第32話 生徒総会
翌朝待ちに待った生徒総会がやってきた。そう秋山未央といういやーな、嫌いな先輩が俺に嫌がらせをするという悪夢にならなけれいいが。
朝、9時半から2時間かけて、体育館でずっと、その時を待っていた。
そう緊張している。じわじわくる。
「それでは、これより生徒総会を始めます。生徒の皆さんは起立してください。」
心の中では、普通に進行役やっている、武田玲奈がなんだか憎らしく見える。プリンセスf4なんか全員繋がっている、そう思った。きっとこいつも腹ん中でせせら笑っているのだと、しかしまさかこういうことになるなんて、俺は思っていなかった。
「秋山先輩、可愛いよね!!」
「めちゃくちゃ可愛いよね。最高女子が惚れる先輩だよねー」
「さすがプリンセスf4だもん。」
うちのクラスの女子達は、なんか、色々とそんな話をしているけど、あの人怖いんだぞと言いたい。だって人がキスしている所を平然と撮るようなそんな女なのに。
「田口君、ねえ秋山先輩からなんか言われたんだって?、大丈夫なの?」
ゆりちゃんは隣の席だから話しかけてくる。本気で心配してくれてるみたいだ。やっぱりこの子は優しい。
「あーそうまずいよ。でもこっちには秘策があるっちゃあるんだから。」
俺はあの日山田ルビーからLINEを聞いていた。そう全てはこの日のために2人で練った計画。
「それではこれより本年度の、生徒会予算案を発表致します」
長々と
秋山未央は生徒会予算案についてなんか表を提示した。
体育祭や球技大会、学校内での色々な行事に必要な経費が刻刻と書かれている。
「それでは前年度比と比べてみましょう。」
そういい、去年の生徒会予算案を出す。確かに細かい点で変更されているところがある。予算の値段なんて正直どうでもいいが。
「特に今年は男子が入ったのもあり男子用品の購入もあるので予算にばらつきが出てしまうでしょう。」
長々とした、生徒会予算案が終わり、いよいよ、あの時間がやってくる。生徒法違反者発表。
クソみたいな法律なんか作りやがってていつも思うが、そう、この時を待っていた。
「それではこれより生徒法違反者を発表致します。一年B組、田口圭一。彼は、生徒法26条、不純異性行為及び、男女の恋愛行為に違反していたことが判明しました。違反者は前へ。そして動かぬ証拠をお見せします。こちらです。」
そういい秋山未央がスライドを移すとそこに映っていたのは、なんとヤンキーとキスする秋山未央ではないか。
そう俺の写真ではなかった。
「な、なによ、これ」
辺りがざわついた。そこに座っていた、林有咲も立ち上がっった。
「未央本当なの?」
「あんたが理央をこんな目に合わせたんだろ。こいつはブラックエデンの連中だ。あんたは理央の事をいじめていた。嫌がらせをして、そして理央を脅してブラックエデンに襲わせた。あんたは弱いものいじめをしていた。田中和泉とグルになってな」
俺は声をあげて立ち上がった。全ては昨日のLINEで山田ルビーが明かした。秋山未央の裏の姿。校則違反になったやつが送られる場所のことも
「校則違反してんのはあんたの方なんじゃないのか?」
「あーーー、いい加減にしなさいよ。人のプライベートを勝手に、」
「そっちがな。この嘘つき野郎。俺と理央のデート写真もブラックエデンの奴らにやらしたんだろ。」
俺は走り尽くした。走って走って、ステージに昇った。
「あんたの方こそ校則違反者だろうが。」
「あーーー、そういう事ね。まあそうかしら、生徒会に逆らうとはあんたなかなかいい度胸じゃない?じゃあ、とりあえず魔法の部屋にぶち込むしかないわね。」
「魔法の部屋、なんだよそれ?」
その時、体育館の外から凄まじい音がした。凄まじい音は一斉に鳴り響いた。物凄くうるさいバイクの音。そしてバイクから降りてきたのはブラックエデンのヤンキー、藤堂龍一郎。
「おいお前ら、そこをどけ」
「ぎゃーぎゃー、うるせえんだよ。先公。おい田口いつぞやは世話になったよなー。さあもう一度リベンジっすぞこら」
すると藤堂は鉄パイプを振り回して俺の方へ近づいてきた。
「いやいや、え、俺がやられんの?」
俺は再びやられそうになるのが怖くて逃げ回った。
「おい、警察呼べー
。またブラックエデンだぞ。」
石井先生が大きい声で叫ぶ。そう魔法の部屋っていうのは、カップルが永遠に愛を誓い合う部屋では無い。そう恐るべきこの学園の魔法の部屋だったのだ。
そして暴走族達は暴れ回った。教員達が必死に、止めようとするが、無理だった。このままでは、やられてしまう。
「いつぞやのお礼だよ。田口君よー」
藤堂は俺を押さえつけた。
「やめてーーー!!」
理央は必死に叫ぶ。その理央の背後から1人の暴走族が鉄パイプを殴りつけた。
「理央!!!!」
「俺は叫んだが、次の瞬間、凄まじい痛みが頭を襲った。」
殴ったのは秋山未央だった。
「うぜえんだよ。てめえみてえな男はよぉ。」
「未央、あんたよくも、こんなことを」
林有咲は、怒りのあまり、秋山へ近づいた。
「あんたの事ずーっと嫌いだったんだよねー。ウザイ、ウザイ、ウザイ、校則、校則、恋愛禁止とかてめえの作った校則のせいであたしがどんな思いしてたかあんた知ってんのかよ。おい生徒会長。あんたと1回張り合ってみたかったんだよね」
そう俺は知らなかった。秋山未央は伝説の女不良番長であったことを。
「そうあたしは手加減しないよ。それがどうなってもね。」
林有咲は制服を脱ぎ捨てると、鉄パイプを握った。
俺は、その様子を見て、止めようとした。
「やめてくださいよ。会長も」
「うるさい。こんなクソ女はあたしがぶっ潰すわよ。。」
生徒会長VS生徒会副会長のど怒涛の喧嘩が始まろうとしていた。




