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タイムリープの問題点

確認はしておりますが、文章に一部不自然な箇所などがあるかもしれません…

「はあ?なにそれ正気?!マジで言ってんの?」

「さすがに信じられません、、、」


俺が彼女らに一通りの事情を説明すると、すぐにそう返してきた。まあ、21世紀にはタイムマシンなんて影も形もなっかっただろうし、いきなり未来から来ましたなんて、信じれるはずがない。というか、俺だってタイムマシンも何もない所で急にこんな目にあっているのだ。俺だって信じられないと思っている。


「俺だってそう思う!でも、ホントのことなんだ」

俺は何とか信じてもらうべく言葉を紡ぐ。


「でも、、、」

そう言って二人でこそこそはなし始めた。

しばらくして、話し合いが終わったようで、黒髪の子が俺に声を掛けてきた。


「えっと、未来の方、、、ということでしたら、何か証拠になるようなものとかありませんか?そうだ、さっき使われていたその機械、もう一度使う所見せてください」

そういうと彼女は俺の左腕にある通信端末を指さしてきた。

俺はそれなら容易(たやす)いと思い、直ぐに端末を起動する。幸い、まだ70%ほど充電が残っていた。彼女らは目の前の空間に表示される画面を注視している。ほんとにこの通信端末を初めて見るようだった。

一通り操作して見せると、彼女らはなんとなく関心したような様子を見せた。


「へえ、未来にはそんなのがあるのねえ」


「その様子だと、ある程度未来から来たことは信用してもらえたって感じで良い?」

俺は二人に尋ねる。


「まあ、ある程度信じてあげるわ。そんなもの見たことも聞いたこともないし、第一、あんな急に現れるなんてこと、それくらいじゃなきゃ説明がつかないもの」

銀髪の少女がそう言うと、黒髪の少女もその言葉に賛同するように頷いた。


「ってか、こんなとこでずっと事情聴くのもなんだし、一旦場所変えようよ」

銀髪の少女のその提案によって、話の続きは場所を変えて行うこととなった。


● ● ● ●


場所変わって商店街の喫茶店。アンティーク調の落ち着いた雰囲気の喫茶店で、乙木珈琲と看板が出ている。アンティークというと、100年以上前に制作された工芸品や芸術品のことを指すのだから、俺からしてみれば200年以上前の技術で作られたもの。2100年代には、もう美術館ぐらいでしか見れるものではなかったので、この雰囲気はとても新鮮だ。


ひとまず注文を済ませた俺たちは、話し合いを再開する。


「っと。そういえば名前聞いてなかったわね。君、なまえは?」


「桜木翼。16歳だ。さっきの説明の通り、2124年からここまで飛ばされて来たらしい」

俺は銀髪の少女の問いに簡潔に自己紹介を済ました。


「君達の名前も聞いて良いかな?」

俺は続けて彼女らに問いかける。


「そういえばそうね。私は乙木さくら(おとぎ さくら)。こっちの黒髪が四季神翔子(しきがみ しょうこ)。私も翔子も4月から福咲が丘学園の二年。翔子、おとなしそうに見えるけど怒れせたら怖いよ?なんたって柴原先輩お墨付きの新風紀委員長だからね。悪いことしたら容赦(ようしゃ)ないよ~?」

そういって俺を怖がらせようとしているのか、友人を自慢しているのか分からないが、四季神さんは今年から福咲が丘学園の風紀委員長らしい。なんでも、3年の柴原海咲しばはら みさき先輩という人が彼女のことをいたく気に入っており、自分よりも適任だとして、2年生の彼女に風紀委員長を任せることにしたらしい。


「そ、そんなことないって!!初対面の人に何言ってるの、恥ずかしい、、、」

四季神さんは顔を赤くしてうつむいてしまった。


その時、俺はふと気づいた。

「そうか、ここは乙木珈琲って店だったよな、って事はここは乙木さんの家族の店なのか」


「その通りだよ!よくわかったねって、乙木って苗字の人と店に来て、店名に乙木って書いてあったら誰でも思うか」

そう言って彼女は笑った。


「でもさ、未来から急に飛ばされてきたってことは、家とかどうするの?」

続けて乙木さんがそう尋ねてきた。


「それなんだよなあ、、、」

出来れば考えたくない話だが、俺は100年前に家も、仕事もない。通うはずだった福咲が丘学園に通うこともできない。本当に、未来へ帰る「翼」をくださいという感じだ。翼だけに。だってこのままいくと、路頭(ろとう)に迷ってホームレス生活待ったなしなのだから。


「そうだ!桜木くん、うちで住み込みで働いたらどうかな?」

乙木さんがそんな提案をしてきた。

今の俺にとっては降ってわいた幸運のようなものだ。


「ぜひお願いしたいが、、、両親は良いと言ってくれるのか?」

そんな俺の問いに彼女は答える。


「大丈夫!この前まで一人大学生の女の子が住み込みでバイトしてくれてたんだけど、4年生で卒業しちゃって、3月いっぱいで出て行っちゃったの。うちは人手も足りないし、部屋も空いてる。来てもらえるとうちも助かるし、桜木くんもホームレスにならなくて済む!どう?WIN-WINだと思わない?」


「それならお願いします。ありがとう、助かるよ」

こうして俺は、100年前の世界の喫茶店で、住み込みで働くことになったのだった。

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