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第10話 不良たちの逆襲


五日目の金曜日、俺は、普通に朝起きて学校へ向かった。

もちろん、昨日の不良に絡まれない事を祈りながら、もし理央ちゃんと二人だけで会っているところを見られたりしたら、多分なんか思われる。


「おはよう、田口、その傷どうしたのよ??」

石井百合子は、真っ先に聞いてきた。

「なんか、転んじゃっただけだよ。」


「おはようございます。では朝礼を始めます。起立、号令」

石井先生は、いつも通りの朝礼を始めた。でもなんか様子がおかしい。なんか、もしかして昨日俺がカツアゲしてた不良と喧嘩したことが、学校に知られちゃったのかな。


「では、終わり!。号令をお願いします。」


そして休み時間になった。皆が席を立った。



「田口くん、水澤さんが呼んでるよ!!」


「茜、どうしたんだよ?」

恐らく不良とのことがバレたのかな。


「ねえ、圭一、昨日さ、理央ちゃんがさ、カツアゲされたってほんと??それを圭一が助けて不良から殴られたって!!理央ちゃんが言ってたの!」


「お前、どうしてそれを??」


「理央ちゃんから聞いたの。。あたし達同じ部活だから。」

茜の表情はいつも以上に真剣だった。これから只事じゃないことが起きそうなそんな気がしていた。

「頼むから先生に言わないでくれ!大事になりたくないんだ!!俺はただ、止めただけなのに。」

不安が過った。そうごくせんみたいに、不良が学校に来るのかもしれないと、思ったら、


「大丈夫だよ。先生からなんか言われたら、あたしも証人になるし味方になるから。」


1時間目が始まって、30分がした所、校庭からすごいバイクの音が響いた。暴走族みたいだった。


「えっなになに??」

「なんかすごいバイクの音しない??」

女子達が騒ぎ始めた。

「おい!!!!田口圭一!!!いるか????出てこいよ、こら!!!」

俺は、身を乗り出して、校庭を覗き込むと、30代くらいの暴走族の男がバイクのエンジン音を靡かせながら、騒いでいた。


「お前、ヨォ、昨日は俺の仲間のこと殴ったらしいじゃねえか??ああ??」

男は、かなりキレている。こりゃごくせんみたいに教頭に呼び出されて叱られるパティーンか。


「おい、なんだお前ら??」

先生の1人が、外へ出てきた。

「田口???お前なんかしたのか??」

数学担当の牛尾は質問してきた。


その後、教務主任に呼び出された。暴走族は、警察のパトカーの音が聞こえると、いなくなっていった。

「なんであんな、ことになった?田口お前一体何をしたんだ??」

教務主任は、問い詰めた。

「我が校に泥を塗る気か??この有数の進学校の我が校に、正直に答えろ??なぜ不良を殴ったのだ??」

すると田口理央は、正直に答えた。


「先生、田口くんは、私のことを助けてくれたんです。何も喧嘩なんかしていません。あいつらはいきなりかつあげしてきて、しつこくて、でもだれも助けてくれなかった。そこをたまたま助けくれて、田口くんは悪くないんです。」


「だかな、事は荒立てたくないが、こんなことは我が校始まって以来だ!なんてことをしてくれたんだ!!お前の処分は、これから決める!いいな!」


「先生!!!」


昼休み、俺の気持ちは憂鬱だった。食堂で、男共と集まり、

「おい、圭一、お前大丈夫かよ!!」

慎吾は、かなり焦った様子たった。


「なあ、俺はなんもしてねぇ、俺が自分から殴ったわけじゃねえんだ。あいつらが俺を殴ってきたから、俺は殴り返しただけなのに。畜生!!俺は許せねぇ、あいつらに復讐してくる!!畜生!!」


「やめとけよ、ごくせんみたいにヤンクミが助けてくれる訳でもねえし、やられるだけだぜ!!」

デブも否定的だ。


「だってさ、このままじゃ埒があかないんだよ!!」


俺は、悔しかった。

ほんとに、こんなことってあるか、まだ入学して5日目なのに。


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