初めての魔物2
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いやー、緊張したな。骸骨にあんなに迫られたのは初めてのことだし。
それでもまぁ無事勝利することが出来た。
「でも、これはオーバーキルすぎるだろうなぁ」
俺は砕け散ったスケルトンだったものを見る。
骨は粉々に粉砕され飛び散っている。どれがどこの骨かなんて全く分からない。
それにしてもあっけなかったな。やっぱり村長の言ってたとおり弱い魔物だったのだろう。
あと、俺の能力か。さっきのスイングスピードは半端なかった。棍棒を持っていたんだがまるでほっそい木の枝みたいだったな。しかもスケルトンに当たった瞬間さらに力が乗り全く抵抗もなく、正直スケルトンを打った感触はなかった。
「はぁ、、このスイング出来たらプロ行けてたなぁ」
小さい頃から見ていて、高校時に諦めた夢を再び思い出す。
未練はないんだけどね。
そんなことを考えながらも俺は遺跡の奥へと進む。
「、、、ん??」
そして数分歩いたくらいのところで聞き覚えのある音が聞こえてきた。
カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ
ちょっと待てなんか次のめっちゃ多いぞ。これ。
まだ見えていないのにこの音だ。何体いるんだよ、、
「はぁ、、どうしよう。。」
正直今から逃げれば多分逃げ切ることはできる。もとの世界でもまぁまぁ早かった俺の足の速さはこの世界でさらにというかめちゃくちゃ強化されている。まだ怖くて真剣走れてないが間違いはないだろう。
そう、逃げることはできる。出来るんだけど。
「た、助けてくれ~!!」
スケルトンの群れに追われている人間を見つけてしまった俺は逃げることは出来なかった。