第18話 夜の観覧車
俺と理央は、お台場海浜公園の観覧車に乗った。
お台場から歩いて20分、ゆりかもめに乗れば、5分ほどだが、ここは、歩きながら夜景を楽しむのもありかと思った。
観覧車に着くと、チケットを渡して、観覧車に乗った。
「うわぁー、見て、上がったよ!!田口くん!!」
「理央ちゃん、寒くないか??」
「うん。寒いよ。でも、なんかね、この風が気持ちいいんだー。」
理央の表情は、たなびく風に揺られながら嬉しそうであった。
「私ね、高所恐怖症だったんだけど、こういう観覧車から見る景色は、とても好きなの。ねえ一緒に写真撮りましょう!!」
理央は、iPhoneを取り出すと、内カメで、写真を撮った。
俺も、ニコりと笑った。
「田口くんってさ、誰と仲良いの??」
「同じクラスだと、宮野ゆりちゃんとかかな。後は東原とか、違うクラスだと、水沢茜とか。後、男子だと、相原健吾とか、知ってる??」
「相原くんしってる。あのなんかヤンキーみたいな茶髪の子でしょ!!」
「あいつは面白いよってか、うちの男子みんな面白いんだ。デブの信幸なんかも最高だよ。」
「あー、あの向河原君ね。あの子でも、授業中ずっと騒いでるんだもん。面白いけど。ふふ。でも田口くんと喋ってる時が1番楽しいかな。」
なんて純粋なんだこの子は。あの生徒会長林有咲の妹なのか。姉妹は普通性格似るのが普通なんじゃないか。
そうだ、この子はあれだ、ラブコメで最初に出てくる顔も良くて、性格も良くて、主人公の高嶺の花子さんみたいなヒロインだ。
あー、なんでだろう。
最初にこの子好きになってりゃ良かったのかな。
「見て、頂上だよ!!!。」
理央は、窓から、下を眺めた。かなりの絶景だった。
特にお台場の観覧車は、レインボーブリッジからゲートブリッジ、遥か先には、ディズニーランドとディズニーシーまで見えるから、最高だ。
「うわぁ、綺麗ね!!」
「はー、あっという間に終わっちゃったね。楽しかったわ。」
「なー、楽しかったな。また行こうな。」
「えー、次は、そうね、1ヶ月後に、今度はディズニー行こう!!」
俺と理央の2人の初デートはお台場で終わった。




