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吸血鬼がいく。  作者: あれです。
4章 復活と誕生。
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3 謀反?

Side:剣聖サイファス



時は少し遡る。



突然三王の1人、グランシェルト・ガリデールが、皇帝陛下に謁見を申し込むとは珍しいのぉ。


そこで聞かされた話は到底信じられん事じゃった。

グランシェルト・ガリデールの息子が、カーラン王国の貴族に殺されたじゃと?

その仕返しにこやつはカーラン王国へと侵攻する事を、皇帝陛下に許しを貰いに来たと言う。

陛下がワシに視線を向けて来るが、ワシに何を求めておるんじゃ?


「何卒! 息子の仇を取らせて頂きたく思います!」

そう言って、跪いて頭を下げる。

陛下は少し考えてから答える。

「本当にカーラン王国の貴族に殺されたのか?」

「はっ! 護衛に付いていた者がボロボロになりながらも、私に知らせてくれたのです」

「暫く待て、少し調べさせる故、城で待機しているが良い」

その言葉に顔を上げる。

「しかし陛下!?」

「良いな? 決して軽はずみな事はするなよ?」

すると苦虫を噛み潰したような顔をしながらも了承した。



謁見の間の隣にある応接室で、宰相のシュライ殿と陛下とワシで話し合う事になった。


「ふぅ……師匠、どう思いますか?」

「そうじゃな……ワシが出向いて少し調べた方が良いかもしれんのぉ」

「カーラン王国の貴族が、そんな事をするとは思えないのですが?」

「シュライよ、グランシェルトの息子とはどんな奴じゃった? 上の息子は覚えておるが、下の子は知らん」

そう言えば、ワシも見た覚えが無いのはどういう事じゃろか?


「確か、妾の子で街で育ったと聞いております」

ふむ、その息子が殺されたと……。

「陛下、直接ワシがカーラン王国へ行き、調べてこようと思うんじゃが、よいかの?」

「師匠が行けば間違いは無いか……頼んでも良いですか?」

「任せておけ、無用な戦争など起こして良い訳が無いからの」

方針は決まり、ワシはカーラン王国へ向かう為の準備を始めた。




「これはこれは、コーマック殿、いかがなされた? このような時間に」

夜、ワシの所にコーマック公爵が訪れた。

遺跡を実効支配しよと、ワシに命令を下した公爵じゃ。


屋敷の応接間で話をする。

「少し変な噂を耳にしてな」

「どういった?」

「何やら、グランシェルト殿が兵を集めていると……」

「それは真ですかな?」

陛下は待つように言ったはず。

それを無視して兵を集めているとなると、反逆罪じゃぞ?


「訪問して頂いて真に申し訳ないのじゃが、城へ行かねばならなくなったようで、少し失礼します」

「よいよい、ワシも城へ行く所なのでな、供に行こうか」

そう言って、公爵の馬車で城へと向かった。



城へ着くと陛下はまだ執務室に居るとの事なので、直ぐに伺う。

執務の手を止め、ワシと公爵の話を聞くと陛下は、グランシェルトを直ぐに呼びに行かせる。

しかし、グランシェルトは城には既に居なかった。

見張りの者に聞くと、陛下との謁見後、直ぐに城を出たとの事。


これは明らかな謀反。

陛下はワシにグランシェルトの捕縛命令を下された。

ワシは直ぐに兵を連れ、グランシェルトの領地へと赴いた。




7日後、グランシェルトが居る城へと到着したのだが。

「これは、どういう事じゃ」

王都へ入る門の前に、2千人程の兵士が並んでいた。

「団長、どうしますか?」

「まずワシが行って話をしてくる」

部下達を待機させ、ワシが1人で兵士達の前まで馬に乗りながら行く。



「そこで止まれぇ!! それ以上進めば誰であろうと、殲滅する!」

「ワシは帝国騎士団団長のサイファス! お主達は何故ここに集まっておる!?」

ワシの言葉にニヤッと気味の悪い顔をした。

「決まっておるだろう! グランシェルト陛下に逆らう者を始末する為だ!」

「ほう……ではお主らは此処で死んでも良いと言う事じゃな?」

剣を抜き、威圧を放った。


「はは、やはり剣聖とは流石だな、前の俺なら気絶してただろう、しかし……今の俺達は前の俺達とは全然違うんだよぉ!! 全員、奴を殺せぇ!!」

『うぉおおお!!!』

兵士達が剣を抜き、槍を構え、突撃してくる。


「団長!?」

「むっ、お主達は下がっておれと言ったじゃろ」

「団長1人に任せて休んでられませんよ!」

そこから、激戦が始まった。




「ぬっ!?」

肩を少し斬られたか。


おかしい……。

こやつら1人1人が、弟子達とほぼ同じ力量を持っておる。

何がこやつらを此処まで……。




剣聖の弟子達とほぼ同じ強さの者達が2000千人も集まれば、流石の剣聖も太刀打ちできなかった。



この日、剣聖サイファスは敗走をきっした。

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