表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
21/106

龍神≠神龍

とりあえず…ドレークをどうしようか。


「ふふふ…ふはは…ふっはっはっはっはっは!」

「うお!?」


急に笑いだしやがった。正直狂喜じみていて怖い。


「なんだ…龍は…我らが信じる龍はいたのか!それが…星に降り立ち!人類になって捧げられるはずの生け贄を救おうとしてるなんて思いもしないだろう!?」


ドレークが両手を広げ、大声で笑う。というか笑うしかないのだろう。


「龍よ。どうか俺の…私の非礼を赦してほしい。そして、願いを聞いてほ―」

「いや俺一応性格変わってないからね?」


急に態度を変えてもらっても困惑するだけだ。俺の正体を知っていながらも友好関係が結べる可能性のある奴だ。逃すはずがない。


「…は?」

「いや、は?じゃなくて、俺は龍神であってもこの性格なの。別に非礼なんて思ってないし、さっきのまま接してくれたら気が楽なんだが?」

「そ、そうか…」

「そうそう。で、俺の名前はアルスヴァーン。アルスヴァーン・ラピスラズリ・ブラックウィステリアだ。神格はアルス、龍格はヴァーン、人格はラピスラズリ・性格はブラックウィステリアな。」

「…格とは?」

「格とはそいつを形作る物。神格と、神の位、龍格は龍の位、人格・性格はそいつの思考、運命、才能、容姿等々、人を作る要素のことだ。まぁ言うなれば神での俺はアルスって名前だな。」

「よくわからんが…これまで通りに接してくれということだな?龍からの願い、聞かねば教徒ではないだろう。」


教徒って…こいつもなんかの宗教を信仰しているのか?もしかしたら王族と同じ宗教を信仰しているが、違う思想から別教派なのかな。


「それではアルスと呼ばせてもらおう。アルス、ちょっと頼み聞いてくれんか?」

「……まぁいいけどさ、いったの俺だし。頼みって?1つの勢力に肩入れっていうのはあまりやりたくないんだが。」

「まぁ、分かってはいる。が、こちらにも事情がある。これは4年前の事だ。」



ふむふむ。ドレークの話を要約すると、4年前に今の王になってから軍事力が強化されたのはいいけど、周辺国に喧嘩売りまくって領地を拡大し続けていると。国は疲弊していて、周辺国の隣国には防衛線を組まれていて、攻め込まれるのも時間の問題だと。現国王がその様な行動に出たのは俺への狂信的なまでの信仰からだと。国王曰く、周辺国を取り組み国を拡大させ、天空にあると言われる龍人の国へと至ることが目的だと。その龍人の国には俺がいて、俺に国を捧げたいと思っていると。正直いらないし、龍人の国なんか知らないし、龍人なんかいないし。…いないよね?いた覚えないよ?


「天空にあると言われる龍人の国というのは?」

「あぁ、それは6年前の話だ。天空に突如として大陸が出現。しかし落ちてくる気配もなく、漂うようにしてどこかに飛んでいったとの噂が流れてな。」

「へぇ~大陸が飛んでるなんて不思議だな。」

「ヴァ…アルスは知らないのか?」

「あぁ。俺が現世に来たのはつい最近、2日も経っていない程だ。」

「…つまり、神も星の全てを知っている訳ではないと?」

「知りたいと思えば知れるけどな。少し待ってくれ。」


過去の事象をインプット…あれ?あれれ?干渉すら出来ない?ちょっとまて、権限が…ない、訳じゃない?あくまでも一時的なものか。でもなんで?ウ、ウリエルさんを…


『ウリエルさん?ウリエルさん?』

『なんでしょうヴァーンさ…ん?あれ、権限がこれ以上ないほど落ちていますが、どうされました?』


ウリエルにもわかんないのか…って調べてないだけか。


『いや、それがわかんないんだよ。なにか知らない?』

『…権限が神位6並みに、熾天使並みに落ちています。なにか力を落とすようなことをしませんでした?』


力を落とすようなこと?あ、そういえば龍玉で力を落としてたよな。でも力は回収したし…


『龍玉で力落としてたけど、龍神形態になるときに力は回収したよ?』

『龍玉?…あ、瑠璃玉のことですね。ではこれからは龍玉と。龍玉から力を回収したときの詳しい状況を説明してください。』

『えっとね―』



『なるほど。格好つけようとしてアルヴテリアを斬ったと。それでアルヴテリアの時を戻したときから力が抜けているということですね。…本当、事態をややこしくする天才ですか?』

『うっ…一応上司だよ?』

『神位6相当の権限になった時点で私の方が上司です。さて、原因はアルヴテリアの時を戻したことでしょう。ヴァーンさ…んは龍玉を体内に吸収(・・・・・)せず、龍玉の力を回収したと言いましたよね。龍玉とは、いわばヴァーンさんの力の核を七等分したもの。力が核に戻る、宿るのは必然です。ヴァーン様は器です。核を入れられ、自在に操れる器。しかし器から取り出され、アルヴテリアを斬ったときにアルヴテリアに龍玉が飛び散り、時を戻したことによってヴァーン様に宿っていた力が龍玉に戻ったということです。』

『もう少し簡単に…』

『物語風に説明します。7人の子供がいる親がヴァーン様…さんで、7人の子供が龍玉です。7人の子供は、株で自動的に少しのお金は入る親が持っている莫大な貯金を7等分にしてもらい、それぞれ暮らしました。しかし親は無職で、しかも骨董等を買ったりする浪費癖があり、少ない収入では満足に暮らせず、7人の子供はそれぞれの資産を少しずつ親に送っていました。ある日、7人の子供はいきなり親に全資産を回収され、親は遠い所に行ってしまいました。途方にくれた7人の子供は親を探そうと必死になりますが、お金がなく、動こうにも動けません。派遣会社で世界中を飛び回り、いざ働こうとしていたある日、親がやらかし資産がまとめ(時をもどし)て帰ってきて(たことにより)、7等分しました。しかし子供は親に仕送りする気配もなく、ましてや帰省するはずもない、ということですね。』

『なるほど。アルヴテリアを探し回らないと力は戻らないわけだ。』

『その通りです。』


それなんてドラゴ○ボール?無理ゲーじゃね?探知機はないんだぜ?


『意識を自身に傾けてください。少なからず権限はまだ残っていますね?意識すればわかるはずです。』

『あぁ、うん。分かる分かる。』


これがゲーム風でいうステータスか。


『さらに意識を自身に傾けてください。体内に力が流れていると思いますが、その力が発生しているところを探して、意識的に活発化させてください。力が莫大に増え、本来の力が出るはずです。』


体内に意識を向け、力の源を探す。源は…目にあった。目に集中し、力を反転させる。…反転させる?


「アルス?お前、一気に黒くなったな。というかだんだん近づいている気が……気のせいじゃないよな?」


確かに、力が強くなった気がする。今なら一気に複数の世界を創造出来そう。でも、ドレークのいった通り近くなっている気が…いや?ドレークだけじゃない。アルヴテリアも心なしか…ん?他の惑星も…え?太陽も近くなってくるんだけど。とりあえずドレークを保護。


『その姿が本来の神龍、アルス様です。現在の神位は限りなく1に近い2。先ほどまでの姿はあくまでも最高位龍種としての姿であって、神としての姿ではありません。』

『なるほど。なんか全ての星が近づいてきてるんだけど、なんで?』

『アルス様の今の姿は全てを引き寄せています。星も、光も、色も。だから黒なのです。』

『なるほど。それって要はばかでかい重力場、ブラックホールということだな?』

『いえ、ブラックホールをも一瞬で消滅させるほどの重力ですよ。いまのヴァーン様は宇宙以上の極大な質量を持っています 。今なら極大質量の影響で次元が歪み、異世界転移も可能だと思いますよ。』


ちょっとまって、宇宙以上って俺がこの形態になると宇宙が収縮…ビッククランチが起きるってこと!?

すいません…予約投稿の日を間違えていて、本文確認のために開くまで気づきませんでした…

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ