表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
21/41

ある冒険者の災難。4

PV数1000超えました!

わーい!笑


冒険者達の壊滅。

俺はそれを見届けると、すぐにその場から逃げた。


あの魔人を倒すと息巻いていた冒険者パーティはなんてことはない。魔人の顔すら見ることなく命を落としてしまったのだ。


「くっそ、どうしたらいいんだよ、、出口、出口」


俺は魔力感知を使い、魔物と遭遇しないように遺跡の中を走り回って出口を探した。

しかし、どれだけ探しても出口は見当たりはしなかった。


それから数日。ひたすら魔物から逃げ回り、隠れて過ごしていた。

幸い冒険者パーティ全員の食料や荷物は俺が持っていた。

俺はかなり容量の多い異空間収納も使えるからな。そこにカナリ大量の食料や生活用品などが入っている。

それに俺は生活魔法も得意だからな。こんな遺跡の中とはいえ、快適、、とは言えないがそれなりの生活をすることができる。

もう、最悪このまま1人でここで暮らしていこうかな、、

いつかこの遺跡に魔人を倒せるような人物が現れるまで。

そんなことを考えはながら休んでいた。

そして再び確認のため魔力感知を行う、、


「ちょっと待て、何だこれ」


俺の魔力感知が魔物を感知した。

それも一体や二体ではない。少なくとも数十体の魔物だ。

しかもそいつらは様々な方向から俺の方へと向かって進んできている。

囲まれた。。最悪の事態だ。。

魔力を感知出来ても逃げ場が無ければどうすることも出来ない。


「くっそ!諦めるかよ!諦めてたまるか!」


そう決意し、俺は走り出す。1番魔物の数が少ない方へ。

そこを突破できれば、まだ生きていける可能性はある。



カタカタカタカタカタカタカタカタ


そこには五体のスケルトンがいた。

俺は魔法を繰り出す。戦闘能力は低いがないわけではない。


「火槍!!」


俺の最大の攻撃魔法を惜しみなく放つ。

これでも恐らくスケルトンを倒すことはできないだろう。


しかし、怯ませ道をあけることは出来る。

そして俺は身体能力を最大まで強化し、そのまま全速力で俺の放った火の槍の後を追う。


「ぐぁ、、」


しかし、スケルトンも攻撃を放ってくる、、

もう少し、、いけるか、、?

目の前には後2体。こちらに攻撃をしかけて来ている。

これを2発くらったら死ぬか、、


「、、土壁!」


そう思った俺は防御魔法をスケルトンの一体の方に使用する。そして残るもう一体の攻撃は


「ぐぁぁぁ」


まともに受けてしまう。

しかし、それでも


「抜けた。抜けたぞ、、」


5体のスケルトンを突破することに成功する。

これでスケルトンの包囲から抜け出すことが出来た。

後はこいつらが諦めるまで逃げれば、、そう思っていたが、


「ぐ、、まじかよ、、」


身体能力強化の魔法が切れる。恐らく魔力が少なくなってきたのとダメージを受けすぎたのだろう。


「ここで、、終わりか、、」


俺はそう呟き、下を向く。


いや、まだだ!体は動く!


そう思い、前を向くと。

人影が見えた。あれは人なのか?魔物なのかそんなものはわからなかったが、


「た、助けてくれ~!!」


俺はただただそう声を張り上げた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ