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きっと君だから  作者: み。
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春のブレザーからシャツにベスト。

駅の広告看板は桜が色とりどりに舞い散るビールの看板から某人気女優のお姉さんへと姿を変え、少しの肌寒さを残して夏の兆しを見せていた。


私この高校の合服好きなんだー。

チェックのスカートにリボン。


私はネクタイの方が大人っぽく見えるから好き。

みかはリボンが似合うからいいよね。

私に可愛いは無理だから大人っぽくなれたらいいな。


どうせ私はまだまだ子供だもん…


そうそう。みかはまだまだ子供だね。

でも胸は私よりあるよねー。

胸に養分取られたから身長伸びなかったのかなー?

悪い胸だねーほんとに!!!


じゅんちゃん朝からエロジジイだよ。


じゅんちゃん今日帰り途中までしか一緒に帰れないんだ…予定があって。


ん?今日バイトの日だった?


今日は入ってないよ。ちょっと予定が入ったの。この駅までは一緒に帰るよ。

…髪型可愛いのしてほしいな。


そっか、わかった。私が頑張ってみかが可愛いく見えるようにしてあげる。


昨日いっくんから「会って話がしたい」と連絡があった。

私はこの時すごく舞い上がっていたと思う。


わぁー会える!!どうしよう…

これってデートかな?

久々すぎて緊張する。


私はこの夜あまり眠れなかった。


私達は放課後駅から少し離れた公園で待ち合わせをした。

いっくんは普段この駅を使わないのにわざわざ合わせて来てくれたことに私はすごく嬉しかった。


お互いが違う制服を着ていて、少し雰囲気が変わったのかな…

たった数ヶ月会わなかっただけなのにすごく大人っぽく見えた。


…やっぱりいっくんはかっこいいな。

中学生の時はずっと隣にいたのに少し離れて歩く距離が会えない時間が長かったことを教えてくれる。

緊張しすぎて少し気まずい…。


会うの久しぶりすぎて何から話せばいいかわからない。元気にしてた?


いっくんから話しかけてくれた。


私は見ての通り元気だよ。









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