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吸血鬼がいく。  作者: あれです。
3章 弟子。
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2 8年後。

遺跡に来て8年後。



コトッとテーブルに青い液体が入った小さな瓶を置くと腕を組み瓶を見て考える。

「これは……売れないか」

ちょっと性能が良すぎたな。


これは魔法薬だ。

ゲームの時から持っていた物で、この世界でも作れる物だが……如何せん性能が高すぎる。

こんな物を店に売ったらとんでもない事になってしまうのがオチだ。

特に店の人が……。



店の人に回復薬を売って欲しいと言われたので作ってみたが…………あっ、薄めればいけるか。

そうすりゃ効果は落ちるが多少の怪我なら治る程の物になるだろ。

量が増えるし金も増えるからいいな。

そう思い魔法で作った水で薄めの魔法薬を大量生産する。


この遺跡から馬で半日行った所に町がある、そこのギルドで魔物の素材を売って必要な物を購入しているが2日前、回復薬が不足してるので売って欲しいと言われた。

以前作った物を売った事があったからだろう。

なら俺が作って売ってやると言って今に至ると言う訳だ。




遺跡の探索と調査は最初の2年程で完了した。

この遺跡には面白い物が沢山あったぞ。

その中でも訓練用に使っていたと思われる魔道具だ。

リアルで仮想敵を出して戦うと言う物で、結構良い訓練になる。

偶に使ってる。


そして1番は、5年程経った頃に全盛期? ネオワールドの頃の俺を超えた。

色んな鍛錬をしてやっと超えたって感じだな。

それからもちゃんと鍛錬は続けてる。

今なら剣聖にも余裕で勝てそうだ。



「さてと、今日の鍛錬も始めるとするか」

いつも通り型と素振りをやった後、立ったままつま先で地面を叩く。

すると目の前にはスラっとした土で出来た人形、ゴーレムが出て来る。

数十体出て来た所で止まり、突然ゴーレムとの戦闘が始まった。


ゴーレムにはそれぞれ武器を持たせている。

土で作った片手剣、両手剣、槍、棒、刀、短剣等様々な武器だ。

勿論素手のゴーレムも居る。

それらの攻撃を素手で躱し防ぎ隙を突いて攻撃する。

数分すればゴーレムは全て砕け散った。

最初の頃はこの訓練で大怪我もしたし死にかけた事もあったな。

危うく首を斬り落とされそうになった事もあった。

おそらくだが感覚的に首を斬り落とされても俺は死ななそうだが。



鍛錬が終われば畑を見たり研究したりとやる事は多い。

これが今の日々だ。

魔物は偶に壁の近くまで来るが滅多に来ないし人も来ない。

あれから弟子や知り合いも全く来てないって事は、あいつらこの世界に来てないのか?

それとも他の大陸に居たりして……。


まあ良いか。

会うならいづれ会えるだろう。

俺は帰る方法を探していればいつか会った時に帰せる。


その研究も勿論進んでる。

遺跡の中には転移の魔道具も存在し、召喚魔法の資料もあった。

今はこれらの研究をしている。




そんな日々を過ごしていると、ここから近い所に人の反応を感知した。

珍しいなこんな所に……動かないようだし確かめに行くか。

そう思い壁を飛び越え反応がある場所まで走って行くとこの辺りではよく見る狼が、子供を襲う瞬間だったので魔法で首を落とす。

他に魔物が居ないか確かめながら近づいて行く。

この狼はいつも数匹の群れで動いているがはぐれた奴か?

「女と小さな子供がこんな所で何してんだ?」

茫然としてる子供に声を掛けると気を失い倒れる。

「…………はぁ、運ぶか」

ゴーレムを作り運ばせた。

狼の死体をインベントリに入れる、後で解体しよう。




拠点に連れ帰り2人をベッドに寝かせ、状態を見てみると2人とも栄養が足りてないようだ。

しかもびしょ濡れって事は川を流されて来たのか。

女を見ると腕に少し怪我を見つけた。

「一応見ないといけないのか……」

心の中で謝りながら上着を脱がせると、結構な衝撃を受けたような痣が腹にできていた。

「魔物に襲われて川に落ちた?」

とりあえず回復魔法で治しておく。

ついでに全身を乾かしクリーンで綺麗にした。



後は目が覚めてから色々と聞くか。

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