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吸血鬼がいく。  作者: あれです。
1章 VRMMO
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38 派生属性。

1時間程で魔力制御を使えるようになったミオーラとアリスナに、魔力と魔法について教える事にした。

並んで立っている2人に向き説明を始める。


「魔力制御ができたなら、次は『性質変化』を覚える」

するとミオーラが質問してきた。

「火とか水に変えるって事?」

その言葉に首を横に振り否定する。

「『性質変化』は魔力その物の性質を変える、柔らかくしたり硬くしたりゴムのように伸ばしたりする事を性質変化って言うんだ」

「じゃあ火や水に変えるのは?」

「それは『属性変化』だな、それが一般的に言われる魔法だ。 『性質変化』と『属性変化』は誰でも出来る。 全ての属性に変える事もできるが得意不得意の属性もある」


そこまで言うとアリスナがハッとして声を上げた。

「はい! 種族特性!」

俺は笑って頷いた。

「そうだ、今でもメニューから見れるだろ?」

2人は頷いてメニューを表示させる。



名前:ミオーラ

年齢:16歳

種族:悪魔族

特性:【眷属召喚】【闇属性】【魔力強化】【飛翔】【聖耐性-】



名前:アリスナ

年齢:12歳

種族:天翼族

特性:【光属性】【聖属性】【飛翔】【魔力強化】【闇耐性-】



「特性の○属性が他の属性よりずば抜けて熟練度が上がりやすいってだけで、他の属性も普通に使えるからな」

「じゃあ私は光と聖が得意って事だね、皆を癒すぞー♪」

するとミオーラが闇はどんな事ができるのか聞いて来た。

「闇属性はさっき言った『性質変化』に特化してる属性で、派生属性が1番多いのも闇だな」

「派生属性?」

アリスナが首を傾げて聞いて来たので纏めて説明した。



各属性の派生属性。


火属性:幻、強化。


水属性:氷、幻。


風属性:音、雷、強化。


土属性:震、木、強化。


光属性:幻、結。


闇属性:影、重、付与、幻、隷、精、強化。



「……とまあこんな感じだが一応、幻でもどこから派生したかで内容は全然違うからな」

光属性からの幻なら視覚的に幻を見せるが、闇属性は相手の意識に直接働きかけ脳内で幻を見せると言った感じで内容が変わって来る。

ちなみに聖属性は回復と浄化ができるが派生はない。



「いいなぁ~! 私も闇使いたい!」

アリスナがそんな事を言い出した。

「さっき言ったろ? 誰でも全属性は使えるって」

そう言うとアリスナはパッと明るい表情になる。


「今言ったのは派生属性ってだけで、それぞれの属性を極めると出来る事は無限にある……が、今は性質変化を覚えようか」

俺の言葉に2人は素直に頷く。

「性質変化ほ基本は馴染ませ性質を変え固定する。 これができれば付与も出来る様になるぞ」

2人は早速性質変化の鍛錬に入った。

俺は俺でやりたい事があるからな。

「ベル、カイ、後は任せたぞ」

「おっけー! ありがとうね」

「おう、自分の子供に魔法を教えるって何か不思議だな」



俺とエルは皆から少し離れた場所へ行き素の状態にする。

さて、ここからが鍛錬の時間だ。

俺は素の状態で壁を拳で殴りつけ、手刀を打ち込み、貫手で指を刺す。

「ミクトさんってドMですか」

「何でそうなる、鍛錬だ」

「見てるこっちが痛いんですが」

「じゃあ見るなよ、ってかお前もやれ、格闘技をメインにするんだろ?」

「うっ……ハードルが高い」

「魔力で固めてやるのも良いが、素の状態でやっとけば更に硬い魔物と出会っても倒せるようになる」

「わたし【再生】持って無いんですけど?」

「魔法で回復させればいいだろ」

現実じゃ怪我して治るまで何もできないが、ここならポーションや魔法で治せる。

「……分かりました」

そう言って隣で始めたエルを横目に自然と笑みが零れる。




最初エルは拳だけを打ち込んで、痛みに慣れた頃から手刀や貫手をするようになり、手がボロボロになると魔法で治してまた始める。


1週間程続けているとやっと素の状態でも少しずつ掘れるようになり、1月経った頃には手に傷は付かない様になっていて、蹴りでも掘る様になっていた。


ベル達は2週間前、先に道場へ帰った。

ミオーラとアリスナは性質変化を問題無く使えるようになり、飽きたみたいで先に帰る事にしたようだ。



俺とエルは1月後にやっと鉱山から出て宿へと戻り食堂で飯を食っていた。


「大分鍛錬できたし鉱石も集まったから、これで武器を作れるな」

「ですね、自分でもビックリですけど、まさか素手で掘れるようになるなんて思ってなかったですよ」

飯を食いながらそんな話をしていると後ろから声を掛けられる。

「はっ!? 貴方達素手で掘ってたんですか!?」

振り向くとトレイを持った店主のリリムが驚いた顔をして立っていた。

「そうなんですよ~、ミクトさんがこれも鍛錬だと言ってやらされてたんです……この綺麗な手が凶器に変わるまで……」

「お前も後半は嬉々としてやってただろうが」

俺の言葉にエルは頭に手を当てて照れていた。

「死神さんはやっぱおかしいんですね」

「これでおかしいなんて思っちゃだめですよ? もっと異常な事をやってますから」

「えっ? どんな事ですか?」

そう言ってリリムはトレイをテーブルに置き、空いている席に座り出した。

「仕事しろよ」

「大丈夫です、今は客少ないので……で? どんな事をやってたんですか?」

「ミクトさんはね……」

とそんな話で2人は盛り上がり出す中、俺は明日からの事を考えていた。



今回の採掘で鉄や銀等の鉱石が結構集まったから道場に帰ったら当分は武器作りかな、少しだがミスリルも掘れたし、これは何に使うかはまだ決めていない。

ああそう言えば、鉱山に籠っている間にログアウトした時、母さんから連絡が来て明日会いに来ると言われた。

それが現実で今日の昼頃になる。

また結婚しろとか言われるのか……結婚なんかする気無いって何度も言ってるんだがなぁ。



そんな事を考えていると一瞬、ドクンッと世界が二重に見えた。


何だ今のは? 疲れか?

するとエルとリリムもキョロキョロしていた。

「今視界が二重に見えた?」

「うんうん、私も見えた……バグかな?」

俺だけじゃなくて2人もそう見えたのか、って事はバグだな。


その後、風呂に入りさっさと準備をしてベッドで眠りに入った。

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