夫、決める
5話目よろしくお願いしまーす!
1話のところなどちょこちょこ変えてたりするので是非見てください^_^
「ど、どうしたの!?」
栞に声をかけられ我にかえる。
そして我にかえった途端に心が折れそうになる。
だって誰だって妻に良いところを見せたいときに圧倒的な実力差を妻に見せつけられたら心が折れそうになる。だがそんなときも気丈に振る舞う。
「な なんでもないよ、あははは」
「そ そう?なら良いんだけど」
良い訳ありません。もう心はズタボロです。
そんなとき受付嬢から聞かれる。
「御二方ともどの職業にするか、決められましたか?」
まあそんなときでも一応は決めてある。
「はい、俺は決まっています。栞は決まった?」
妻にも聞いてみる。
「う〜ん私てこういうの苦手だからな〜。
あなたが決めて♡」
うんかわいい。 じゃあなくて!
「こういうのは自分の道を決めるみたいなものだから自分で決めなきゃダメ」
「え〜」
そこで受付嬢が。
「自分の職業は変更してから1日待てばいつでも変えることができますので直感で選んで頂いても問題はないですよ」
ほう、そういうシステムか便利だな。
「うーんじゃあこれ!」
そこで栞が選んだのは、
専業主婦
このよくもわからない名前だけかっこいい職業を選んだのであった。
「これは主婦神の力を借り全ての
アイテム 武器を使う事ができる最上位職ですね」
「主婦神てなんですか?」
「主婦の神です。(きっぱり!)
「わあーすごいこれってとってもすごいですよね!?」
「まあとってもすごい職業だとは思うよおれのに比べたら」
「そんな事ないわ!あなたの職業だってとってもすごい筈よ!」
こんな時本当に妻に救われる。
「うんそうだね、ありがとう‥」
「それで海様はどれにされますか?」
「はい、僕はこれにしますよ。」(だってこれしかまともなのないんですもん)
そして俺が選んだ職業は。
守護騎士
このバカにされた感が否めない職業を選んだのであった。
「おおこれは!」
「なにかすごいんですか!?」
「あ、いえ周りと比べると強いですが奥さんと比べられますと弱い上級職ですね」
「妻とは比べないで下さい」
(しまいにあ泣くぞ泣いてもいいのか!?)
「ただしこれは普通の守護騎士とは違う効果があります。」
「なんですかそれは!?」
「それはパラディンの装備以外は全て装備できるという特殊能力です!」
「それ強いんですか?」
「微妙ですね」
「やっぱりかーーーーーーー!!!!!」
「お、落ち着いてででもそれは使いこなせれば強いんですよね?」
「まあ、はい使いこなせればですが」
「ほ、ほらこの人もそう言っている訳だし」
「う、うんそうだよね何事も考え次第だよね!」
「そうだよ、そう」
そんな話があった後受付嬢が。
「ではお二人ともお決まりになりましたのでこれをどうぞ」
2人に手渡されたのはポイントカード程の銅のプレートだった。
「それは職業によって使う能力カードです。」
「「スキルカード?」」
「はいそれはその職業で取得した技術言わば
能力を刻み込むものです。」
「あのその能力てどこで取得できるのですか?」
「それはものによっても違いますが基本的な職業能力についてはギルドで条件を満たせば取得できますね」
「つまり条件さえ満たしていてもギルドじゃないと能力はスグには得られないてことですね?」
「はいですが人に教わったりする特殊能力ついてはその場で得られることがあります。」
「分かりましたとりあえずこれで俺達は冒険者てことになるんですよね?」
「はいおめでとうございます明日からあなた達は冒険者として仕事をすることが許されました」
「「やったーー」」
「ですが、これは覚えとおいてくださいそのプレートは依頼をこなす程のランクが上がりできることが増えていきます。ですが盗難や損失した場合それまで得た能力全てがなくなります。つまりそれだけ使えば使う程価値が上がりリスクも伴うことまずあなた達がやる事はそのプレートを守る事だと肝に命じておいて下さい」
「「はい分かりました」」
「ともかく今日はお疲れになったでしょう、ですのでギルドと提携している宿でお休み下さい」
「はいありがとうございます」
「では失礼します」‥‥‥
宿へ向かう途中、妻に聞いてみる。
「今後、不満じゃない?」
そんな問いに栞は、キョトンとしながら
「なんで?」
「いや色々あったからこの世界にとばされたり、冒険者になったりしたからさぁ」
「私は不満じゃないよ」
栞はきっぱり言い切る。
俺は少々戸惑いながら聞く。
「なんで?」
「だってあっちの世界だったら四六時中あなたと一緒なんて休日以外あり得ないじゃないだから私は不満じゃない」
俺も君と一緒にいられることが不満になることなんてあるはずないじゃないか、そんな心のつぶやきをそっと胸にしまい込み決意だけを口にする。
「栞、君を守る為ならたとえ世界でも喰い殺す」
そんな言葉にハッとしたように、俺の目見てクスクスと栞は笑いだす。
「本当にあなたは、本気になると物騒ねふふふ」
その笑顔を見て俺も笑いだす。
「そうだね、ごめんあははは」
そう笑いながら夕日の道を歩いていく。
そして夕焼けのように赤い栞の唇にそっと自分の唇を重ねた。
俺達の異世界冒険が始まる‥‥‥
「しっかしさっきは本当に緊張したわー」
同僚の独り言を不思議に思い、疑問を口にする。
「なんで?さっきてさっきの2人でしょ私はただの仲の良いカップルにしか見えなかったけどな〜」
「違うわよ緊張したのは男の方の職業よ」
以外な答えに戸惑いながら聞いてみると。
「なに?その人の職業に何かあったの?」
「実を言うとさっき男の方に見せた最適性の職業は他にもあったの。だけど出てきたのはほとんどモンスター職分かるこの意味?」
「ええっ!確かにほとんどモンスター職は珍しいけどないわけじゃないから緊張する理由にはならなくない?」
「それもそうなんだけどでてきたモンスターにも問題があるのよ実は魔王クラスのモンスターもいたから問題があるのよ」
「あーそれで、流石にそれは前代未聞だからね」
「とりあえず上に相談しましょう」
「そうね」
これからどんどん面白い展開にしていきたいと思いますので応援お願いします。
そして毎回のように言っていますがコメント待ってます。
どんな事でもいいので是非ください。