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吸血鬼がいく。  作者: あれです。
1章 VRMMO
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26 入門者?

グレンは後日道場に来ると言ってその場で別れ、センキと一緒に道場へと帰った。

帰る途中、走りながらセンキにどうしてたのか聞くと。


「現実の仕事が忙しくて大変でした」

「そう言えば仕事は聞いてなかったな?」

「解体屋をしてます」

建物を取り壊す時の作業員か。

「身体を使う仕事なら、教えた事は役にたってるか?」

センキは頷いてから答えた。

「壊す時や物を運ぶ時等、基本身体を使うんで教えて貰った事は全部役に立ってますよ、偶に変なのが居る時にも」

現場仕事で絡まれる奴は絡まれるからな。



そんな話をしていると道場に到着し本堂へ入ると、リビングでみんながワイワイ喋っていた。

俺達に気づいたベルが声を上げる。

「お帰りー、お疲れ様です。 センも久しぶり、相変わらずデカいね!」

「おうただいま、みんなまだ起きてたのか」

「お久しぶりですベルさん、カイさん」

『おかえりなさい、お疲れ様です!』

「みんなただいま、何してんの?」

何やらみんな固まってワイワイやってたが。


するとエルが答えてくれた。

「編集した動画を掲示板に上げて、その反応を見てました」

宣伝動画か。



ソファに座って様子を聞いてみると凄い反響があるみたいだ。

宣伝は上手く行ったかな。

するとベルから、明日からちょっと大変な事になりそうとも言われた。



どうやら物凄い数の人が押し寄せる可能性があると。

俺はそんなに来るか? と思ったが、皆は確実に2、30人は来ると言っている。

明日はその対応に追われるだろうから覚悟するようにって……まあ何とかなるだろ。

ネオワールドで店をやった事もあるし、変なのが来たら光になって貰えばいいだろ。



先に帰ったオーリがお祝いの料理を作ってくれて、皆で乾杯をし宴をしてから風呂に入って寝る準備をすると、ダルからボイスチャットがかかってきた。


「おう、どうした? こんな時間に」

『すいません師匠、急いで連絡した方が良いと思いまして』

「何か問題か?」

『はい……帝国が動きそうです』

はぁ~、そうなるのか。

「何処に?」

『帝国の北にある、ロイット公国です』

「なんでまたそこなんだ? いや、今は話さなくていい……お前じゃ止められないよな?」

『あぁ~……無理ですね、そこまで深い繋がりは無いので』

そうだよね、騎士団にちょっと教えてただけだしな。


「まあ、今回の事にダルは関係ないだろ、槍をちょっと教えただけで流石に戦争を仕掛けないだろうから気にすんなよ」

『……はい……ありがとうございます』

もしかしてこいつ泣いてるのか? ……あぁ、責任を感じてたのか。

ダルは馬鹿だが良い奴なんだよな。



ダルにはさっさと女を連れて道場に来いと言い、ボイスチャットを切って眠りに入った。

目が覚めると日の出前でいつものように準備をして朝練をこなす。

みんなも途中から参加する。



朝食の時間にみんなへ報告しておく。

「昨日の夜ダルから連絡があり、帝国が動くそうだ」

するとカイが真っ先に口を開く。

「何処に?」

「帝国の北にあるロイット公国って所らしい」

するとカイは顎に手をやり何やら考え始めた。

今度はエルが聞いて来る。

「戦争ですか?」

頷きだけで答えた。



皆が静かになって空気が微妙な雰囲気になる。

黙って聞いていたベルが口を開いた。

「帝国って確かセカドの北にある山を越えた所だよね?」

「ああ、あの山からこっちは中立地域らしいからな」

ベルは次にカイへと話を振った。

「カイはどう思う?」

暫く考え込んでいたカイが顔を上げて話始めた。


「何も情報は無いから何とも言えないが、ここ100年以内に戦争は起きて無いからおそらく統治者が変わった? もしくは裏で糸を引いてる奴がいるって所かな?」

ん?

「何でお前がそんなに詳しいんだ? 戦争が起きてないって」

「当然調べたからだ、俺は小説家だぞ?」

そう言ってニヤッと笑った。

なるほど……ネットで調べたのかな?



するとリミナとサラキが目を輝かせ。

「カイさん小説家なんですか!?」

「どんな小説を書いてるんすか!?」

「ああ、『○に転生』シリーズとか、『音無し探偵』シリーズかな」

そこからは更にうるさくなった。

2人は読んだ事のある小説を書いた人が、目の前に居る事にテンションがおかしい事になっている。




食後の休憩をしていると、先に門へ見に行ったソウエンからチャットが届いた。

『正門へ早く来てください、人が多すぎて対応できません!』

やっぱそうなったか。


「おーいみんな、人が多いらしいので対応手伝ってくれ」

『はい!』

「行きましょう」

「やりますか」

「私とアリスナは待ってる」

「いってらっしゃい!!」



ミオーラとアリスナを残し皆で内門を出て正門へ行くと、思った程騒がしくなっていなかった。

門の前に立って人が入らないようにしているソウエンが見える。


「ソウエン悪いな……多すぎだろ」

「師匠、どうします?」

疲れた顔でソウエンが聞いて来る。

「それにしても結構静かに待ってるんだな」

「あの人達のおかげです」

ソウエンが指を指示した方を見るとグレンが数人の男女で人を纏めていた。



グレンに近づき声を掛ける。

「ようグレン、昨日の今日でもう来たのか?」

グレンが振り返ると顔が明るくなった。

「おう! 門下生数人と弟子を連れて来たぞ、聞いたら道場都市なんてもんを作ったって言うからよ、来ない訳にはいかないだろ」

そう言えば、道場を建てようかと言ってたな。

「お前が纏めてくれて助かったよ、サンキューな」

「気にすんな、静かに待てない奴は俺が斬ってやろうと言えば黙ったからな」

はは、お前の威厳で言われたら普通の奴はそうなるか。



俺は少し離れてから集まった人達が見える場所に土魔法で高台を作り、上って見渡す。


マジで何人いるんだよ……。

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