第26話 まさかのデート?
山田ルビーに連れられてスターバックスへやってきた。そうここは高校の近くのスターバックス。そうよく理央とかと来るスターバックス。まさか2回目、女子と2人でスタバ。
おお。なんだか、萌えるねー。
「私、1回部活で田口くんの事見かけてから、ずーっと話してみたいなーって思ってたんです。」
「あーもしかして、山田さんも、お嬢様部?
」
俺は、山田さんにそう質問した。
「そうです。あの部活とっても楽しいんです。凄い楽しくてパーティとかやるし。だから田口くん。今度来てくださいね。」
山田さんは、笑顔がとても素敵だ。
どうしようこの状況でなら言えるかもしれない。理央との秘密をあの生徒会副会長にばらされるよりはもしかしたらこの子なら。
でもダメだ。理央がいるからこの子とはと考えてしまった。
「ねえー。田口くん。もしかして緊張してます??なんか」
「いやーしてないよ。そうじゃなくていやー。実はさ、俺付き合っている人がいるんだ。だから。そのごめん。その人と待ち合わせあるんだ。だから、さあ。行かなきゃいけないんだ。ごめん。」
そう言って俺は頭を下げた。そう俺は、出来なかった。そんなことが。だって、そんなことしたら、理央と。
「知ってますよ。田口くんが付き合ってる人が居ること。でも秋山先輩から、脅されたんですよね。だったら、盗むんです。秋山先輩の、パソコンからあの写真を。」
山田ルビーは、唐突にそれを言い始めた。
盗むってまさか、あの写真の入ったUSBをか。
「どうしてそれを??」
俺は質問した。
「私も生徒会です。彼女から聞いていますから。私が上手く説明します。だから、協力します。田口くん。」
山田ルビーは、偽りのプリンセスだけなのではなかった。彼女は本当に良い子だった。
「でもどうやって??。」
「私がうまく騙します。そして写真が入っているUSBを私が秋山先輩から盗みます。だけど、バレるのも時間の問題。だから私とは、偽りの恋人を演じるんですよ。デートに行くんです。だから、田口くん、嘘でもいいんです。私と付き合って下さい。」
嘘の告白??まさか、この状況で、いや待て待て、騙すって言ったって、あの秋山未央をどうやって。
「でも俺は、ほかの3人もデートに誘わなければならないし。どうしたら。プリンセスF4なんて、無理だよ。そんなの。」
「あんな人の脅しに騙される必要はありません。あたしが嘘の恋人になるんです。一週間の限定の。」
そんなこんなでなんとプリンセスF4の1人とデートになんて違う。俺は、告白しなければ写真を生徒総会で見せられるという最悪の結果になってしまう。
でも、このことを隠し通せるか。
しかし、この状態のまま、理央と会わなければならないのか。
「圭一、どこいってたのよ??」
理央は、何気なく、質問してきた。そう昨日はあんな状況でそんなことは言えない。
「いや、ごめん。予定があってな。今日はどうする??」
「あたしのオタ活付き合ってよ。あたしとゲームやろうって言って、ずっとやってなかったじゃん。だからー、アキバ行こ!!」
アキバそう、オタクの聖地、秋葉原。
そうオタクだからこそ彼女とのデートでアキバと言うのも、悪くは無い。
「あたしね、念願のオタクデートしてみたかったんだー。だってさほとんど今まで付き合ってきた男子ね、オタクじゃない子だけだったの。でも圭一は、あたしと趣味も会うし、一緒にいて楽しいし最高すぎる。ねえ圭一ってさ、あたしと一緒にいてどう??」
いやーこういう時、困るよね。2回目のデートで絶対彼女に言われるセリフNo.1だよね。
「そりゃ超楽しいよ。超超楽しいよ。当たり前じゃん。そりゃもう、人生で一番楽しい時間だよ。そりゃははは。」
すごい笑ってるけど、心の中では何か隠そうとしているのが見え見えなのか。
小田急に乗って新宿行きそっから総武線へ乗り換えて。アキバへ着いた。
「あきはーばらー!!!!
ねえ、オタクの聖地!!!。
もう圭一さ、なんか隠してるでしょ?さっきからずっとそんな顔してる。隠し事はしない。フィフィティーフィフティ!!。あたし達は付き合ってるんだから。」
林理央はたった今、すごいいいことを言っている。こういう時は、やっぱり正直に言った方がいいのか。
「なあ、別に隠し事はしねえけど、知ってたか。うちの学校では男女の付き合いが禁止されてるって話。」
「それがどうしたっていうのよ。あたしのこと好きじゃ無いの??もうしっかりしてよ、校則なんか気にしてたらやってけないわよ。そういうのは情けない男って言われちゃうよ。」
理央の言うことは最もだ。
だが、ここは言えない。言ったらそこは終わりだ。
「よし気が済んだ所だし、アニメイトでも行こう!!」
アニメイトに向かう。そうアニメイトへでも、なんか嫌な予感がした。




