おとこの娘枠
この小説はBLではございませんのでご安心ください←
「共通言語は、Ⅰ〜Ⅴ段階に分かれていて、共通言語理解Ⅰがあればとりあえず日本でいう中学英語くらいのことは話せるようになる。
共通言語理解Ⅱをとれば日常会話で困ることはないだろう。2、3ヶ月ほどこの環境で過ごせば取得できるはずだ。
ちなみに共通言語理解Ⅲからは文字の習得が必要で、専門的な話もできるようになる。」
「外国語を習得するにしたがって1番良いのは現地に赴くことだ。というわけで、明日から俺たちは3:2:2に分かれてこの街の港にある3つの入国審査所で働くぞ。
普通の住民はアルテミアス語を使っているからな。」
「じゃあグループ分けだがーー俺と奏多、煉と悠真、かえちゃんと天ちゃんと築島ちゃんで!」
え?このチャラ男自分だけ女の子と組んでやがる。ずるい。...とりあえず理由聞いてみるか、と思ったら築島さんが聞いてて、
「どういう理由でこの分け方?」
「んー、男女で分けて、あとまあ俺は喋れるから年齢を考慮したらこうなったんだが...」
「ん?男女?律さん男ですよね?」
「男だけど....あー、奏多は男だぞ。そうは見えないが。
俺はさっき王様が男4人女3人って言ってたの聞いてたから分かったが初見だったら確かに女の子にしか見え「「ええええっ」」
ーー反応遅っ!?
女にか見えないってよ、奏多?」
「僕は男ですっ。身長伸ばすために牛乳のんで筋肉つけるために毎日走ってるのに...なんで女子と間違えられるんだろ...」
「うーん、髪型変えたら...いや、髪は十分短かった。もう才能だろ、諦めて女になりなよ?」
あ、しまった。思ったまま口に出てしまった。
「絶対嫌です!1年後までに律さんとは言わないですけど悠真さんくらいの身長にはなるますからねっ」
「お、おう...頑張れ」
胸ぐら掴まれてドキッとするとは...不覚...
いや、俺は目覚めてないぞ。こいつ見た目完全に女の子だしノーカンだろ、ノーカン。
「じゃあ、今日はこれで終わりってことで!
部屋は、とりあえず今日は女子部屋と男子部屋しかないそうだ。
1週間後には勇者7人で住む家がもらえて、個室は貰えるそうだ。
自分の家が欲しくなったら自分で稼いで買えとのこと。」
俺たちがぎゃーぎゃー言ってると、律が締めた。
ちっ...大部屋かよ。そーゆーイベントが起こらなさそうだな。
それに、勇者の家って...自分の家が欲しかった気もするが...
まあ、シェアハウスもいいな!なんか楽しそう!
ただ...召喚したあとから用意するってどうなんだ?
ヒロインは、もうちょっとしたら出てきます。多分。
奏多は、戸塚さん枠