第28話 キスの予約完了ですわ
第28話 キスの予約完了ですわ
「ねえ、圭一にとってのプリンセスはあたしじゃだめなの? そんなにあの山田ルビーがいいわけ? 」
帰り道、理央は俺に聞いてきた。
「違うよ。俺にとっては理央が一番だよ。ほんとに」
俺は、誤解を招くのを防ぐ為に、何度も理央へ言った。
「だったらあいつなんなのよ!!あんな赤髪女なんかと知り合っているのよ。私はあなたの何なの?とにかく話して!!。」
理央はかなり嫉妬しているようだ。それとそのはず彼氏に話しかける女が居たらヤキモチやくの
「ダメだ。これは俺の問題だ。もしお前に話したら今度はお前まで標的になる。それだけは嫌なんだよ。理央、お前と俺のこないだのデートの写真を秋山先輩が持っていた。盗撮したのは、プリンセスf4の誰かだ。」
「何よ、それ。そんなの酷いじゃない。校則違反でもしたって訳?好きな子と好きなデートして何がいけないのよ?。」
「それは、、、さ。」
確かに彼女の言うことが正しい。恋愛してはいけない学校なんてどこにあるんだろうか?
「キスして!!。仲直りのキス!!。ね、喧嘩しててもなんも始まらないよ。仲直りしよ!」
「わかったよ!!」
そういうとおれと理央はキスをした。そう付き合って3回目のキス。彼女こそ俺の本当のプリンセスに相応しいのかもしれない。
3回目ぐらいからのデートじゃあ別にしてもOKだよね。
だから決めた。俺は、こんなことでへこたれない。どんな事があっても、俺の事を邪魔するのは許さないって。
「圭一は王子様なんだから私とずっと一緒にいてね。大好きだから。」
「な、ちょっと恥ずかしいよ。そんなこと言うなって、俺は。」
「可愛いな。よしよし!!」
理央は俺の頭を撫でた。それは女性にやられて欲しいNo.1の仕草頭ポンポンである。
そう言うと俺と理央は別れた。いつしか同棲出来る日が来るのだろうか。
そんな事を考えてしまう。入学した時は、ゆりちゃんがいいとか言ってたけど、それはもうない。やっぱり1番は理央だ。彼女こそが1番の女の子、プリンセスだ。
そんな帰り道山田ルビーと武田玲奈と武田の彼氏、一条槭樹に絡まれるなんて思ってもいなかった。
「あら、田口くん、私の事を喋っちゃうのなんてダメじゃないですか?」
その帰り道、山田ルビーは、俺に話しかけてきた。何故駅にいるのかは不思議だ。恐らくこの女はこういうストーカー行為を連発する女なのか。ほんとに頭おかしいなー。
「山田、お前どういうつもりだ。お前なのか、あの写真を撮ったのは。お前、ストーカーなのかよ??」
俺は、山田ルビーに問い詰めた。
「あらあたしがストーカーに見えますか?私は、偶然来ていただけですから、あなたは私と付き合うんです。あんな林理央なんかあなたには似合わないんですよ。プリンセスと付き合うということにいみがあるのですわよ。さもなければプリンセス・スクールの意味が無いじゃないですか?私とどちらがプリンセスに相応しいのか?ほんとのプリンセスは?」
山田ルビーの質問に大して俺は強く言いきった。
「そんなのは理央に決まってるだろをお前はプリンセスには相応しくない。俺のプリンセスは林理央彼女1人だ。」
そうプリンセスは1人で充分だ。何人も必要ないんだ。だって王子様に何人もプリンセスがいたらおかしいだろってなんでそんな気持ちなっているんだ俺。俺はしがない高校生。ついこないだまで普通の陰キャでオタクな根暗野郎だったのに、ちょっと女子高来て彼女出来ただけで少女漫画のイケメンキャラみたいな気持ちになってしまっている。いやこれははっきりいってアイデンティティのあれだ。俺のアイデンティティがーーー。
いや忘れてた。これはこれは。
えっ
「キスの予約完了ですわ。」
山田ルビーはサラッと俺の鼻にキスをした。




