第20話 私、本を書いているの
原宿着いた。しかし、あれだ。まさかのブックカフェだった。昨日のラノベ展といい、小説ばっかりだ。確かに俺はオタクだしラノベも好きだが。。
「私ね。実は本書いているの。」
え??
宮野ゆりは衝撃の発言をした。まさか作家。
え??
「嘘、まじで??」
「あたし実はオタクなんだ。」
「だから、余計ゆりちゃんと意気投合したのよね。」
「いや、やっぱり宮野、なんか凄いヒロインっぽいし。」
「特にラノベ作家憧れててね。」
宮野ゆりは、コーヒーを飲みながら、話始めた。
「もしかしてあれか、あの恋するメトロノームみたいな、純愛ラブコメ書いてるのか??それとも18禁のやっばーい小説??」
「あんたねー。すぐそういう発想しないのよ!!」
理央は、怒り始めた。いや、初めて怒られたよ。もっと優しい子だと思ってたよ。俺ショックだよ。
「男の子って単純ね。わたしね、恋のそよ風って話し書いてるの。主人公の初恋の人は主人公が小学生の時に転校してしまった。そよ風が靡く日に、もう会えないと思っていた初恋の人と高校の時に再開する。そうそよ風が思い出させてくれるっていう。」
ゆりは、目をつぶりながら頭の中で妄想している。
これはあれだ。クリエーター的発想力だ。素晴らしい。でもなんか在り来りな、純愛で面白くない。
「あ、確かにストーリーはロマンチックだけどさ。なーんか在り来りじゃん??そもそも再開して付き合うとかラブ系あるあるじゃん。なんかウケないと思うんだよな。それでさ、昔実は君のこと好きだったんだよとかってさ、告白したら、なんか痛い系のヒロインになっちゃうじゃん。」
「田口くん、今ここにあたしいるじゃない。リアカノいるじゃない。あたしじゃ満たされないわけ??」
「それは関係ねえだろ!!!、とにかくゆりちゃんはさ、なんかあれよ。おっとり系だからさ、作風変えてみたらどうなのかなー??」
「こら、圭一。作品にはそれぞれの個性があるのよ。それを勝手に、作風変えてみようとか言わないの??それはプライバシーの侵害よ。それはそうとあなたは面白い小説とか、かけるわけ??どうせ、オタクが考えた、面白ーくもない話なんでしょ??」
「えっちょっと待てよ。今初めて、名前で呼んだよな。昨日まで田口くんだったじゃん。え??急に距離縮まらせてきたし、だいたい理央ちゃんそんなキャラだったっけ??出会った時とかもっと優しかったじゃん。」
「だいたいね、普通付き合ったら、男の方から名前呼びつけにするもんじゃん。ちゃん付け辞めてよ。」
「2人とも仲良いね、、!!」
ゆりちゃんは、優しく言った。
「ゆりちゃん、驚いたよ。理央ってこんなキャラだったんだ。」
「あなたこそ、ラノベ作ったこともないくせに知ったような口の利き方しないでよ。」
「俺はラノベオタクなの!!!オタクはね、細かいんだから!っていうか理央、お前いつからツンデレヒロインになったんだよ!!。金髪キャラだからってさ、最初の設定通してよー!!」
俺は、気づいたら理央と仲良しキャラになってしまった。
「俺もさ、一応考えてみたんだよ。ちょっと読んでみてよ。」
俺は携帯に溜まっていた小説を2人に読ませた。
「へー、典型的なエロゲーね。ありきたりな設定と、シチュエーション。どこをどうみても、なんかパクリのオンパレードね。あなたには、才能ないかもー。そもそも坂の上で女の子と出会ったなんて、そんなのなんも萌えないわ。いい。やっぱり、普通の純愛よりもありえないシチュエーションのギャルゲーの方が萌えるのよ。それとさ、オチもないじゃないの??」
「うるせえやい、理央のバーカ!!!」
「何よ、ばかっていう方がばかなのよぷい!!!!」
「2人とも喧嘩はやめてね!!」
理央は怒ってトイレに行ってしまった。
「初めての喧嘩は中々攻めたんじゃないの??」
「なあ、ゆりちゃん、理央あんなキャラだったっけ??なんかあれじゃツンデレヒロインじゃん??この学校君以外、みんなツンデレヒロインなの??おかしすぎないバランスが??普通だったらさ1人か2人じゃん。なんかさ、これじゃ。ツンデレハーレムだよ。」
「そのツンデレハーレムっていうのはよくわからないけど、私は、おっとりヒロイン貫いてあげるからね。」
やっぱりこの子はおっとりヒロインがいいわ。俺はつくづくそう思った。




