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やっと望みの異世界転生!なのに...なぜ!  作者: 墨染 七奈
第1章 召喚と冒険準備編
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プロローグ

俺は一条悠真、高校2年17歳一人っ子男、身長は170.3センチ(よっしゃ170達成!)、今は12月、そろそろ冬休みである。


なのでそろそろ本気で受験モードに入らないと。

せっかく県内有数の進学高にはいったんだし。


俺は特に特徴はない。うん。自分で言ってて悲しい。中学までは市立に通ってて、運動、芸術はそこそこだったけど、勉強は学年でトップクラスだった。でも本物の天才っていうのには敵わないって高校入ってよく分かった。

あいつらやばいんだ、単に頭いいのに加えてミスしないし。なんで地元の高校に来たのか聞いたらどっちにしろT大入れるからとか言ってるし。もう高校来る意味!一応60人くらい落ちてんだぞ。


でも救いはぼっちではないことかな、ちょっとだけど語り合う同志がいるし。中学の時はそんな同志いなかったしなんなら馬鹿にされてたまである。高校入って誰にも馬鹿にされないどころかむしろ同志が出来てびっくり。頑張って勉強した甲斐、なくはなかったかな。

唯一の特徴がぼっちとか絶対嫌だけど、高校入ってそれは抜け出せたわけだし。


それにしても、毎日、

起床→学校→部活→塾→就寝

しかしてない気がする。

休みの日は部活部活部活だな。

毎日がつまらん。

いや、まあ部活は楽しいんだ、バトミントンやってる間は悩みなんか忘れてしまうし。

けどなんかな〜2年目にしてそろそろ飽きがまわってきてるんだよな。

癖も何もかも知り尽くしてる奴が相手だし、相手もこっちの癖を知った上でやってるし。

ま、ここまで来たからには引退までやるけどさ。


はああ〜...

なんか能力とかに覚醒しないかな〜。

それでかっこよく敵を倒して出世して...歴史に名を残す人物になりたい...ヒーロー...英雄...はあ.....

後世まで伝わるような!かっこいいヒーローに!なりたいなあ〜....



なんでこんなこと考えてるかというと。

さっきまで塾に遅れまいと自転車飛ばしていたけど、開かずと言われる踏切にかかって遅刻が確定したからである。

つまるところ現実逃避。

部活後にもたもたしすぎた。

やらかした。

ちなみに塾は遅刻すると追加テストがあって、合格するまで帰れない。完答が求められる上に時間までにできなかったら宿題になる。


あぁー帰ったら夜更かししてでもなんか読もうかな。異世界転生モノを。

最近異世界要素が不足してるし...

いや、異世界要素ってなんだ。

まあ、なんでもいいか。

何読もうかな〜。

なろうっていいよな、無料でいくらでもよめるし。

学生に優しいと思う。

うーん...槍の○者の続き更新してあるかなー♪


あ、踏切開いた。まあ俺サボる勇気もないし塾行くんだけどね。

特に将来やりたいことないけど、大学は行きたいし。国立で。親にそんな迷惑かけやくないから浪人もあんましたくない。

一人っ子ってことでお金は出してやるとか言われて、いや、大学行きたくないですとか言えないし言う気もないし。

それに俺としても今まで勉強した分がおじゃんになったらそれはそれで嫌だし。

あーあーーじゃあ来年は勉強かー勉強の一年だなーやだなーー。


やっぱ異世界だな。

異世界行きたーい。

神サーマいるんなら異世界行きたいでーす。

それで英雄とかになりたーっっ!?


んんん?


俺は車が猛スピードでこっちに突っ込んで来てるのに気づいてーーそのまま意識を失った。


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