閑話2-1 とある冒険者の思い。
短いので2話投稿します。
Side:とある冒険者
俺は冒険者になって3年目でそれなりに修羅場を潜って来た。
冒険者は基本魔物との戦闘が多いが、対人戦もある。
強い魔物に殺される事も多いが、人に殺される事も多い冒険者は、新人に訓練と称して生き残れるのかを見るテストがある。
これをクリアしないとちゃんとした依頼は受けさせて貰えない。
そんなある日、若い男がまた登録に来た。
最初に声を掛けたのは、ベテランのダグだ。
すると若い男はここに居る全員を相手にするのかと聞いた。
若い頃はみんなそうだ。
俺が1番強いと思ってこの世界に入る。
俺はテストを受けて1発で合格したからな、ちょっとした自慢だ。
他の連中は訓練をやるみたいだが俺は遠慮した。
あの男の目を見た時、正直食われるイメージが浮かんだ。
あれはヤバい。
案の定、ダグとアゼの奴は簡単に負けた。
傍から見たら男が全然本気じゃ無いのが分かる。
あの男が戦ってるのを見ていたが、正直凄いとかは感じなかった。
ダグとアゼが手加減してるのかと思ったが違ったようだ。
子供を相手にしてるかのような動き……技術の差が長年戦ってる者と今日戦い始めた者の試合に見えるほどの。
何者なのか興味が沸いたが、あまり近づかない方がよさそうだな。




