友想
桜が淡く美しく散りばめいた。
私の横にはじゅんちゃんがいて、学校でも新しい友達が増えていく。
クラスの子達は明るくて少し奥手な私を引っ張って輪に入れてくれる。
ファッション雑誌を見たり、一緒にどこかへ遊びに行ったり、一つ一つが宝石のようにキラキラと高校生活が輝き始めていた。
最初の会話はやっぱり恋の話。
この人好きだったなー。
今の彼氏がね…
聞いて!!喧嘩したー。
みんなたくさん恋をしたいる。
みんなが私の初恋が叶っていいなーと言ってくれる。
私は照れて"うん"と返事をする。
だけどね…
スマホを見ても連絡がこなくなってきたんだよね。
きっと"大丈夫"だよとたくさん自分に言い聞かせる。
だけど不安でいっぱい…
学校の帰りに最寄り駅でじゅんちゃんと一緒にけいくんに会った。
じゅんちゃん、みか会いたかったよー。
たった1ヶ月会っていなかっただけなのに感動の再会かのように喜ぶけいくん。
大袈裟だなっと笑いながらかけよる
私達二人も会えて嬉しかった。
けいくんの学校と私達の通っている学校は逆方向。
駅は同じでも部活で忙しいけいくんとは会うことがあまりない。
少し前まで同じ学校の制服を着ていたのになんだか変な感じがする。
制服が違うだけでこんなに違うように見えるんだ…
ねぇ甘いもの食べたい。
私も食べたいなー ◯◯ドのアップルパイが食べたい。
太るぞー?太るぞー?
青春を太って過ごすのか?
女子二人に太るとか言わないの!!
え、女子だったのか?
可愛い女子がスカート履いてるのにひどい!!
アップルパイ買ってくれないともうけいと遊んだりしないから!!
え、本気?冗談じゃん。
じゅんちゃんと目が合い
…じゅんちゃんが嫌なら私も遊ばない。
う…二人がいないと俺寂しくて死ぬ!!
いや俺本気で泣くよ?
アップルパイ買うから一緒にいて!!
みかやったねー!!!!
じゅんちゃんが意地悪するから。
冗談だとか最初からわかってる。
こんな冗談でさえ本気で付き合ってくれて、
"友達"という私達を大切にしてくれるけいくんが私は大好き。
アップルパイ2つお願いします。
私ポテトも食べたい。
みかとわけるからお願い!!
いつもそうだよなー。いいけど。
飲み物はみかも私も炭酸は無理だからね!!
…はい。
このやり取りも中学生の時から変わらない。
アップルパイを食べながらけいくんの話を聞いた。
俺スポーツ推薦で進学したじゃん?男子校に。
結構強い学校でサッカー好きだし本気でやりたかったから入れてよかったんだ。
たださ…女子がいない!!!!
もう可愛い生き物見ないと心が荒む。
野郎みても華がない。癒されない。
友達もできてそれなりに楽しいけど無理。
女子不足の現実に泣けてくる。
恋がしたいとかじゃないんだよ…
二人見ててホワーンとした癒しが男子校にはない。
男子校生徒の特有の悩みなのかな?
じゃんちゃんは途中から話を聞かずスマホをいじりだしていた。
私達が癒しかどうかわからないけど中学卒業して周りがガラッと変わると結構寂しいよね。
私もじゅんちゃんがいなかったら毎日泣いてると思う。
色々不安も出てくるよね。
私みか見てるので忙しいからある意味充実している。
なんなら毎日観察日記が書けると思う。キリ
私もそうだけど顔知ってる友達が近くにいるのといないとでは違うと思う。
こうやって中学一緒だった人と会って遊んだりできるっていいよね…
また他の子にも会いたいなー
近くに住んでてもなかなか会えたりしないね。
あ、話してるとやっぱ寂しくなる。
みかには毎日私がいるから!!
俺にだって連絡してくれてもいいから。
卒業式の時みたいに一緒に泣いてやる!!
私と友達になってくれてありがとう。
大事にしてくれてありがとう。