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第50話 私のせいだ


理央が藤堂に捨てられた2日後、記憶を無くした理央は、1人山をさまよっていた。自分は誰なのかも思い出せない。辛かった。でも何故か辛さだけは頭を過ぎった。あの玲奈の叫び声だけは頭をよぎると、猛烈に辛くなった。


「あああああああ!!!!!!!!」


一心不乱に叫び続ける理央は偶然入ったコンビニで、、猛烈な頭痛と、事件の恐怖で精神が錯乱した。

コンビ二にいた店員は、理央に心配そうに声を掛けた。


「ちょっとお客さん、大丈夫ですか??」


それも構わずに理央は叫び続ける。だが彼女の身体につけられた火傷に異変を感じた店員は警察を呼んだ。


「もしもし警察ですか??女子中学生が1人で叫んでいて名前を聞いても、答えないんです。はい。腕に火傷の後があって。」


「了解しました。場所は栃木県の那須山中ですね。わかりました。」


そしてコンビニに警察が来た。必死に、理央に事情を聞き出そうとするが答えない。そこで出会ったのが、刑事の吉田だった。

吉田三郎は、栃木県警の刑事だった。


「君もしかして記憶を失っているのかな??それにしても酷い怪我だ。おい、病院の手配をするんだ。もしかしたら頭に酷い傷をおっているのかもしれん。」


吉田は部下に命令した。部下は救急車を呼ぶと理央は近くの病院へ搬送された。すぐに両親のもとに電話が行った。

両親と有咲は病院へ駆けつけた。

有咲は、心配した。


「理央、、、しっかりして!!なにがあったの??

酷い傷。誰にやられたの??」


「誰??」


「私は有咲よ。まさか覚えてないの??まさか、どうしてこんなことにまさか藤堂??あいつにやられたの??

そうなのね。」


理央は姉の名前も顔も覚えていなかった。頭の傷がひどく、思い出そうとすると、猛烈な頭痛がする。有咲はその時、全てを悟った。そうなぎさの死の事実を知り、藤堂にやられたのではないか。


「私は、、警察に電話する。もし理央が生きているのを知ったら、私や理央の命が危ないかもしれない!!!」


有咲は警察へ行き、藤堂の事の全てを話した。そして藤堂は直ぐに指名手配された。そして、藤堂と彼の部下のブラックエデンのメンバーは次々に逮捕された。

そして藤堂は、取り調べを受けた。


「おい!!!藤堂雄一!!そろそろ吐いたらどうなんだ。1人少女が行方不明になっているんだぞ。藤井玲奈。

石井なぎさと同じように殺したのか??」


「だから知らねえッスよ。石井なぎさはウザかったんで殺しましたでもそんな女知らないっすよ!!!」


「とぼけるな。お前の家の近所から女子中学生の悲鳴が聞こえたって、通報もあったんだぞ。お前らって奴は、、、、人の命をなんだと思ってやがんだ!!!!」


吉田は怒りのあまりに、机を叩いた。そして藤堂の胸ぐらを掴んだ。吉田は今にも殴りかかりそうな勢いであった。

そうここまでして吉田が怒る理由それは彼が1989年に起きた女子高生コンクリート詰め殺人事件の捜査に関わっていたからであった。


「藤堂雄一!!!お前は石井なぎさに近づき、性的関係を強要した。だが彼女に断れたから、殺した。それで林理央ちゃんと藤井玲奈も狙った。林理央の身体からは、お前の指紋が検出されたんだ。白状しろ!!!」


「だから知らねえっつんでしょうが!!!そんな女は知らねえっすよ。」


「ふざけんじゃねえ!!!!」


吉田の拳は藤堂を殴り付けていた。全ての怒りが、一気に放出した。未成年であろうと今回起こした行為は酷すぎた。それがあまりにもどれほどの人を傷つけたか。


「てめえ!!!!ガキが図に乗ってんじゃあねえぞ!!!!

女子の命をいたぶり、、、傷つけて殺したんだろうが!!!!

てめえはなあ、、、、彼女達を、、、ゴミのように弄んだろうが!!!!

この状況においてもまだしらばっくれんのか!!!!

てめえの部下は全て吐いたぞ!!!!藤井玲奈をコンクリートづけにして埋めたと!!!!!!いい加減にしやがれ!!!!」


吉田の怒りは最大限に達していた。鬼畜の所業だった。止めたかった。このような、奴らのために、、、。


「吉田さん!!!落ち着いてください!!!」


後輩の刑事は吉田の仲裁に入る。藤堂雄一は、石井なぎさを殺してしまった。いや殺すつもりはなかった。

ウザかった。そしてなぎさに関わった理央に罪を見破られる心配があった。そこで理央とその親友を殺す事に、決めた。そこで理央がいる明和中学の裏サイトに書き込みをして、木崎らを集めた。木崎らに手伝わせ、玲奈の家を突き止めた。玲奈を殺して、理央も殺すつもりだった。



「まさかよ。藤井玲奈まで死ぬとは思ってなかったんだよ!!!」


理央は記憶が戻らなかった。病院を退院しても、、、自分が誰だか、思い出せない。

停学だった学校に復帰しても、、全く。

もう玲奈も、、なぎさもいない。ただ、惨めに過ごした。

だが、事件から一年たったある日、、ふとなぎさの一回忌が行われた日の夜、、全ての記憶が鮮明に蘇った。

藤堂にやられた仕打ち。。そしてなぎさも玲奈も。

全ての記憶が。


「いや、、いや、、、、、いやぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」


事件のショックから、忘れていた記憶の全てが蘇った時、、

理央は泣き続けた。涙を流し続けた。私があの時、、なぎさが藤堂と付き合うのを止めていれば、、玲奈を救えたかもしれない。


「私のせいだ!!!

私のせいで、、、、なぎさ!!!!玲奈!!!!。

もう、、、、、、、うわぁぁぁぁーーーーーーん!!!!!!!!!」


涙が止まらなかった。親友を救えなかった。もう死にたかった。。そして一晩泣き続けたあの日、、理央は決めた。

藤堂をこの手で殺すと。そして、、復讐の為に立ち上がった。有咲に全ての真実を話した。そして、、鑑別所を出所した藤堂が有栖川に在籍していることがわかった。


次の日理央は2人の墓に、訪れていた。墓に手を合わせた。


「玲奈!!ごめんね。私のせいで。私がクズなせいで。

玲奈の事を、、、守ってあげられなくて、、、

なぎさも、、私って、、、本当にクズだよね。

でも男なんか、、、私は有栖川に入るよ。

藤堂を、、、あいつを殺すために。

あんなやつ、、、、、あたしがこの手で!!!!

殺す。」


そして、、理央は、有栖川へ入学した。そして有咲は生徒会長に就任した。理央と有咲は手を組み、校則違反していた藤堂を停学に追い込み、、

部屋に呼び出してスタンガンで気絶させると、、、、孤島まで連れていき、、殺した。





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