VS 魔人
とてもお久しぶりです。
少しずつでも書けるように頑張ります
扉を開けて部屋に入るとそこには一人の少女が座っていた。
少女の歳は高校生くらいだろうか。紙は金色で長く、肌は白く、眼も大きく欧州系の作りであった。
この遺跡の奥の薄暗い中であったが、その少女の周りは光っているように見え、とても美しいと感じた。
「、、、誰?何をしにきたの?」
「っっ」
少女がこちらを見て、声を発する。
なぜこんな遺跡の奥に?そう思ってはいたが、あまりの美しさに深く考えることはしなかった。
マーカスも声が出ないみたいだ。
「あ、あぁ俺たちはこの遺跡に閉じ込められてな、この辺に魔人がいるみたいだから、倒して外に出ようかと思ってな」
「っっ、おい」
「そうなの、、あなたも魔人を倒しに来たのね。」
女の子は無表情でそう呟き、ふわりと立ち上がる。
「あぁ、君は?なんでこんなところに?」
俺はそう声をかけながら女の子の方へと歩みだす
「待て、コウ!おい!」
「ん?どうしたマーカス、魔人でも見つけたか?」
俺は後ろを振り返る。
するとマーカスは青ざめて固まっていた。
「コウ!!そいつが魔人なんだよ!!くそ!やられる前にやるぞ、火槍!」
マーカスがそう叫び、魔法を発動させる。
槍の形をした炎が女の子の方へと向かう
え、マーカスすごくね?めっちゃ強そうな魔法使えるじゃん
てか、この子が魔人?そんな風には見えないけどなぁ
「っておい!おまえ!これあぶねぇよ!」
いきなり魔法を放ったマーカスに叫ぶ
俺は魔法を止めようと女の子の方へ走り出そうとするが、
その瞬間、周りの空気が一変し、重くなったように感じた。
俺は違和感を感じ立ち止まる
「さよなら。」
ズドドドドドドドド
「ぐああぁぁぁ」
女の子が小さな声で呟くと周りの空気が著しく重くなった。
そしてマーカスの放った火の槍は何ごともなかったかのように掻き消される。
周りにある石は軋み、割れたり潰れていったりしている。マーカスは地面に叩きつけられ、呻き声をあげ、身動きがとれないでいる。
だが、
「な、、なんで?」
女の子は不思議そうな顔をでこっちを見ていた。
「んー、少し身体重くなったなぁ」
重くなった空気の中で平然と立っている俺を。