第35話 彼女の本当の姿
林理央こそが全ての黒幕だった。彼女は藤堂と肉体関係にあった。全ての差し金も全部、自分が悲劇のヒロインになるため。
俺は目を覚ました時は、牢獄のような場所で、鎖に足が繋がれていた。
「目覚ましたー??圭一。」
林理央は、いつもと違う、冷酷な目付きで俺の方を見つめていた。しかし明らかに様子が違う。
「理央、どうしてここに?」
俺は言葉を話そうとしたが、その瞬間、口から血が吹き出てきた。苦しさで息が苦しくなった。
「全部あたしが仕組んだのよ。あんたみたいなキモイ童貞を社会的に抹殺するためにね。藤堂のバカに、あたしにカツアゲするよう仕向けたのも全部私。あんたはあたしに騙されたってこと。気づいた、あははは、バカだから気づかないか。ここはね生徒会は管理する、牢獄よ。ここで違反した生徒を細菌で薬漬けにして殺すの。これが我が校の伝統行事、お姉ちゃんがね恋愛禁止にした本当の理由はねえ、うぜえ男子達をここに閉じ込めて、ぶっ殺すため。そう馬鹿な有栖川の連中は校則を破って恋愛した。学園お嬢様部の馬鹿なチャラ男を引っ掛けて、しまいには絞るだけ絞ってポイ捨て。見なさいよ。馬鹿な男達はここで死んだの。知らなかった。共学になったのは、あんたの年の1個上の先輩の代から、その間お姉ちゃんの校則破った馬鹿な男子達はここで死んだ。あはははは!!!!」
全ては生徒会が仕組んだ、男子抹殺計画。
俺がおかしいと思ったことは確かにあった。去年俺はまだ共学になっていないと学校要覧に書いてあった。しかし俺が8月にオーキャンに行った時には、3人ほどの男子生徒がいたのだ。
確かにおかしい、2年前の学校要覧には来年度共学決定とまで書かれていたのに。
「この学校にはね、男子生徒が10人もいないの。教えてあげようか、恋愛禁止にしても男子のやつは、すぐ恋愛するの。恐らく学校内でね、それでばれて、ブラックエデンにボコボコにされてしまいにはこの部屋に連れてこられ、細菌でぶっ殺すのよ。つまり生徒を殺してるってわけ。まあ表向きには行方不明者として捜索されるけどね。まさかあたし達が殺したなんて夢にも思わないでしょうけど。」
そう何かがおかしいと思っていた。できたように作られた偶然のような話。入学してすぐ彼女ができることなど、おかしいと思っていた。
「騙してたのか俺を。全てこれのために。ふざけんな。この人殺し。なんも知らない男の先輩達はみんな騙されて死んだんだぞ。答えろよ。おい。」
すると理央はブチギレて髪を引っ張ると怒鳴り散らした。
「ぎゃーぎゃー、うっせえんだよ。てめえはよ。正義の味方気取ってんじゃねえぞ。このやろう。男なんかよ女に騙されてるバカだけだろうが。てめえなんかよ、中学時代、画面の中にいるロリ系の女しか好きになれねえようなオタクだろ。厨二病発動して、ゲームの中にいる女にしか好きになれなかったんだろ。そんなのてめえの顔に書いてんだよ。あたしが付き合ってやっただけでもありがたいと思えよな。まあ最悪てめえもこれで童貞は卒業したんだからよ。おい、こいつうぜえからぼこぼこにしちまえ。」
「ういっす!!!」
その声が響き渡ると奥から怪しげな男が3人ほどやって来た。そして俺の事を鉄パイプで殴りつける。あー痛い。地獄だ。彼女は、林理央は悪魔だった。




