フィボナッチ数列とヒマワリ
ヒマワリの種の分布は、フィボナッチ数列の一例だ。
画像がないんで説明が難しいけど、試みてみる。
ヒマワリの種は、右回りと左回りに配置されてる。
あるヒマワリの個体の、例の敷き詰められたタネの並びをがまん強く数えてみると、右回りが55本、左回りが34本だ。
フィボナッチ数列は、
1、1、2、3、5、8、13、21、34、55、89、144、233、377、610・・・
なんで、ちゃんとどんぴしゃにおさまってる。
左回り、右回り、同数になりそうなものなのに、これも不思議な話だ。
さらに、隣り合う種同士の角度を見ると、きちんと137.5度の角度(右回りと左回りの二線の交差)で並んでる。
これが137度でも、138度でも、うまくおさまらない。
この137.5度って角度は、円周360度を黄金分割(1:1.618・・・)した角度で、黄金角という。
要するにヒマワリは、黄金比を知ってて、あの顔面上(花びらをへりにつけた、例の広い円盤面だ)のある一点に一個目を配置したのち、二個目を137.5度の位置に配置する。
さらに三個目は、二個目から137.5度回転した位置。
こうしてぐるぐると137.5度ずつ回した位置に種を配していくと、おなじみの不思議な模様に敷き詰められるってわけなんだった。
黄金角とフィボナッチ数列・・・不思議だね。