第一話:定時制高校には危険がいっぱい!?
定時制高校と言えば、昔は働く人の学校と言う感じですが最近はヤンキーやひきこもりのような人など色々な人が通って居ます。そういう今時の定時制高校を書けたらいいなと思います。まずは第一話よろしければ読んでやって下さい。
「はあ〜っ」
校門の前で思わず溜め息が出た。
俺は田中修平。
今日は高校の入学式だ。
しかしこの高校、普通の高校とはちょっと違う、『定時制高校』だ。
普通の高校と違い、授業は晩である、俺は朝起きるのが苦手なのでこれは嬉しかった。
なぜこの高校に入ったかと言うと、俺は不登校で小学校3年から中学3年までろくに学校にいかず、家でゲームばかりしていた。
(まあ世に言う『オタク』って奴だ。
)ので行く学校がここしか無かったのだ。
まあ、そんなことはどうでもいい、取り合えず校舎の中に入り、自分のクラスを探す。
あった・・・一年E組だ。他の名前を見たが一緒に入学したツレの名前は無かった。
「はあ〜っ」
また溜め息が出た。
テンションが下がった・・・俺は取り合えず自分のクラスに行く事にした。
そしてクラスの中に入ってみたが、その瞬間!正直ビビった。
クラスにヤンキー風の人間が結構いたのだ。
俺の脳裏で警報が鳴り響く、ヤバイ、俺のテンションは底まで落ちた。
「はあ〜っ」
本日、三回目の溜め息だ。
取り合えず自分の席に座ったがすぐに入学式のため体育館に移動になった。
頭のハゲた校長の長話も終わり帰ろうとしたら、向こうから二人の男が歩いて来る、一人は太った男で、もう一人はちょっと痩せた男だ。
「お〜い田中帰ろか〜」
と太った方が声をかけてくる。
この二人は中学の時からの知り合いで、太った方奥谷浩一太っていて顔はヤクザ見たいだが性格は温厚で気のいい奴だ。
もう一人の痩せた方は、加地憲彦口数は少ないが中々おもしろい奴だ。
二人ともやはりあまり中学に行って無かったのでこの学校に入学した。
そして三人で帰ろうと校門に出るとそこには異様な風景が広がっていた。
そこにはヤンキーの方々が溜りまくっていた。
またもやビビったがそこをさっさと通り抜けた。
マジでほんとこの学校で生活出来るか心配になった。
校門を抜け校舎を見上げると『入学おめでとう』と言う看板を見つけた。俺は心の中で
「全然めでたないわ」
と呟くと同時に
「はあ〜っと」
本日四回目の深い溜め息を出しながら
帰路に着いた。つづく
いかがだったでしょうか?田中が通う高校のモチーフになった学校では、本当に帰りはヤンキーが溜りまくってます。車で学校前に路駐している奴も居ます。さてこれから田中はあの学校でどのような生活を送るのか!?よろしければ次も読んでやって下さい。