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吸血鬼がいく。  作者: あれです。
1章 VRMMO
48/109

41 コラボ。

エル達は見学の為に出入り口の傍の壁沿いに並んで座る。


「態々来て頂いてありがとうございます」

「いえいえ、現実で道場を持っていないので場所を探すのは手間になります、今日は道場を借りて良かったんですか?」

俺はそう言いながら周りに居る袴姿の門下生達を見る。


伊川さんは苦笑いを浮かべながら答えた。

「実は今回の話は、門下生が言い出した事でして……」

どう言う事か聞くと、どうやら門下生の数人が俺の動画を見て『あれはゲームの中だから強いんだろう』と言い出した事が始まりらしい。



伊川さんにも動画を見せ勝てるか聞かれた時『やってみないと分からない』と答えたら今回の話になったと言う……。


「木村……」

伊川さんが門下生達が居る方を向いて名前を呼ぶと、1人の男が立ち上がり小走りで寄って来た。

大きいな……180センチはあるんじゃないか?


伊川さんの横に立つと頭を下げて口を開く。

「初めまして、師範代をしております木村です」

「神滅流道場師範の獅子崎巧です」

伊川さんにどういう事か視線を向けると口を開いた。

「こいつが言い出した事なんで、自分で確かめてもらおうと思いまして……木村と摸擬戦をしてもらえますか?」

そういう事か、俺としては伊川さんとやりたかったが……。


「良いですよ、やりましょう……武器はどうします? 真剣が無いなら木刀でも構いませんけど」

すると2人が一瞬固まりお互いに顔を見合わせる。

少し間が空いた後木村が口を開いた。

「いえ、無手でやります、獅子崎さんも無手ですよね?」

「はい、現実では基本無手でやります」

「では俺も無手で……」

「あっ、俺は無手でも木村さんは使っても良いですよ、以前非公式ですが真剣を持った相手とやった事もあるので」

勿論剣崎のおっさんだ。

するとまた固まる2人。


「いえいえ、流石に木刀や真剣で試合をする動画は、ネットにアップできないので……」

まあ、確かにそうか。

すると伊川さんが門下生の1人に撮影をするように言うと撮影を始める。

カメラに向かって挨拶から入り、俺と摸擬戦をする説明をしていると若い男の子が寄って来て声を掛けた。

「すみません師範、俺にやらせて下さい」

見た感じ普通の男子高校生っぽいけど誰だ?

チラっとエル達の方を見るとリミナとサラキが怪訝な表情をしていた。

よく見るとグレンとエンは笑ってるが他の女子達が男の子を睨んでいる。



エル達に近づいて聞いて見るとエルが口を開いた。

「あの子、リミナちゃんとサラキちゃんの同級生らしいですよ」

話を聞いて見るとどうやらあの男子が、リミナとサラキが居るので声を掛けて来たようだ。

その流れで美緒に声を掛けて軽くあしらわれて次は、リミナとサラキにあしらわれたので武術で良い所を見せたいと……若いなぁ~。


そういう事なら……。

「あっ、何か変な事を考えてる顔ですね」

エルがツッコんで来たのを無視してリミナとサラキに視線を向けて口を開いた。

「なら、2人があいつとやるか、型は覚えたんだろ?」

俺の問に固まった2人は少し間を空けてから頷いて答えた。



伊川さんに2人が同級生の男子と摸擬戦をする事を説明すると……。

「ん~……大丈夫ですか? 彼はあれでも大会で優勝した経験もありますが」

「まあ大丈夫でしょう、大きな怪我は無いと思いますよ、2人は習って3ヶ月は経っていますから」

俺がそう言うと渋々了承してくれた。

2人は私服のまま戦うようでいつでも始められるようだ。



伊川さんが男子に説明している。

「えっ? いや、流石に女の子相手は……怪我しちゃいますよ」

ほう、それなりの自信があるのか。

「大丈夫ですよ、何かあっても君の責任は問わないので」

俺がそう言うと了承してくれた。


「いつも通りやればいいからな」

「いつも通りやったら殺してしまいます」

「ですね、急所は外してやらないと危ないですよ」

2人の言葉に頷いてから口を開いた。

「それが分かってるなら大丈夫だな」

2人はちゃんと現実でも鍛錬をしているようだ。

どれだけできるか楽しみだな。



エルに2人の摸擬戦を撮影するように言い、伊川さんには2人の摸擬戦はこちらで投稿する事を伝える。

「あっ、チャンネル持ってたんですか?」

「いえ、まだありませんが後で、神滅流道場チャンネルを作ります」

「では、今回はコラボと言う事でよろしくお願いします」

「はい、こちらこそよろしくお願いします」

そう言ってお互い握手を交わし、摸擬戦の準備を始めた。



先ずはリミナが出て来て頭を下げる。

「よろしくお願いします」

「よろしくお願いします」

男子も頭を下げお互い礼をして構える。

少し間が空いてから伊川さんが口を開いた。

「はじめっ!!」



ルールは急所攻撃無で他は有りにした。

急所攻撃は間違えると死んでしまうからな。

試合は始まってるが2人供様子を伺っているようで中々動かない。


少し経ってから最初に動いたのはリミナの方だった。

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