第1話 登校初日
俺は、この春から聖有栖川学園へ入学する。この学校オープンキャンパスで行ったのだがまじで美少女しかいないのだ。
ホントの話だ。なんか多分絵に書いたようなお嬢様学校なんだろうな。
小学校、中学校、高校、大学まで併設してる。ああ、これから入る世界はハーレム。
まさにコミ障の俺からすればたまらないのだろうか。
1ヶ月で友達出来るのか。
はたまた2ヶ月で彼女出来るのか。
「千夏おはよう!!」
え、めちゃくちゃ可愛い子おるやん。超超超タイプなんですけど、
「おはよう、ゆりちゃん!!!」
早速美少女発見。千夏ちゃんって言うのか、めちゃくちゃボブで可愛い子発見。
さあ、昇降口へ早速向かった。
ほんとに女子だけしかいない。え?ほんとに男子いるのか。この高校。なんか女子800人近くいるって聞いた。
多分ビッチもかヤリマンも相当な数いるだろう。
こんだけ、男子すくなけりゃ、ブスでもヤリマンの1人くらいゲット出来るんだろうとか、そんなこと考えながら。
俺は今まで彼女が出来たことがない。
とか思いながら中三になった。彼女出来ない。あー悲しいよ、神様。でも今、その夢が叶おうとしている。
だって今、クラスにあのどタイプのゆりちゃんがいる。
隣の席に座ってる。
「田口くん、よろしくね。」とか、なんかラブコメのみたいな展開気にしてる。その言葉かけられないかなーとか思った。でも俺と目があっても全然話しかけてくれない。現実は厳しい。
「はい、それでは入学おめでとうございます。これから1年間、皆さんの担任を受け持つことになります石井拓也です。宜しくお願いします。」
俺のハーレム学園生活が、始まろうとしていた。