設定用語・世界観紹介
ネタバレ注意です。各項目はあまり深く掘り下げすぎず、
第二章までに判明している基本的な部分をまとめました。
◎ソルジャーソウル
先天的、あるいは後天的に特定の人間に宿るエネルギー。略して「ソウル」と呼ぶ。
ソウルが宿る人間はそれぞれ独自の色を持ち、感情の高ぶりと
共にそれは誰にも見えるその色のオーラとなって燃え上がるように現れる。
後述のソルジャーの力の源であり、必ず持っているものである。
色によって識別されており、例えば銀色のソルジャーソウルの場合、
「銀色のソウル」または単に「銀のソウル」と呼ばれる。
このソウルのエネルギーは機械による解析や計測、探知などといった事が可能であり、
ソルジャーから発せられるソウルの反応を足取りに
そのソルジャーの居場所を突き止める事も可能である。
また、このエネルギーを発するソルジャー自身も
他のソルジャーのソウルの力を感じ取る事が出来る。
◎ソルジャー
ソルジャーソウルを持つ者をこう呼ぶ。普通の人間にはない突出した特殊なチカラを持つ異能者。
能力はソルジャーによって一人ひとり異なり、武器を手に技を繰り出して戦う者や
自らの姿を動物等を模した戦闘形態に変えて戦う者、何かしらの属性、エネルギーを操る者など様々。
修練を重ねたり、戦いを重ねる中で戦闘力も上げる事が出来る。
ソウルの色で識別され、例えばソルジャーソウルが金色の場合、
「金色のソルジャー」または単に「金のソルジャー」と呼ばれる。
彼らが起こす事件は基本的に通常の警察ではなく、後述のJGBが捜査を行う。
また、警察はソルジャーを警察用語で"イシャ"と呼んでいる。
アクセントは「イ」を高くして「シャ」で落とす。
これは"異能力所持者"という言葉を由来にして生まれた略語であり、
そもそもソルジャーという呼び方自体もどこから生まれたのかは不明である。
◎ソルジャーへの覚醒
普通の人間がソルジャーになる現象をこう呼ぶ。単に「覚醒」とも呼ぶ。
ソルジャーには先天的にソルジャーであった者と後天的にソルジャーになった者がいる。
生まれつき自覚がなくとも、ソルジャーの才が隠れている事があり、
ソウルが現れる事で普通の一般人が突然ソルジャーになる事もある。
一般人の中で誰がソルジャーになるのかも事前に診断する事は出来ず、覚醒のメカニズムも不明。
覚醒の際は髪の色が変わったり、体に変化が起こる事もあるが、その症状は人によって異なる。
◎表社会
普段の現実の日常世界を指す。一般社会。
人々が学校に行ったり、仕事に行ったりなどごく普通の日常そのままである。
異能者同士の戦いも起こらない一見、平和な社会。なのだが後述の裏社会を知っている者にとっては
事実を報道しないマスコミの存在も相まって、事実とは異なる「嘘」が蔓延る社会でもある。
◎裏社会
抗争など戦いや犯罪に溢れた社会を指す。
ヤクザやチンピラなどの抗争の他、ソルジャー達の抗争もこの裏社会に含まれる。
また、この社会で起こっている事実は表社会のマスコミには正しく報道されない事が多い。
報道されるもの、されないものが混在し、表社会の警察も裏社会で起こっている事を知っているにも関わらず、
その部分はマスコミやメディアが正しく報道しないため浸透していない。
そして、それらの断片は噂やオカルト話などに形を変えて散布される。
極めつけは表社会と裏社会がそれぞれ別の方向性で発展している。
これらの現象はある意味、この世界の歪みである。
◎ソルジャー界
裏社会のうち、ソルジャー絡みの部分を強調してこう呼ばれる事が多い。
ソルジャー同士、あるいはソルジャーが率いる、または属する組織同士が抗争を繰り広げる世界。
当然、このソルジャー界で起こっている事はマスコミも報道せず、
戦闘が起こっても爆破事故や謎の異常現象などに捏造してしまう。
一般社会である表社会の人々は基本的にソルジャーの存在や裏社会で起こっている抗争を知らない。
警察もこの世界には太刀打ち出来ず、後述のJGBが主に捜査を行っている。
◎暗黒街
裏社会のうち、犯罪的な部分を強調してこう呼ばれる事が多い。
だが実際はその存在をソルジャー界に食われている面が多く、
犯罪の中にはソルジャー界が関わる物も多くある。
暴力団の違法商売など、摘発されればマスコミに報道される数少ないケースも存在するが、
ソルジャー界絡みの物は報道されないため、世間の目を気にせず犯罪が行えてしまう事もある。
だが、いずれもJGBや警察の目を伺いながら違法商売等を行っている。
こちら側はソルジャー界と違い、警察も幾分太刀打ちが可能であるが、
ソルジャー界と絡んでいる事もあるため一概にそうとは言い切れない。
◎JGB
正式名称は日本国家保安委員会。
表社会では「警察や自衛隊ではとても手に負えない事件を担当する組織」として通っているが、
その実態は日本の治安をソルジャーや異形の者から守るために組織された治安維持組織。国家機関の一つ。
主な任務は治安を乱すソルジャーの取り締まり、及びソルジャー絡みの事件の捜査。
ソルジャーによる犯罪も最初はソルジャーだと断定出来ないうちは警察も通常通り対処するが、
断定するとJGBが出撃して任務にあたる。最終的にはそのソルジャーと交戦し逮捕するのだが、
最悪、場合によってはそのソルジャーを粛清する。
決してソルジャーというカテゴリー全てを脅威と見なす組織ではなく、
ソルジャーが絡む事件を捜査して治安を守る事からソルジャー専門の警察という立ち位置に近い。
警察の要請を受け、ソルジャーとは関係ない事件の捜査協力や支援を行う事もある。
構成員は普通の人間以外にも強力なソルジャーが多数所属しており、
外部からの人員の補充を行う事もある。
千葉の美浜の海上に本拠地である総本部を築いており、
他にも東京、埼玉、関西など様々な場所に本部と支部が存在する。
トップである現在の長官はフォルテシア・クランバートル。
◎JGBの階級
上から、長官、副長官、一等保佐、二等保佐、
一等保官、二等保官、三等保官、
保曹長、一等保曹、二等保曹、三等保曹、
一等保士、三等保士、二等保士、訓練生、雑用となっている。
略称は一佐、二佐、一等官、二等官、三等官、曹長、一曹、二曹、三曹、一士、二士、三士となっている。
長官はJGBの中でトップであり、副長官はJGBのナンバー2である。
一等保佐は後述の本部、支部のトップである本部長や支部長が属す階級で、
二等保佐は彼らを補佐し、その基地の戦闘部隊を束ねる本部長補佐、支部長補佐が属す階級である。
一等保官は部署の最高トップである総括部長や部隊の隊長、
二等保官は部署の副官や部隊の副隊長が主に属す階級である。
昇進に関しては実力主義であり、場合によっては短期間で大型昇進する場合もある。
また、ポストによっても昇進するケースがある。
一等保官までは実力次第で総括部長や隊長ではない捜査員も昇進可能だが、
二佐以上の階級に上がるには階級に応じたポストに就く必要がある。
◎JGBの基地
JGBは総本部、本部、支部に配属が分かれている。
地位と権限の強さは「総本部>本部>支部」である。
総本部はJGBの本拠地であり、長官、副長官がそれぞれ総本部長と総本部長補佐も務めている。
千葉県美浜区の海に要塞を築いている。
本部は関東以外の地方ごとに一つ配置されており、周辺の支部を管轄に置いている。
本部長と本部長補佐が率いる基地。
支部はその地方に本部、関東の場合は総本部の下に位置する。
支部長と支部長補佐が率いる基地。
◎JGBの部署
これらの部署はそれぞれ基地ごとに存在し、基地ごとにトップが存在する。
JGB本務部、JGB諜報部、JGB科学部、JGB総務部が存在する。
・JGB本務部
戦闘と捜査、両方を担当し、戦闘に秀でた捜査官が所属している。通称、本務。
基地ごとに、かつ本務第○○部隊といった形で部署の区分けが数字を用いた部隊制になっているのが特徴。
例えば、総本部の本務第一部隊と東京支部の本務第一部隊は別部隊扱いであり、
地位で言うならば基地の関係で総本部の第一部隊の方が高い。
部隊ごとに隊長と副隊長が存在し、一つの基地の本務部を取りまとめるトップは
支部ならば支部長補佐、本部ならば本部長補佐、総本部の場合は副長官である。
総本部にのみ存在する副長官は支部長補佐、本部長補佐よりも高い地位と権限を持つ。
・JGB諜報部
情報収集を担当し、情報を使ったサポートを行う捜査官が所属している。通称、諜報部。
学校担当課、刑事事件担当課など様々な課に分かれた区分けがされている。
総本部にのみ存在する総括部長は他の本部や支部のトップである部長よりも高い地位と権限を持つ。
・JGB科学部
JGBが使用する装備の開発や改良、また研究を行っている部署。通称、科学部。
また、事件現場の調査も行う事から諜報部や本務部同様、現場に出る事もある。
総本部にのみ存在する総括部長は他の本部や支部のトップである部長よりも高い地位と権限を持つ。
・JGB総務部
JGB内の事務作業を行う部署。通称、総務部。
他の部署と違い、直接現場には関与しない仕事が主。
◎JIA
内閣府に属する国家公安委員会下の組織。JGBの監察局。
警察などの外部組織からの協力要請もこのJIAに届くようになっている。
時にJGB長官に強く干渉する事で実働部隊であるJGBを実質影から動かしている存在。
トップである局長はJGB長官以上の権力を持っており、長官に圧力をかける事も。
JGB内で不祥事が起こった際の処分の検討などにも関わるなど権限も大きい。
◎岩龍会
関東のソルジャー界を丸ごと支配下に置いている一大勢力であり、関東最大組織として名を馳せている。
その知名度は関東だけに留まらず、各地の裏社会に大きく知れ渡っている。
表向きは関東最大の暴力団組織。総兵力およそ2万人、傘下なども含めるとその数はより膨れ上がる。
しかし、マスコミが裏社会の事を正しく報道しないため、
現実の指定暴力団規模の暴力団ほどその名前が表社会で広く知れ渡っているわけではない。
会長とその下の四天衆と呼ばれる強力な4人の最高幹部を中心に
関東の名だたる強力なソルジャー達と多くの暴力団組織を取りまとめている。
末端の構成員が組織を支えるために通常よりも手の込んだ違法な商売に手を染めている事もある。
2036年に大抗争の末に壊滅しており、会長はどうなったのか、所属メンバーはどうなったのかは不明。
◎根来興業
岩龍会最高幹部である四天衆の一角、根来亮二が会長を務める同組織二次団体。
組織的には最高幹部が率いる二次団体だけあり大きい。本家である岩龍会無き後の時代での動向は不明。
傘下に後述の犯罪組織ダークメアがいる。
◎犯罪組織ダークメア
関東の裏社会で暗躍する犯罪組織。
その活動は多岐に渡り、武器や兵器、麻薬などの密売の他、
特定の施設への襲撃や爆弾テロ、公共の場で毒物を混入した食べ物の販売、
誘拐など様々な悪行を繰り返している。
日本の治安を影から預かるJGBとは当然敵対しており、日々抗争を繰り広げている。
ソルジャー達による犯罪組織であり、ボスの下に多数の幹部と殺し屋がおり、
ボスを含めてそれらは全員ソルジャーである。
また、彼らの下っ端としてヤクザやチンピラなども多数所属している。
岩龍会が健在であった頃は根来興業の傘下に属しており小規模であった。
岩龍会無き後も根来興業に所属、または関係を持っているのかは不明だが規模が拡大している。
◎円川組
犯罪組織ダークメア傘下の暴力団組織。組長は円川浩次。
かなりの財力があり、物件や医者の手配も容易など、パイプも深い。
◎関東四天王
2037年の岩龍会無き後の関東のソルジャー界にて最強と目される4人のソルジャー達。
華美風翔也、彩園寺勇子、フォルテシア・クランバートル、牙楽の4人。
岩龍会壊滅後に自然に出来た枠組みであり、どういう基準で選ばれたかは不明。
しかし、いずれも2036年の岩龍会を巡る抗争に関わっているという共通点がある。
◎I.N社
日本にも事業を拡大させている世界的大企業。
系列会社には建設会社が存在し、JGBの本拠地である総本部も
I.N社系列の建設会社によって6年かけて建造された。
企業実績としては身体を透明にする光学迷彩の研究を日本の自衛隊の協力の下行い、
この模様がアメリカの科学誌にも載っている。
軍事産業にも力を入れており、この会社で開発された
武器の一部は裏社会のマーケットに流れており、
かつJGBの使用する武器や道具にもI.N社製のものが多数存在している。
表社会では立派な大企業である一方で裏社会、特にソルジャー界に
影響を及ぼしている事から完全にシロとは言い難い会社である。
また、I.N社とは通称であり、正式な社名ではない。