リン
久しぶり過ぎて内容忘れたけどとりあえず投稿してみる
「記憶が、ない?」
俺はそう聞き返す
「は、はい。。あ、でも全くないわけじゃぁないんです。自分の名前も覚えてますし、言葉や魔法も使い方は分かりました。でも、、私が何処で生まれて何をしてたのか、、全く思い出せないんです。。」
「、、自分の家族や友人も、、か?」
「は、、はい」
なんてこった。
記憶喪失。
映画や漫画ではありがちな設定だが、まさか本当に当事者と出会うとは思わなかった。
って、そーいや俺も記憶喪失みたいなもんか
なんでこんなとこにいるのかよくわからないしなあ
「記憶喪失か、俺と一緒だな」
「え、、!コウも記憶喪失なの??」
リンはパッと顔をあげて俺を見た
同じ境遇の人がいると知って驚いたのだろう
「リンはさ、ずっとこの中にいるつもりなのか?」
ずっと疑問だったことを聞いてみた。
なぜこんな中には記憶がないから仕方ない。でも、なぜここから出ようと思わなかったのか。
「外に出ようとしたことはある。。でも、この遺跡からは出れなかったの」
「出れない?」
あ、確かに、入った時扉閉められたくね?
え、もしかしてあれ、開かないの?
「それに、、1人で出るのは怖い。。私は普通じゃないから、、」
そうだろうなあ、、あんな問答無用で俺らに攻撃してくるくらいだ。
外に出たら暴行を重ねる犯罪者になるかもしれない。
保護者が必要だろう
「よし、わかった、なら俺と一緒に旅でもするか!色んなとこに行って見たら記憶も戻るかもしれないしな!」
俺もこの世界を見て回りたいし、1人は寂しい。
「え、、、いいの??私、行きたい!コウ!連れて行って!」
リンは顔を輝かせてそう言った。