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第13話 大豪邸


病院で手当てを受けた帰り道、俺は林有咲と理央の家へ招待された。

その家はとてつもなく豪邸だった。家にはピアノがあり、大理石で覆われた、途方もなく広い家だった。シャンデリヤが4つくらいあり、家族が食事する机は、物凄くでかい。想像もつかのいくらい

林有咲がお礼をして欲しいらしくて。


「ほんとにごめんな。あんな目に合わせてしまって。だから責めてものお礼だ。」


林有咲は、突然お金を渡してきた。その額は100万を超えている。


「いやいや、大丈夫です。そんなお金。俺は大丈夫っすから。それに金で全て解決出来るかって言われたらそうじゃないっすよ。」


「君のご両親にも謝罪しなきゃならない。君までこんな目に合わせてしまうなんて、申し訳ないです。」


林有咲の父、林道玄は、謝罪してきた。


「俺のことは、もういいんです。有咲先輩に色々助けてもらったから。だけどびっくりしました。まさか有咲先輩があんなに喧嘩が強かったなんて。」


俺は思わず、そんな言葉が出てしまった。確かにあまりにも強かったので、びっくりした。

すると道玄は話し始めた。


「有咲は女の子だから、弱い子になって欲しくなかったんだ。だから男に守ってもらう女じゃなくて、男を守る女になれと私は教えたんだよ。ありとあらゆる武道を習わせた。お金をかけても強い子に育てたかったんだ。そしたらありとあらゆるほんとに正義感の強い良い子に育ってくれたよ。」


林道玄は、娘にありとあらゆる武道を習わせて、強い子に育てたいという夢があったらしい。


「有咲お嬢様はほんとに強いお方です。理央お嬢様の事をいつも守っておられました。理央お嬢様が、泣かされた時だって。」

執事の1人が口にした。


「あたしね小さい頃いじめられてたんだ。だからその時もお姉ちゃんが守ってくれた。なんて言うかお姉ちゃんの存在が、ほんとにあたしにとっての心の支えだったの。」


理央は小さい頃の思い出に浸りながら答えた。コーヒーカップを左手に添えながら。

俺はほんとに思った。お金持ちな上に召使いが何人もいて、しかも長女は学校の生徒会長で喧嘩も強い。まさかヤクザの一家ってことはないよなとかは。そんなことを聞き出せない。


「しかし、田口くん君にはほんとになんとお礼を言ったらいいのか分からないよ。理央がついに男の子を家へ連れてきてくるようになったのかと思ったら、時が経つのを早く感じるよ。」


すると理央が顔を赤らめさせて答えた。


「お父さん。やめてよ。私そんなんじゃないから。田口くんはただの友達だよ。彼氏とかそんなんじゃないから。」


ただの友達、彼氏、そんな言葉が出るとは思わなかった。田口圭一、これまでの人生ずっと光にあたらかなかったのに、やっとなんかバラ色が見えてきたような。


「良かった。理央にボーイフレンドが出来て。

しかし田口くんあなたがお嬢様部に来た時はほんとにびっくりしたのよ。まさかほんとに男子が来るなんてね。」


「違うんすよ。俺はただ無理やりに茜に連れてこられただけなんですよ。あっ幼なじみがこの学校にいて、その子と偶然あってしまって、」


俺はついにその事を口にしてしまった。

まさか同じクラスの子を追いかけて体験入部しに来たとは口が裂けても言えなかった。


「ねえ、後で私の部屋へ来て。お願い。」


理央はそう俺に話しかけた。それは何かを誘っているようだった。

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