー。」
「それって生徒会長のクラスの方ですか??でも元女子校なのですわよ。そういうお方もいるのでございまして??未央先輩はお金持ちのお嬢様なのですわ。きっとご嫉妬なさったのでしょうか?今全校生徒の秋山未央様のファンが大勢いらっしゃるのですわよ。堪んないですわよね。未央先輩のイメージが崩れてしまうのですわ。」
「あいつのせいよ。田口の、田口圭一の仕業。あいつが憎いのよ。あいつさえってずっと思ってた。なんであんな奴が現れたせいで私は、、、人気がなくなっちゃったのよ!!!私は優等生でただひたすらモテたくて、私だって彼氏が欲しいしお嬢様部の部長やりたかったし、、、、とにかくこの学校の風紀を乱すような奴は許さないんだから。聖ヨゼフ学園のきっと学業優秀なイケメンがきっと私に告白してくれるのよ。王子様が、君の事を、世界で一番好きって言ってくれるはずよ。私はそれだけで生きているだけで幸せなのよ。」
未央には好きな人がいる。彼の名は御影海斗。は聖ヨゼフ学園の生徒会長である。何よりも彼は学業優秀。その上でバレー部のキャプテンであるという、運動神経も抜群であるというとんでもない高校生だ。いつだったかお嬢様部の活動で彼に出会い一目惚れしてしまったのだ。そしてバレー部の大会で彼のとんでも無い技術に未央は一目惚れしてしまった。
「私の王子様は、御影君だけなんだから。御影君のためなら、、私は、、、、、塔に囚われるプリンセスにだってなるのだから!!!!!」
未央は顔を赤らめさせて窓を眺めた。有栖川の校舎から下を見ると通学路に使う道路が見えた。そこに歩く一人のイケメンの姿。なんと目の前に御影が歩いているのではないか。
「御影君だわ!!!御影君よ!!!かっこいい!!!!バレー部のエースよ。お願い。きっと神様はチャンスを与えてくれたのよ。」
未央は校舎から外を見つめながら恥ずかしそうにいうのであった。するとルビーは呆れたのか未央に忠告した。
「未央先輩、、飛躍しすぎですよ。良いですか。あの男は、きっと彼女がいる筈ですわよ。でも思い切ってチャレンジするのもありかと私は思いましてよ。さあお仕事の時間ですわよ。これから大事な委員会があるのですわよ。」
ルビーの忠告を未央ははっきりと聞いた。これから委員会の委員長の集まりがある。そこに生徒会は出席しなければならないのだ。めんどくさいのだが一応仕事なのでやらなければならないのだ。未央は窓を閉めると、生徒会室の部屋を出て、会議室へと向かった。そんな未央の様子を御影は外から見つめていた。
「御影、、どうしたんだよ。あの子、お前の知り合い??」
「いや、、違うよ。」
御影は窓から視線を逸らすと友達と歩いていった。
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