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第37話 闇



「お前さ、あの女に騙されてたのかよ?」


監獄部屋で、藤堂は俺へ質問してきた。どうやら理央の事を言っているのだろうか。俺にはすぐ分かった。


「まさか、あんな奴だとは思わなかった。最低だなぁ。ちくしょう、早く脱獄してぇ!!!」


俺は、ただ大声で叫んだ。ふざけるな。なんでこんな目にあわなきゃならねえんだと、俺は、怖くなった。


「脱獄するか?」


藤堂は俺に言ってきた。いやこいつの言うことは信じられない。ブラックエデンのやつだ。もしかしてスパイで俺のことを、監視しているのかもしれない。そうなったら、もはや信用なんてできない。いやここにだって何があるかわからない。


「そりゃ俺だってしてぇよ。」


「いいか、方法がなくもない。」


「そもそも、なんでお前は理央と付き合ってんだよ?」


俺は藤堂へ質問した。気になったといえば、気になった。

俺は理央と付き合っている間、彼女が浮気している様子なんて見えなかった。


「あいつとは中学校からの付き合いだからよ。あいつ学校じゃ弱虫気取ってたけど地元じゃヤクザと喧嘩ばっか。俺と出会ったのも、ブラックエデンと、喧嘩した時だった。秋山未央っているだろ。あの女も元ヤンキーでな、あの女のいたグループに理央もいた。」


「いやいやちょっと待てよ。あいつヤンキーだったのかよ。だってあいつ弱かったぞ。」


「いやいやとんでもない。林理央、林有咲と共に、喧嘩の強さだけは、ピカイチだった。学校帰りには毎日のように姉貴と不良をぼこぼこにしまくっていたらしい。学校では気弱な女を演じていてな。」


いやいや、ぢどこにそんな女いんだよ。二重人格かよ。いやいや怖いわ。俺そんな女と付き合っていたのか。で一体どういう経緯でこんな男に復讐なんて。


「んで、あいつには親友がいたんだ。あいつと同じように不良だった。女でな。それで、その親友は、付き合っていた彼氏に浮気されて自殺した。あいつが中3の時だ。」


え???

まさかそんな理由で。いやいやなんだよそのとってつけたようなバックボーンはよ。いやいやあいつだってピアノやっているいいとこの、お嬢様キャラじゃねえのかよ。キャラ暴走してんじゃねえかよ。


「その彼氏っていうのが、この有栖川にいたのさ。それであいつは生徒会長の林ありさに言ったんだ。恋愛禁止にしろってな。理央の心は歪んじまった。そいつに復讐するためにな、そしてこの監獄にそいつをぶち込み、細菌でぶっ殺したらしい。それ以来あいつは、この学園で男狩りを行っていいるんだよ」



「そんななあ。いやいやめちゃくちゃだろ。そんなふざけんな。おい脱出するぞ。くそ、出るとしたら、昼か。午前中しかねえんじゃんか。あいつが授業出てる時間しかねえんじゃんかよ。」


「これはこれはご機嫌遊ばせ、田口くん!!!」


声がした。誰かが、監獄にやってきた。一体誰だ。山田ルビーと武田玲奈だ。くそ奴らもグルだったのか。


「今聞こえましたわよ。筒抜けに、全く私に喋ってしまったのが、私の事、やっぱりお好きだったんですね。田口くん。」


「ちげえよ。馬鹿。誰がそんな、お前もあいつとグルで俺をはめたんだな。お前らやっている事は最低だぞ。」


俺は2人にきつい口調で怒った。そりゃそうだ。当然だ。こいつら人の命をなんだと思ってやがる。こいつらは、あれだ。敵だ。排除すべき敵だ。


「さあ田口くん、いつまでこれが続くか、楽しみですわね。」


俺はどうしたらいいのか、決めた、俺は脱獄しよう。どうしても脱獄しなければならない。どうやっても、こんな監獄で、死ぬまで過ごすのは嫌だ。脱獄結構まであと14日。


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