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装備購入

よし、服も新調したし、今度は装備を見るか。武器はどうしよっかな。俺、双剣に憧れてんだよね。小太刀もってさ、敵を一瞬で切り刻むの。


『ねぇ、武器屋、どこがいい?』

『せっかくなので、質が良い武器屋に行きましょう。防具はそこで売ってそうですか?』

『売ってないかな。防具屋も武器屋の近くにある。』

『ではまずは防具屋に行きましょう。』

『はいよ。』


あれ?転移すればよくね?って思うかも知れないが、それは今はできない。今は俺の多くの力を封印というか分散させているからだ。だって転ぶだけで大陸沈むんだし、なんらかの形で分散させないといけないよね。なのでこの瑠璃玉に俺の力を分散させてる。全部で7個だ。決してドラゴン○ボールを意図して作ったわけではない。勝手に7つに分かれたのだ。ウリエル曰く、『運命です。』だって。だから今は時間を停止させることもできないし、転移もおおまかな所にしかできない。なので、こんな街中で転移でもしたら家の壁にめり込んだり家の上から落ちて倒壊させる恐れがある。


『ついたぞ。』

『了解です。』


ちなみに今、ウリエルは俺の状況が視えていない。天界もいろいろ忙しいみたいだ。


「へいらっしゃい。今日はどんな用件で?補修か?買い取りか?オーダーか?」

「オーダーで。」

「どんな品物を?」

「とりあえず動きやすく、それなりに耐久性のある、上下一色で。あと靴も。」

「あいよ。金はどのくらいある?」

「950ウェイズある。」

「十分だ。素材は自分で取ってくるか?取ってくるなら値引きできるぜ。」

「いや、まだ装備が無い、冒険者になる手前の卵なんでね。」

「あぁん?その尻尾は使わねぇのか?」


…?あ、忘れてた。だったら小太刀いらないじゃん。それとも三刀流か?それもカッコいいとおもうが…いや、尻尾だと使いにくいし防具揃えて冒険者になって、武器を買えるくらいにはお金をためないといけないから、その間の武器にしよう。


「いや、武器だけじゃ不安なんでね。」

「了解した。んじゃ、採寸すっからそこに座れ。おい!」

「はーい。」


ん?あ、このおっちゃん、妻子持ちか。


「それじゃ、測るね。お父さんは今準備してるから、詳しい要望はあとでね。」

「あいよ。」


ふむ、あの服屋の人並に手際がいいな。どこか面影も似てるし、親子だろうか。どっちも衣服関係だしな。


「終わりました。ではこちらへどうぞ。」

「おう、おわったか。んじゃ、詳しい要望を聞くからいってみろ。」

「それじゃ、メイン武器を小太刀の双剣にしたいから両腰か両肩甲骨あたりに鞘を引っ掻けるものを作ってくれ。」

「さっきもいったが、尻尾の剣はどうすんだ?」

「もしもの時のサブだ。どこまで切れるかも試してないからあんまりメインで使いたくないし、欠けたら治るかどうかも分からない。打ち直しも出来ないしな。」

「なるほどな、了解した。一応両腰と両肩甲骨につけるから使いやすい方を選んでくれ。取り外し可能にしとくから。」

「ありがとう、おっちゃん。とりあえず動きやすいようにしといてくれ。関節の所を薄くするとかな。」

「あいよ。靴はどうする?」

「撥水性の高いやつしてくれ。あと、これまた動きやすいように。」

「まぁ耐久性のある、動きやすいとなれば素材は限られてくるな。どうする?料金は本当にギリギリになるぞ?」

「問題ない。」

「んじゃ、出来上がったら連絡寄越すから、泊まってる宿を教えてくれ。」

「宿には泊まっていない。」

「了解、宿には泊まっていないだな。…泊まっていないのか!?」

「あぁ、かねがないもんでな。どっかすぐに稼げるところ、知らないか?」

「あ~知らねぇな。冒険者ギルドにいってみたらどうだ?」

「ん~気が乗らねぇが、いってくる。宿が決まったら伝えにくる。今日中には来るからよろしくな。」

「あいよ。黒いことに手を染めるなよ?」

「あぁ、んじゃまたな。」

「またな。」


お金を創造かコピーすればよくね?だって?しかし今回はやらない。有機質や無機質の情報、魔法術式、成分等を解析してコピーして創造だぜ?今の力じゃ厳しい。っていうかあの時はあのお方のお金を使いたくなかっただけだからもうコピーなんて相当こまってなけりゃやらない。なんか悪いしな。


「おう、戻ってきたか。服、なかなか似合ってるじゃねぇか。」

「ありがとうございます。あなたのおかげです。」

「いいってもんよ!装備はどうした?金、足りなかったのか?」

「い、いえ。装備は防具だけで、オーダーなので後日です。お金はもう大丈夫ですし、近いうちに返済しますよ。」

「おおう、そうか。んで、冒険者ギルドになんか用か?」

「宿に泊まるお金が無くて…自分で稼ぎたいのです。自分で。」

「お、おう。なら先に冒険者登録してきな。採集くらいなら簡単だろ。」

「はい、いってきます。」


あの受付けの女の人だな。


「すいません。」

「初めましてですね。登録ですか?依頼ですか?」

「登録です。」

「登録ですね。こちらをお書きください。代行は必要でしょうか?」

「はい、お願いします。」


この世界の文字なんて知らないしな。あとで頭に入れとくか。この世界の文字全部。


「お名前をお教えください。」

「ヴァーンです。」

「ヴァーン様ですね。名字はありますか?」

『………』


ん?なんかウリエルから威圧が…?気のせいかな。名字か…無い場合もあるんだな。言っといたほうがいいのかな。けど、面倒だから無しで。


「ないです。」

「了解です。では歳となりたいクラスをお教えください。職業を一覧しますか?」

「歳は25。職業は一覧します。」

「了解しました。こちらです。」


ふむ…前衛職と後衛職で別れてるのな。タンク、ハンター、戦士、ファイター、アサシンとかいっぱいだな。…ん?忍者?なんでわざわざ漢字…っていうか絶対日本人転生者がいる。


「忍者で。」

「忍者ですか?一部の人しか使いこなせない職業なのですが、大丈夫ですか?それに、失礼ですがその体躯では…」

「ああ、うん。この身長ね、ちょっと上乗せしてるんだ。」


嘘だけど。自分の脚に似た、底が厚い靴を脱ぐふりして身長縮めよう。


「ほらね。」

「本当ですね。では忍者にしておきますね。こちらは後程変更可能です。あわないなと思ったら受け付け員までお願いしますね。」

「はい。」

「次はランク、難易度について説明します。こちらをご覧ください。」


ふむ…ランクはSに加えてA~Fまで。準ランクもあり、難易度は1~7までか。Sに対応するのが7。Fに対応するのが1ね。


「冒険者登録後は自動的にEになります。試験結果によってC、Dになれますので目指してみてください 。」

「Fは?」

「Fは冒険見習い、12歳未満のお子様のランクがFなのです。」

「なるほど。試験は?」

「試験は少しの実力を知りたいのでそちらにある掲示板で適当なのを受けてください。ご自身のランク以上のものも受けれますが、実力よりも数段難易度が高いならばご自身の身体を滅ぼすだけなので控えたほうが良いかと思われます。」

「了解。適当にもって来ますね。」


ふむ…どれがいいか…

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