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@%¥&#%@#?

サブタイは文字化けではありません

「ん?んん??ぼぉ僕らの力が~うぅうずいているよ~??」


気味の悪い話し方をする相手はどうやら女性のようだ。なぜ一人称ではないのかが気になるところだが、気にすることではない。


「あぁ…んん!!」


血飛沫が上がる。それはマルスの部下の一人から上がっていた。その首には頭がついていなかった。…敵の動きが見えない。俺の視力では捉えられない。その間にももう一人、マルスの部下が殺られる。


「…殺す」


マルスの気迫が変わる。姿が消える。刹那、マルスの剣が敵の首を獲った。俺の目には、いや誰の目で見ても確実に獲っていた。だが。


「あぁ~まぁまたぼぅ僕らが1つ無くなってしまったよ~」


反撃を受け止めるマルス。さらにカウンターを決めるが、相手の姿は既にない。だが少しだけ分かった気がする。一応、神龍の目で視てみようか。


名前『@%¥&#%@#?』

位『最高位』

種族『けけけつつつつけ@@』

権限『混ざりもの』

特殊権限『命の一つで一つの命』


名前が文字化けしている?種族もそうだ。これはどういうことだ?視て分かったことと言えば分からないことだらけということだけ。だがどうやら相手にはこっちの攻撃を無効化する手段があるらしい。


「あぁかぁ体がうずっくぅぅぅぅ~!!」


くっ!!ついにきたか、抵抗龍力!


「ミレイユ!」

「了解じゃ!対抵抗龍力相殺派!!」

「ん?んんん??」


ミレイユが抵抗龍力を相殺するのに集中しているため、ミレイユからのアシストは完全に無くなる。一応自衛だけは出来るようだが他のことをするにはまだ修行が必要なのだそうだ。と、そこで。


「ヴァーン!?これはどういうことだ?そしてそこにいるのは…剣王マルス!?」


懐かしい声が響いた。クリュフの声だ。おそらく戦闘の騒ぎを聞きつけ来たのだろう 。一瞬だけクリュフに意識が傾いた。そしてそれを見過ごす相手ではない。標的を瞬時にクリュフへと変更して飛びかかる敵。


「クリュフ!!」


咄嗟のことに、完璧に防ぐことが出来なかったがなんとか庇うことができた。血はでないが血のような魔力が漏れでる。しかし、切られる寸前で気づく。その不思議さに。


「…瞬間移動?」


モーションからしてそうとしか思えないものだった。切りつけの予備動作を離れたところでやったと思いきや目の前にいて切りつけられる。


「離れていろ、クリュフ。増援は呼ぶだけ無駄だ。むしろ犠牲にしかならない」

「わ、わかった」


とりあえずクリュフを避難させ、一息。マルスの方を見れば、先ほどからなにやら集中している様子。もう立っているのは俺、ミレイユ、キュリスとマルスだけだ。そんな中、狙われるであろう人物に当たりをつけて瞬間移動した瞬間を狙う。幸い相手の身体能力はそれほど高くないようで、権限に頼ったものであるために狙いやすい。しかしこちらからは決定的な攻撃を当てられていない。決定打を打てないでいる。もはや奇襲は効力を成してないと見て良いだろう。どっちにしろこの飽着状態を何とかしなければ…と、そんなとき。


「ヴァーンさん、分かりました。相手は複数人。それが同一人物であり、また別人でもあるようです」

「どういうこっちゃ」


マルスがなにか掴んだらしい。これで状況を好転させられればいいが、敵の正体がわかったところで倒せないとあれば手に負えない。

だが俺のそんな心配は杞憂に終わった。


「知らない存在でしたから反応できませんでしたが、知ってしまえば問題ありません。この世界には、この世界ではない別の世界というのがあるようで」

「ん?それはどういう」


異次元のことを言っているのか?異世界のことを言っているのか?よくわからんが、なにか掴んだのは本当のようだ。


「次からもう僕には通用しませんよ、その攻撃は」

「へぇええ??ぼぉ僕たちの存在に~きぃきずいたのかいいい??…だぁだけどそれがどうしたっていうのさ~ぼぉ僕たちの攻撃は避けられない~の、さ!!」


敵が瞬間移動でマルスを攻撃する。刹那に飛び散る血飛沫は確実に致命傷を負ったという証拠だ。そしてそれは…


「なぁ…なん、で」

「誰も避けるなんて言ってませんよ」


敵の血であった。頸動脈を一太刀で切断している。確実に致命傷だろう…だが、魔法があるこの世界じゃそんな致命傷も回復できるかもしれない。確実に仕留めねば…!!


「大丈夫です、ヴァーンさん。貴方、人殺しに慣れていないでしょう。攻撃をしたら死んでしまったという感じです。無理をする必要はありませんし、この敵は確実に僕が殺りました。この刺身包丁という剣は傷口を魔力でコーティングして回復を妨害するという機能がありまして、相手が復活することはありません…例え―」

「―ゴフッ」

「別の世界の写し身をこの世界の体へと上書きしていたとしても、その傷口は残り続けます」


なるほど、マルスの言葉でわかった。この世界とは別の次元…この世界とまんまそっくりの影の世界ともいうべき世界にこの敵の影のような体があって、その影を駆使することで瞬間移動したり超常的な回復をしていたのだろう。五回くらいは致命傷を与えていたはずだから、影は一つだけではないことが伺える。まったく、厄介な敵だったな。だが確実に天敵がいる。それは要領を得たマルスのように、そしてその異次元にも干渉できる龍種のような多次元時空同一存在だ。他にも、広範囲に高威力の攻撃を浴びせ続けられるならば逃げようもない。復活した端から殺せればいい。まぁ異次元の影をこの次元の肉体からどれほど離れさせられるかにかかっているか。アルヴテリアの裏側までだったりしたらどうしようもない。

とまぁいろいろと考えてみたものの、終わった相手だ。今は王女たちを救出しなければならない。

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